鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

ファボンとダニーロ

2007年01月26日 | Weblog
週間サッカーマガジン2・6号(1/23発売)のファボンとダニーロの記事である。
ファボン
「~~読みよりガツッと当たってから守備に入るので、ワンツーや切り返しへの対応が遅い。スピードのあるチームとの対戦では、苦労するかも知れない」
ダニーロ
「~~視野は広く、チャンスは作るがプレースピードは遅く、生かしきれないことも。左足のシュートには切れがあるが、右足には大きな期待は出来ない。献身的に下がってボランチのように体を張った守備をするが、、”それは役割じゃないでしょう?”と思わせることもしばしば。ファボン以上にJリーグの速さへの順応に悩むのでは、と心配する声も…」
なんともネガティブこの上ない。
2005年クラブ選手権決勝において、ファボンの当たりは強く、屈強さを見せつけた。
このプレイに関しては、Jのジャッジに合うかどうか懸念している。
Jに於いては倒れた者勝ちである(除く本山)。
FWが倒れればDFのファール、DFが倒れればFWのファール。
何度泣かされたことか。
柳沢敦が乗り切れないのもここに理由がある。
日本代表が世界で勝てないこともここに起因する。
ここを治さねば、日本人の成功は無いであろう。
そこだけが気がかりなだけで、リヴァプールを完封したCBに不安はない。
ダニーロについては、サンパウロが守備的な戦術を採り、且つ早い時間に先制したため見せ場が少なかった。
また、ボランチのミネイロが鬼神の働きをしたため、霞んで見えたことも事実である。
だが、数少ないボールタッチの場面では高い技術も戦術眼も垣間見せていた。
評判通り、レオナルドやロナウジーニョのような10番ではない。
攻撃的な左利きの中盤としての背番号なのである。
かつて、広島カープの西田真二が「自分は4番目の打者です」と四番を任されながら語ったことと同義である。
その男に対し、”それは役割じゃないでしょう?”とはこれ如何に。
まさに昨季終盤のFSが担っていた役割にピタッとハマるではないか。
つまり、昨季に於いて欠けていたピースが埋まる助っ人と言えよう。
文責は、本文オズワルド・オリヴェイラ監督の記事を書いた向笠直氏なのであろうか。
今季終了時には、彼の検分が正しかったのかどうか、そしてサッカー記者としての価値があるのかどうかが周知となろう。
今は、実際のプレイを待つだけである。