鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

新体制報道

2007年01月30日 | Weblog
鹿島10冠へ背番7人変更、第3世代中核に
鹿島が10冠達成へ、第3世代をチームの中核に据える。29日、チームが始動し、新体制発表を行った。大きな変化は背番号に表れた。本田、名良橋ら栄光時代を知るベテランが去るなど伝統の背番号が空位となっていたが、7つもの背番号変更が発表。いずれも期待の若手選手がレギュラー格の番号に昇格した。
 昨年20番のDF内田は同じ右サイドバックの名良橋の2番を継承した。名良橋がクラブに直談判し「篤人(内田)に付けさせてください。本人が嫌と言っても」と後継者に指名。経緯を聞いた内田は「ナラさんの後でふさわしいと言われないと」と使命感を見せた。
 内田だけでなく、メッシーナMF小笠原がつけていた8番はMF野沢に、かつてのエースFW黒崎(現新潟コーチ)がつけていた9番はFW田代に任命された。鈴木強化部長は「名良橋、本田が抜け、次の世代の小笠原、中田浩もいなくなり、第3世代にシフトしている。若手の日本人が一皮むければ」と願いを託す。
 折良く就任するオリベイラ監督は若手育成に自信を持つ。僕のキャリアを見れば若い人が必ず台頭している。カカ(ACミラン)マルセロ、ロビーニョ(Rマドリード)とかね」とかつての教え子を例に出した。若手がチームの先頭に立った時、鹿島に黄金時代が再来する。
【広重竜太郎】
[2007年1月30日7時56分 紙面から]

イッキ12冠だ!オリヴェイラ新監督がジーコ主義の継承断言

“世界一”の経験を持つオリヴェイラ新監督。鹿島について事前取材をしてきた紳士的な探求派だ(撮影・財満朝則)
 鹿島が29日、鹿嶋市のクラブハウスで新体制発表を行った。00年にコリンチャンス(ブラジル)をクラブ世界一に導いたオズワルド・オリヴェイラ新監督(56)は、選手の個性を生かす“ジーコ・イズム”の継承と3冠奪取を宣言。監督と選手を含め外国人スタッフを初めて総入れ替えする大改革を断行した名門が逆襲を始める。

 チームの指針を表明したオリヴェイラ監督は“ジーコ・イズム”の継承をきっちり口にした。
 「個人では何もできない。選手、スタッフとしっかりコミュニケーションを取ることが大事。選手を気持ちよくピッチに送り出して、最大限の長所を出し切れるようなチームにしたい」
 新指揮官は“神様”の教えと同じ。鹿島の伝統でもある個性を生かしたチームを目指すことを強調した。
 9冠目を決めた02年のナビスコ杯優勝から4シーズン無冠。チームは改革をテーマに監督と選手を含め外国人スタッフを初めて総入れ替えし、7選手の背番号を変更した。オリヴェイラ監督は名門復活の課題として「チームは長年タイトルから遠ざかっている。勝つにはどうしたらいいのか、勝ちグセみたいなものを植えつけていきたい」失われつつある『勝者のメンタリティー』を取り戻すことを掲げた。
 新監督はすでにチームを知り尽くしている。ドイツW杯日本代表監督で、トルコリーグ・フェネルバチェのジーコ監督や前監督のアウトゥオリ氏、元ブラジル代表DFジョルジーニョ氏らかつて鹿島に在籍した歴代の監督や選手を取材してきた。「いろいろな人から話を聞いた」と勤勉な姿勢を示し、選手とチームの長所&短所など、アドバイスも受けている。チームはきょう30日に始動と他クラブより遅いスタートとなるが、新チームのイメージはできつつあり、遅れはない。
 「10冠だけじゃなく、11、12冠目を狙う」
 世界一を経験した名将の下、鹿島が名門らしさを復活させる。
(千葉友寛)

鹿島新体制発表「栄光取り戻したい」

新体制発表会見で並んだ(左から)ダニーロ、オリベイラ監督、ファボン、マルキーニョス
 鹿島はクラブハウスで今季の新体制と新外国人選手の入団を発表。チームは02年からタイトルがなく9冠で足踏み状態だが、オリベイラ新監督は「まずは勝ちぐせを付け、10冠と言わず、どんどんタイトルを狙って、鹿島の栄光を取り戻したい」と意気込みを語った。また、DFファボン、MFダニーロ、FWマルキーニョスのブラジル3選手も「タイトルを獲りに来た」と名門復活に向け声をそろえた。
[ 2007年01月30日付 紙面記事 ]

若手育成定評オリヴェイラ新監督、鹿島から第2のカカ生み出す
 名将が名門再生に着手する。鹿島は29日、クラブハウスで新体制を発表。オズワルド・オリヴェイラ新監督(56)はMFカカ(ACミラン)らを育てた手腕でリーグ、ナビスコ杯、天皇杯の3冠奪取を誓った。
 「失った勝者のメンタリティーを植え付けて10冠とはいわず、11、12冠と取れるタイトルは全部取る」指揮官は自らFWカカ、ロビーニョ、DFマルセロ(ともにレアル・マドリード)を育てた実績を披露し、自信満々に言い切った。
 選手育成の秘けつは、カウンセリングにあるという。「いかに選手を気持ち良く、試合、練習に送り出せるか。それには対話が大事。(選手を知ることで)長所を伸ばせる」全選手と面談する可能性もあり、名将が「第2のカカ」発掘、チーム強化を敢行する。
 「まずは、話して選手の気持ちを高めること。そこがスタートになる。しっかりコミュニケーションを取る」10冠に王手をかけながら、4年間も足踏み状態が続いている鹿島を一流の指導法で生き返らせる。
(2007年1月30日06時06分 スポーツ報知)


日刊は新監督や新外国人ではなく、日本人についてのコメントを報じている。
名良橋の篤人指名とその受け答えは嬉しいところであるが、右サイドバック専門職が篤人以外にいない以上、継承は明らかであったはず。
エースストライカー番号9を黒崎からというところに、鈴木隆行・平瀬の悲哀が心を浸す。
が、二人とも日本代表に名を連ねたストライカーであったことは紛れもない事実である。
黒崎から始まる9番は、日本を代表するストライカーへの第一歩なのである。


サンスポには悲しい現実失われつつある『勝者のメンタリティー』についてのコメントが載った。
特に昨季中盤に目先のタイトルを得んが為に失った代償はあまりにも大きかったと言える。
必ず勝つ。
このマインドを、スピリッツを、再び取り戻すことが寛容。
それを既に新指揮官が認識していることは心強い。
タイトル全てを獲ろうと言う彼のコメントも言霊となって後押ししよう。


報知のカカを生み出す報道は行き過ぎの感有り。
とはいえ、昨季より若手の起用が目立ち、終盤には結果も付いてきている。
無理矢理な若返りは肯定しかねるが、昨季は徐々に切り替わっていった。
何も若ければ全て良いわけではないのである。
起用された試合に於いては、年齢や実績は無関係で勝敗に関するプレイだけが重要なのである。
レギュラーナンバーに昇格した篤人・野沢・田代は年齢ではなくチームへの貢献が評価されたのである。
続く誓志・青木・中後・興梠には発奮が必要である。
西田敏行扮する義理の父やギバちゃん演じる頭取にオンブに抱っこでは解決せぬ。
浪花節や技術論では予算は取れないということなのだ。
第一、キムタクは北大路欣也にそれこそ役者不足ではないか。
同じ原作者のドラマ「白い巨塔」に比べて軽い事は否めない。
つまり、「役者」が「プレイヤー」が重要なのである。