鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

Fマリノス戦報道

2006年09月21日 | Weblog
朝日
柳沢、頭で貴重なゴール 鹿島負けても決勝へ
 鹿島を決勝に導いたのは柳沢だった。後半32分のFK。ゴールからやや離れた場所に位置取り、相手マークの気をそらす。弧を描いた右クロスに走り込み、頭で合わせた。この1点が貴重なアウエーゴールとなった。
 29歳。W杯ドイツ大会で再三の決定機を外し、一気に下降線をたどっていた。リーグ戦は16日の清水戦で先発落ちを味わった。この夜も、得点場面を除けば全くさえなかった。前半は絶好のクロスを合わせ損ない、後半は大きすぎるトラップで決定機をつぶしていた。
 それでも最後に、FWに最も大切な「ゴール」という結果を出した。試合後、鳴りやまない柳沢コールの中、インタビューで答えた。「ずっと応援してもらっていたのに期待に応えられなかった。絶対に、タイトルを取ります」
 02年にナビスコ杯を制覇して以来、主要タイトルから遠ざかる鹿島。チームでは急速に世代交代が進んでいる。その波に懸命にあらがう柳沢。このゴールで一息ついていられないことは、本人が一番、自覚している。

讀賣
鹿島、アウエーゴール差で決勝進出…柳沢久々の得点

 横浜M2―1鹿島(サッカー・ナビスコ杯=20日)――試合中、鹿島のサポーターからはプレーに関係ない時にも「柳沢」のコールが起こった。
 8月19日の浦和とのリーグ戦以来、得点のないエースに対しては、最近では味方サポーターからブーイングが起こることも。繰り返されるコールには、「応援」だけではない「叱咤(しった)」の意味も含まれていた。
 この日の動きも本来のものではなかった。松田、中沢といった強力なDF陣に押し出されるようにサイドに流れたり、下がってボールを触ろうとする姿が目立った。
 だが77分、好機が訪れる。フェルナンドのFKに対し、DFラインの裏にフリーで飛び出して頭でコースを変える技ありの同点ゴール。「後半、相手が選手交代して自分へのマークがずれていた」というわずかなスキを逃さなかった。
 結局、この試合は敗れ、2試合合計でも2―2で並んだが、アウエーでの得点が重視されるアウエーゴール方式のため、鹿島が決勝に進出。柳沢のゴールには文字通り「1点以上」の価値があった。久々の得点に「なかなか声援に応えられなかったから本当にうれしい」と笑顔を見せた。
 「この大会にも優勝し、リーグ戦もあきらめずに戦っていきたい」とアウトゥオリ監督。10個目のタイトルを狙うチームにとって、点取り屋の完全復活は絶対に欠かせない。(内田守俊)
(2006年9月20日23時54分 読売新聞)

ニッカン
鹿島10冠へ柳沢が千金ヘッド/ナビスコ杯

 鹿島は横浜に1-2で敗れたが、FW柳沢敦(29)が値千金のヘディングシュートを決めて、2試合合計得点2-2とし、アウエーゴール数で横浜を上回り3年ぶりに決勝進出。J初の10冠に王手をかけた。
 右拳を振り抜き、それまでのモヤモヤを吹き飛ばした。相手に先制されて迎えた後半32分。右タッチライン際からMFフェルナンドが左足でFKを放り込んだ。柳沢はフェイントを入れず、落下地点へ一直線に走った。1分前に、相手1人が交代したため、セットプレー時のマークの確認ができていないことを察知していた。簡単にマーカーを振り切り、頭でゴール左隅を狙ってたたいた。低迷ムードのチームを生き返らせる値千金のゴールを入れた。
 「試合に出てタイトルを取って、いい経験をして僕は成長してきた。その中で自信が付くもの。若手のためにもタイトルを取りたい」。この日、出場したメンバーの中では唯一、鹿島が過去獲得した全9冠にかかわった。自身はチームで経験を積んで、代表にも呼ばれ、2度のW杯を経験した。その恩返しとして、まだ優勝を経験していない若手にも優勝の喜びを味わわせたい。その一念で決めたゴールでもあった。
 今季からルールが変わり、2試合の得点合計が並んだ場合、アウエーゴール数の多いチームが次に進むことになった。鹿島はホームで1-0で勝っており、この日1点取れば、3失点しない以上決勝に進むことができる。それを試合前日に全員で確認。柳沢の得点は実質、2点に値するものだった。「1戦目を含めて2試合で結果を出したかった」と、チームを決勝に導いた殊勲ゴールに満足した。
 オシム体制になって1度も代表に呼ばれていない。現段階ではオシム構想60人にも入っていない。しかし「代表への思いは、サッカー選手である以上持ち続けます」。ここへきて、W杯戦友・高原や中田浩二、稲本らがそれぞれのチームで結果を残している。古い井戸とは言わせない。柳沢が、J初の10冠とともに、代表へ返り咲く。【盧載鎭】
[2006年9月21日8時50分 紙面から]

サンスポ
ヤナギ救った!鹿島10冠まであと1勝…ナビスコカップ

 勝利の味を何度もかみしめてきた男が、鹿島10冠への扉を開いた。FW柳沢だ。1点を追う後半32分、MFフェルナンドの右FKに鋭く反応。滑り込みながら、頭で同点に追いつく値千金弾を沈めた。
 「自分自身が本当にうれしかったです。なかなか得点できず、決まってくれてよかった」。その後に勝ち越しを許して試合は1-2で敗れた。2戦合計2-2(ホームでの第1戦は1-0)ながら、今季から採用されたアウエーゴール2倍の新ルールで決勝進出。最高の舞台に導く一撃に柳沢は白い歯をみせた。
 鹿島はリーグ4度、ナビスコ杯3度、天皇杯2度とJ最多9つのタイトルを誇る。柳沢はそのすべての歓喜に立ち会ってきた。セリエA挑戦前に置き土産とした02年ナビスコ杯以来、チームは3年間タイトルから遠ざかっている。「自分がいる限りタイトルを目指している。絶対取る」と請負人の自負がある。
 前戦16日のリーグ戦・清水戦はベンチスタート。アウトゥオリ監督は「価値を考え、この試合を優先した。連戦の疲労を考えての作戦」と温存策だったことを試合後に明かした。90分間でわずか1本のシュートを決勝の舞台・国立への切符に変えた。
 A代表の大熊コーチが視察した一戦。「また青いユニホームが着たいと思う」と日本代表への復帰願望も明かした背番号13。まずは自身不在の3年間遠ざかっていたタイトルをもたらし、前人未到の10冠を打ち立てる。
(後藤茂樹)
◆10冠に王手をかけた鹿島DF岩政
「決勝進出の実感はまだない。きょうチームの出来がよくなかった分、修正しないといけない」

スポニチ
柳沢千金アウエー弾で鹿島王手

 【鹿島1―2横浜】鹿島に決勝切符をたぐり寄せたのは不振にあえいでいた柳沢だった。0―1で迎えた後半32分、FKを頭で押し込んだ。終盤に1点を勝ち越されたが、アウエーで奪ったこの1点が効いた。「チーム内のミスが多かったけど、みんなが持ち直そうとした結果」と喜んだ。
 期するものがあった。W杯後は公式戦1ゴールと調子を落とし、16日の清水戦では先発から外された。アウトゥオリ監督からは直接「(横浜戦では)やるべきことをやってもらう」とエースの仕事を要求されていた。厳しいながらも、温かいその期待に応えたかった。
 96年に入団して以降、獲得した9つのタイトルをすべて経験した。黄金時代を築いた男の「試合に勝ち抜く精神力」が大事な場面で生きた。「決勝で負けるのは、一番つらい」。10冠達成への強い思いと、もう1つ。「青いユニホームを着たい」。掲げる目標に向けて柳沢が加速する。
[ 2006年09月21日付 紙面記事 ]

報知
柳沢千金ヘッド!鹿島10冠王手…ナビスコ杯準決勝第2戦

 ◆ナビスコ杯準決勝第2戦 横浜M2―1鹿島(20日・日産スタジアム) 鹿島がJ史上初の10冠に、千葉は連覇に、それぞれ王手をかけた。第1戦でも川崎と2―2で引き分けていた千葉は、2―2で突入した延長戦の後半終了直前、MF阿部勇樹(25)がPKを決めて勝ち越した。鹿島はアウエーの横浜M戦に1―2と敗れ、第1戦(1―0)との合計スコアで並ばれたが、アウエーでの得点数で決勝進出を果たした。決勝進出の立役者は後半32分に同点弾を決めたFW柳沢敦(29)。11月3日の決勝戦(国立)が注目だ。
 自然と笑みがこぼれた。2点分の重みを、柳沢は誰よりも理解していた。前半に先制され、2試合合計で追いつかれてなお、横浜Mペース。しかし、鹿島の黄金期を知る29歳は、じっくり相手のすきを狙っていた。後半32分。MFフェルナンドのFKに、ゴール前でフリーになる。「向こうのマークにずれがあった」体を投げ出しながら、丁寧に頭で合わせた。この試合には敗れたが、貴重なアウエーゴールで国立行きをもぎ取った。
 主力FWアレックス・ミネイロが19日の練習で背中を負傷し緊急離脱。若手中心のメンバーもミスを連発していた。そんな中、頼れるエースが奮起。前節のリーグ戦・清水戦で先発を外したアウトゥオリ監督(50)も、「外したのは今日の試合のため。累積やけががなければ先発と考えている」と絶大な信頼を寄せた。
 ドイツW杯1次リーグ第2戦・クロアチア戦で最大の決定機を外し、戦犯扱いされた。オシム・ジャパンでは“古井戸”となり、声もかからない。「サッカー選手である以上代表を目指す」と柳沢。巻き返すには、クラブで地道に結果を残すしかない。
 鹿島の最後のタイトルは02年ナビスコ杯。当時の先発メンバーでこの日出場したのはGK曽ケ端と柳沢だけ。あれから4年。その間にも2度(02年天皇杯、03年ナビスコ杯)10冠に王手をかけたが、逃している。エースとともに鹿島が3度目の正直で10冠を目指す。
(2006年9月21日06時03分 スポーツ報知)

一般紙二紙は柳沢と鹿島の状況を丁寧に報道をしている。
締めの言葉を柳沢選手なのかアウトゥオリ監督なのかという違いは方向性として興味深い。
スポーツ紙のなかでスポニチだけが代表と絡めず記事を作成しており好感が持てる。
>96年に入団して以降、獲得した9つのタイトルをすべて経験した
という最も重要な情報を載せていることもメディアとしての役目をわかっている証拠である。
そういう過去の情報を載せていないのはニッカンだけなのであるが…
朝日の方に「02年にナビスコ杯を制覇して以来、主要タイトルから遠ざかる鹿島」という記載があるにも関わらず同系列のニッカンに無いのは業務として手落ちがあるとしか考えられない。
少々朝日新聞社は勘違いをしているきらいがある。
思想を押しつけることはメディアとして危険視せざるを得ないのである。
我等が正しく考えるための情報としてメディアがあることを常に念頭に置いてもらわなければ困るのである。

Fマリノス戦コメント

2006年09月21日 | Weblog
【ヤマザキナビスコカップ】横浜FM vs 鹿島:パウロアウトゥオリ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
●パウロアウトゥオリ監督(鹿島):
「1点を取れば優位に立てるという状況は分かっていたが、そのことは前提とせず、とにかくいつもと同じように1点を取りに行こうと考えた。ただ両チームとも前節のリーグ戦の疲れが抜けなかったようだ。とくにウチはパスミスが多かった。試合内容もお互いにロングボールを蹴り合って、いいサッカーといえるようなものではなかった。
アウェイゴールで勝てて、決勝へ行くのはいいことだ。しかし私はチームを総合的に見なければならない。やはり、満足できるサッカーではない。決勝に向けては、これからメンバーやリーグ戦の戦い方をしながらチームマネージメントしていかなければならない。
柳沢については、プライオリティからリーグ戦の前節はスタメンから外した。アレックスミネイロは背中のケガで、この試合に出られる状態には戻らなかった」
以上

【ヤマザキナビスコカップ】横浜FM vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●野沢拓也選手(鹿島):
「苦しかった。前半から自分たちのサッカーができなかった。気持ちの入り方というか試合の入り方が悪かった。中盤がもっとパスをまわせたら良かった」
Q:ハーフタイムでの監督の指示は?
「僕たち二人の中盤が消えていると言われた。(決勝に向けては)これからまだ時間があるのでリーグ戦で良い結果を残して、チームの成績を上げたい。勢いをつけて臨みたい」

●中後雅喜選手(鹿島):
「前半はあんまりチーム全体として良くなかった。自分が入ってからというのは関係ないと思うけど、ハーフタイムで切り替えて、みんながこのままじゃいけないと思った結果が後半ある程度良くなったのだと思う。監督からは特に指示はなかった。深井さんとかとダイアゴナルに流れるのでそこにしっかりパスをつないでいくという話はしましたけど」
Q:後半に入るときに心がけたことは?
「一戦目は1-0で勝っていて、うちは失点しないのが狙いだったのに(後半の)早々に失点してしまった。振り出しに戻ったとき、1点とろうとしてチーム全体が浮き足立っていたので、そこで僕が入ってアグレッシブさというか勢いをもたらそうと思った」
Q:次は10冠目がかかった決勝ですが?
「まだ相手がわからないですよね?どちらが来ても強い相手なので、しっかり自分たちがやることをやれればいいと思います」

●柳沢敦選手(鹿島):
「非常に良い結果だと思います。1戦目を含めての結果なので、(自分の得点は)相手に1点取られてもまだあるということで落ち着きをもたらす得点だったと思います。立ち上がりからチーム内でのミスというのが非常に多くて、相手にかなりペースをつくられてしまった。今日みたいな試合をしていては、次、勝つことは厳しい」

●深井正樹選手(鹿島):
「自分たちで良いかたちでボールカットしても、それをつなげなくて相手に簡単に渡してしまった。相手にチャンスを渡していたみたいな感じだった。その繰り返しだったので、前後半通じて苦しい試合になった」
Q:疲れがあったのか?
「それはお互いやっていることなので、言い訳にはならないと思うし、あれだけミスが続いてしまうと全体の運動量が下がって来てしまう。そのへんは注意しないといけない」

●興梠慎三選手(鹿島):
「1-0で負けていて、むこうのディフェンスの人たちもかなり飛び出してきていたんで、そういう人たちが飛び出てきたらチャンスかなと思っていた。ディフェンスとボランチの間にポジションを取って、結構良いかたちでつなげたと思います」
Q:何度か柳沢選手とチャンスをつくっていました。
「1本速攻みたいなのがあって、自分で勝負しても良かったんですけど、あそこは柳沢さんを信じて出したんですけど(笑)。結果は、その場面は外したんですけど次決めてくれたんで全然問題なしです。信じて良かったです」
Q:ああいう場面ではゴールまで一直線なのが理想ですか?
「そうですよね(笑)、いちおうドリブラーなんで勝負はしたいですけど・・・」

Q:あと1勝で鹿島にとって10個目のタイトルになりますが。
「最近の若手はタイトルを取ったことがなくて、本田さんとか名良橋さんとかしかタイトルという経験をしていないんで、そういう経験がしたいし、勝つにはみんなが一丸となって戦っていきたいとは思っています」
Q:試合後のチームの雰囲気は?
「負けてしまったんですけど決勝に進めるということで、それなりに喜びもありますけど悔しがっているという感じです」
以上


トーナメント決勝進出は良い結果であったが、行ったサッカーに満足出来ない。
これが監督にも選手にも共通した見解であろう。
このままではいけない。
危機感を持って望まざるを得ない。
決勝戦までは44日間ある。
怪我人の復帰も新たなる出場不可選手もあるであろう。
ここで先を語ることは難しい。
アレックス・ミネイロも本日は負傷を癒すことは叶わなかった、本山もしかり、決勝には両人も田代も間に合う計算である。
しかし、アジアユースの内田篤人と累積警告のフェルナンドは出場不可となる。
ただどの選手が出場することとなっても、タイトルのかかった記念すべき試合に全力で挑む気持ちを忘れずにいて欲しいものである。
そう、我らが望んだ待望のタイトルの一つなのであるから。

自分たちのサッカーで上へ進め

2006年09月20日 | Weblog
鹿島J史上初の10冠へ柳沢が先発濃厚

 鹿島もぶっつけ本番で横浜戦に臨む。今季、これまでは試合前日までに対戦相手のビデオを全員で見て研究していたが、今回はなし。通常の練習では今季初となる非公開練習で最終調整を終えた。MF本田主将は「久保も出ないし、相手の最近の試合を見ても参考にならなかったのでは」と話した。紅白戦やセットプレーの確認も行わず、清水戦(16日)の疲労を取ることに専念した。終始リラックスムードだったが、練習中に笑い声が聞こえるとアウトゥオリ監督は「笑顔を見せるな」の厳しい言葉でイレブンの気を引き締めた。先発復帰濃厚なFW柳沢は「ナビスコ杯を取りたいという強い気持ちで臨む」と、勝ってJ史上初の10冠へ、王手をかける。
[2006年9月20日8時52分 紙面から]


鹿島ぶっつけ本番で横浜戦に臨む
とあるのは、横浜の記事に於いて、
横浜は20日のナビスコ杯準決勝鹿島戦に「ノーミーティング・ノービデオ」作戦で臨む。
とあるからである。
彼等は中心選手のおよそスポーツ選手として肯定出来ない行為によりサッカーという競技を行う状態に無いからと言える。
そう、邪悪なる存在なのである。
そして策も尽きていると自らを放棄している。
これを一般には自暴自棄という。
何をしでかすかわからない状態なのである。
自国になんのメリットも見いだせない状態でミサイルを発射する国と酷似していると例に挙げれば理解し安いであろう。
このような相手に策を立てることよりも、同じ土俵に上がらず、自分たちのステータスを上げるサッカーを行うことが重要なのである。
目標は遠く11/3の国立、心は本日の目指すべき自分たちのサッカー。
より高見に駆け上がるため、本日の試合はある。
敵はもう自分自身なのである。
悩みをプレイに見せる先発予想報道の柳沢敦ではあるが、清水戦では同じく途中出場のアレックス・ミネイロに浮き球のパスを渡すなど、2TOPとしての熟成は見せつつある。
ここが正念場として結果にこだわって欲しい。
自分のサッカーを行うというコンセプトを貫けば、いずれ理解者も増える。
そして結果を招き寄せるのだ。
邪悪なるスタジアムではあるが、拍手で選手を送り出し、そして拍手で迎え入れたいのである。

準決勝2nd leg.試合前監督コメント

2006年09月19日 | Weblog
アウトゥオリ監督『明日の試合では、マリノスは勝つためにより攻撃重視で戦ってくると思われる。厳しい戦いになることは予想されるが、我々は第1戦のアドバンテージを活かして積極的に点を取りにいく。しっかりと勝利をおさめ、いい形で決勝に進みたい。』

『積極的に点を取りにいく』勇ましいコメントである。
つまり、アグレッシブに戦いたいという気持ちの表れであろう。
常に戦う姿勢を貫き通せば自ずと結果が付いてくるものである。
この精神で試合に臨み、このナビスコ杯だけでなく勝利という鹿島アントラーズが常に追い求めてきたものを取り戻して欲しいのである。
明日は勝つ。
正義の名の下に。

非公開練習

2006年09月19日 | Weblog

鹿島は非公開練習/J1
 鹿島が19日、カシマスタジアムで非公開練習を行った。アウトゥオリ監督就任後、練習試合以外に練習を公開しなかったのは初めて。スタッフや選手の話を総合すると、ミニゲームなど軽めのメニューを1時間こなしただけ。ナビスコ杯準決勝の横浜戦前日だったが、紅白戦やセットプレーの確認もしなかった。同監督は「とても大事な試合前だから、環境を変えて気持ちを高めるため」と説明した
[2006年9月19日14時5分]

本気のあらわれ。
今季初のタイトルに向けた戦術徹底と思われる。
1st leg.時と異なり、田代は負傷中、アレックス・ミネイロと柳沢は不調とマイナス要因が多すぎる。
ここは徹底した意識改革で望む必要があることをチーム一丸となって再確認しているのであろう。
敵はメディアも含めた包囲網を敷いており、1-0で勝っているとはいえ気が抜けない。
どのような戦術・布陣で挑むのか興味は尽きない。
8月後半から陥ったチームの不調を選手起用で持ち直させた手腕をここでまた目の当たりに出来るのは幸せである。
邪悪なるアウェイの地ではあるが、スタジアムへ向かう意味がが増えたことは紛れもない事実と言えよう。
そして声を出そう、鼓舞しよう、勝利の雄叫びをあげるために。


準決勝前日に過去を思う

2006年09月19日 | Weblog

息子に負けない横浜水沼監督
 横浜の水沼貴史監督(46)が、初タイトルで父の威厳を示す。横浜は20日、ナビスコ杯準決勝第2戦で鹿島と対戦する。17日にU-16日本代表がアジア選手権で優勝したが、主将を務めたのが水沼監督の長男宏太(MF=横浜ユース)だった。息子には負けられない。優勝へ向け、まずは初戦0-1の劣勢をはね返し、決勝に進出を目指す。
 表情が思わずほころんだ。長男のアジア制覇を報道陣に祝福されると、水沼監督は「(深夜のテレビで)見たから眠い。午前1時半くらいに電話があった。誰だよと思ったら、宏太だった」と照れたように笑った。電話では、試合中のプレーについて指摘もした。「後半に攻め上がっていった時、シュートをふかしたこととか。どうも上がっていくだけで、いっぱいいっぱいだったみたいだけど」と苦笑した。
 だが喜んでばかりはいられない。タイトル奪取は下部組織所属の息子が先んじた。父の率いるトップチームはリーグ戦8位に沈む。「刺激とかじゃない」と話すが、父の威厳、チームの威信を保つためにもナビスコ杯優勝は至上命題だ。
 状況は厳しい。鹿島との準決勝第1戦は、優勢に試合を進めながら、1点のリードを許して終わった。しかも16日のリーグ戦では、久保が相手DFに頭突きを見舞い退場。20日の第2戦は出場停止になった。「(システムは)何で行くべきか…」と話すように、大黒柱の不在で、戦術の大幅変更も余儀なくされた。
 監督としての真価が問われる一戦。だが逆に水沼監督にとっては、力量を衆目に認めさせる好機にもなる。父の大きな背中を息子に見せるためにも、鹿島戦の必勝を期す。
[2006年9月19日8時44分 紙面から]

ナビスコ杯制覇へ!水沼パパも続く
 横浜の水沼監督が、長男に続いて優勝カップを掲げることを誓った。この日、鹿島とのナビスコ杯準決勝第2戦へ向けミニゲームを行ったが、想像以上に激しいプレーを見せた選手の気合に「選手のモチベーションが高かった。自分たちでああいうふうに(気持ちを)持って行くのはいいこと」と満足げに話した。長男・宏太が主将を務めたU―16日本代表がアジアを制しただけに「夜中に電話があったので、良かったねって言いました。まあ、あす(19日)から学校ですけど」と喜ぶと同時に、自らの優勝への気持ちを高めた。第1戦は0―1で敗れており、1―0で勝つことが最低条件。「準決勝とか決勝とか気持ちが入るのは当たり前」と選手の発奮に期待を寄せた。
[ 2006年09月19日付 紙面記事 ]

1st leg.において『水沼監督は「フェアプレーの精神がないのは残念」と怒り』と意味不明なコメントを残していた敵将であるが、先日の試合で配下のFWが頭突きをするというおよそスポーツマンの行動とかけ離れた行為を行った為、親子という善人ぶった報道でイメージ回復に努めている。
しかし、Fマリノスは前身のマリノス時代から(よく知らないが、その前身の日産FC時代から)汚いチームであり、伝統というベールに隠れながら平然と悪行に身を傾けていた前科がある。
その最も最たる事件が、1993年Jリーグ ニコス・シリーズ 第4節 アウェイの横浜マリノス戦である。
後半19分マリノスの悪意あるファールでジーコが倒されるとこともあろうにジーコにイエローカードが示された。
リプレイと解説によると、倒されたジーコが倒した選手の脚に触れている。
この行為をラフプレイと判定したのである。
そして、この相手の悪意あるプレイによってジーコは負傷退場を余儀なくされている。
さらに、この判定を不服としたアルシンドが試合後に審判団に確認を求めたところ、その行為を乱暴とされ4試合の出場停止に処されたのである。
この試合だけを振り返っても、審判団と連み悪行を重ねてきたことがよくわかる。
当時の偏った判定を覆せとは言わないが、この歴史を目の当たりにしている当事者の水沼氏は罪を負う義務があるのである。
ちなみに水沼氏はサブとしてベンチからこの光景を目撃しているはずであり、歴史の証言者たる資格を有する。
何が正しく・何が正しくないのかを証すことが出来なければ、歴史が曲解されてしまうのである。
過去を正し、正しき未来を導くことが我等に求められているのである。


驚異的回復

2006年09月18日 | Weblog
鹿島FW田代が本格リハビリ
 鹿島FW田代が、本格リハビリを開始した。10日の京都戦で左第2~4腰椎(ようつい)横突起骨折で、全治1カ月半と診断された。これまでは室内でリハビリしてきたが、18日からクラブハウスのグラウンドでランニングを開始した。安藤理学療法士は「9月中には間に合わせたい」と話した。現在、13勝3分け7敗の勝ち点42の5位と、首位G大阪とは勝ち点10差だけに、早期復帰はチームにとって明るい材料となる。
[2006年9月18日14時24分]


先週の負傷時の情報では10月いっぱいかかりそうだった田代の回復であるが、ここに来て驚愕の回復力をみせてきたようだ。
安藤理学療法士は「9月中には間に合わせたい」
およそ一月の短縮である。
昨季の大怪我を克服したことでメンタル面の向上がなされたのであろう。
今、もっとも期待出来るCF田代有三が戦列に復帰出来ればこれほど心強いことはない。
もう一人のキーマン本山雅志もそろそろ回復の報を聞かせてもらいたい。
この二人が戻れば鬼に金棒と言える。
若き攻撃陣の台頭と共に攻撃力を上げ反撃を開始したいところである。

第24節続報

2006年09月18日 | Weblog
平山24日鹿島戦デビュー確実
 FC東京のFW平山相太(21)が24日の鹿島戦でJリーグデビューすることが確実となった。17日に新潟市陸上競技場で行われたサテライトリーグの新潟戦に先発。3本のシュートを放ち、後半10分にはポストプレーで先制弾の起点にもなった。「自分で思っていたぐらいのプレーはできた」と手応えを口にした。倉又監督は「現時点で鹿島戦のメンバー候補に入っている」と明言。視察したU―21日本代表の反町監督も「海外でキャリアを積んできた選手だから、あれぐらいはできて当たり前」と目を細めた。19、20日の大阪合宿に招集する方針で、20日のJ2神戸との練習試合で再チェックする。
[ 2006年09月18日付 紙面記事 ]

喧嘩を売るかのように続報を出してくる。
これに釣られるいわれはないが、これによって集客が上がれば幸いであろう。
昨季のホームFC東京戦も集客力が高くスタジアム周辺が混雑していたことを記憶している。
久しぶりのホーム/昼間の試合である。
サテライトでシュート3本撃っただけで出場に合格してしまうようなチームに笑わせるわけには行かぬ。
こちらもサテライトで得点した大道で迎え撃ちたくなる。
その衝動を抑え、礼儀正しくベストメンバーでご挨拶させて頂こう。
同い年の誓志FSそして康平の先発で。

メッシーナの小笠原満男、出場せず

2006年09月18日 | Weblog

小笠原のデビュー持ち越し/セリエA
<セリエA:アスコリ1-1メッシーナ>◇17日◇アスコリ

 日本人7人目のセリエA選手となったメッシーナMF小笠原満男(27)が、アスコリ戦(アウエー)で初めてベンチ入りした。ハーフタイムにアップをするなど出場準備を整えていたが、最後まで出番はなく、コメントすることなく引き揚げた。ジョルダーノ監督は「小笠原はボールを回してキープする能力はあるが、イタリアのサッカーをよく知る必要もある。水曜日(13日)に合流したばかりで時間が足りなかった」と話した。
 次戦は20日のレジーナとの海峡ダービー。今度こそピッチに立ち、ホームのサポーターに実力を見せつける。試合は1-1の引き分けに終わった。(西村明美通信員)
[2006年9月18日9時22分 紙面から]

メッシーナ・小笠原、ベンチ入り果たすもデビューはお預け
 J1鹿島からセリエA・メッシーナに移籍したドイツW杯日本代表MF小笠原が、17日のアスコリ戦(アウエー)で初のベンチ入りを果たしたが、出番はなかった。就労ビザ獲得による一時帰国のため、前節のウディネーゼとの開幕戦が行われた11日は日本で迎えた。13日にチーム再合流後は、14日の紅白戦で1ゴール&1アシストをマーク。「調子はいいです」とアピールしていたが、出場機会には恵まれなかった。

小笠原セリエAデビューお預け
 MF小笠原のセリエAデビューは持ち越しとなった。17日、メッシーナはアウエーでアスコリと対戦。一時帰国して開幕戦(10日)を欠場したために、初のベンチ入り。ハーフタイムにはアップして準備を整えたが出番はなかった。後半17分にFWリガノがヘディングで先制したものの終了直前に同点に追いつかれてドロー。ジョルダーノ監督は「小笠原はこちらに戻ってきたばかりで、まだ準備不足」と起用しなかった理由を説明した。(アスコリ・ピチェーノ・神尾光臣通信員)
[ 2006年09月18日付 紙面記事 ]

それっぽいコメントを残しているが、ただの客寄せパンダであることは一目瞭然である。
つまりノーチャンス。
それをわかっていて移籍したのだから、『自己責任』と言うことであろう。
ただ、アウェイで最小得点差でのリード、一人退場という状況もあったことは事実である。
そして、それまで単調な攻撃に終始していたアスコリに対して守りきろうとしながらも、アディショナルタイムに追いつかれるとは、チームとして采配として疑問が残る。
そう、浦和戦・甲府戦のようである。
彼が所属していた旧鹿島アントラーズの象徴的試合。
その試合の流れをイタリアに持ち去ってくれているとしたら、我等にとっては幸運である。
事実、4連勝中なのだから。


清水戦コメント

2006年09月17日 | Weblog
【J1:第23節】清水 vs 鹿島:パウロアウトゥオリ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
●パウロアウトゥオリ監督(鹿島):
Q:柳沢とアレックス・ミネイロを外した中で、非常に良いゲームができていたが
「監督というのはいろんなことを考えなければいけないし、この試合を含めて、20日のヤマザキナビスコカップの第2戦も重要な試合であると思う。また、田中、ダ・シルバも練習で非常に良いパフォーマンスを見せたので、チャンスを与えるべきではないかと思ったし、彼らが出ることによってチームの質が落ちるということは考えていなかった。それだけチーム内の競争がうまく出来上がっていると思う」
Q:サイド攻撃がうまくいっていたが、清水対策の成果なのか、自分たちのサッカーがうまくいったということなのか。
「うちの分析は皆さんにお任せするが、サイドを徹底して使うということが、現代サッカーでは重要だと思う。プラス、うちの選手の特徴を考えれば、サイドからの攻撃のほうが有効だと思う。ただ、そこから中に入れるクロスの精度というものが、うちの今の大きな課題であると思うので、そこをもう少し徹底して質を上げなければいけない」
Q:前節と代わって起用された、深井、ダ・シルバ、田中の3人の評価は?
「以前にも話した通り、特定の3人を個人評価するのは避けたい。ただ、言えるのは、チームとして求めていたアグレッシブさというのが、3人だけではなくて、チーム全体として今日の試合の中では出ていたと思う。清水という組織的なサッカーをやるチームを考えれば、かなりの運動量もアグレッシブさも必要だし、むずかしい試合というのは予想されていたこと。そこで若い選手が前からいかに活気づけられるかが重要な部分であって、それを彼らに求めて、彼らができたと思う。今日は本当にチーム全体がうまく機能してくれたと思う。2-0までは非常に良かった。ただ、その後の3点目を取れる場面が何回かあって、そこを取れなかった。大事にやりすぎた、あるいは狙いすぎたというところがあった。気が緩んでしまうところは、もう少し引き締めないといけないというのは、課題として残った」
以上


【J1:第23節】清水 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●青木剛選手(鹿島):
この前(京都戦)はすごく悪い試合をしてしまったので、立ち上がりからみんなすごく気持ちが入っていた。相手の清水も強いし、負けたら離されてしまうし、僕たちも後がないので、勝っていくしかないということで気持ちが入っていた。それで、プレスがボールのあるところに厳しくいけていたので、中盤で優位に立てたと思う。そこからつなぐところはしっかりつないで、サイドから攻撃というのもうまくいっていたので、相手よりそのへんは上回っていたと思う。1人1人がそういう意識でやれば、チームとしてもうまく機能するということだと思う。今日はメンバーが何人か変わって、みんなやらなければいけないという気持ちだったと思うし、そこがうまく試合に出たと思う。
――DFラインも高く保てていたが。
前半はすごくラインをコンパクトにできたと思う。後半は、相手が人数をかけて攻めてきたときに押し込まれる場面はあったが、それは仕方ない部分だと思う。でも、前半からチーム全体ですごくボールに対してプレスにいって、後ろもコンパクトにできたことは良かったと思う。DFラインの全員がラインを揃えて上がるということを意識していた。
――前に前にプレッシャーかけていくことで裏へのリスクもあったと思うが、どのような意識を?
FWに対しては、オフサイドにかけることもできるが、2列目から来る選手には注意しなければいけないので、そこはかなり気をつけていた。

●野沢拓也選手(鹿島):
練習で何度もサイドからの崩しをやってきたので、今日は裏がけっこう空いていたし、サイドから攻めようということで、相手も裏が弱いというのがわかったし、良い形で何度もチャンスを作れたと思う。
――トップの選手をおとりにして2列目が裏を狙うようなイメージ?
それが理想。FWは中での仕事をしてほしいし、FWが相手を引き出して、僕らが裏に飛び出すというのが役目だと思う。前半はFWが抜けていたので、そういう形があまり作れなくて、ハーフタイムでみんなで話し合って、後半は自分たちのリズムでできたと思う。
以上


監督は起用した選手・しなかった選手についてコメントは行わないもの。
そのポリシーを強く感じる。
不用意にその試合だけの出来不出来を言うのは素人の観戦者でも行える。
チーム事情・クラブの方向性・選手の状況・体調・練習姿勢・タスク理解などその試合のバックボーンには見えない情報が隠されている。
それを明かそうという努力もなく単純な質問ではベールは剥がれない。
もうそろそろプレスも気付くべきではないのか。
自分たちの役目を。
我等が求める答えを引き出す努力を強いたい。
彼等も仕事として質問しているのであるから。

清水戦報道

2006年09月17日 | Weblog
ニッカン
鹿島、若くなって3連勝/J1

 鹿島は、柳沢、アレックス・ミネイロの不動の2トップを外す荒療治で清水に2-1と勝利した。若き名将の采配が、眠っていた闘争心を呼び覚ました。クラブ史上10個目のタイトルへ向け、絶対に負けられない4位清水との直近対決。正念場で先発のピッチに送り出したのは、この日のJ1の7試合で最も若い平均年齢23・45歳の選手たち。ベンチに腰を下ろさず、指示を出し続けた指揮官は「難しい試合が予想されたが、前線からプレスが効き、全体が機能していた」と笑みを浮かべた。
 00年にJリーグとナビスコ杯、天皇杯の「3冠」を達成した栄光も、今は昔。主力の高齢化が進み、3年間もタイトルから遠ざかっている状態を、就任1年目の指揮官は「このチームは負け癖がついている。競争力を高め、変化させるのが私の仕事」と切り捨てた。
 前節京都戦では、オウンゴールで得た1点を守りきっての辛勝。攻守両面で積極性に欠けた柳沢とアレックス・ミネイロを先発から外した。代役はJ1リーグ初出場の田中と今季途中加入した19歳のダ・シルバ。「自分にとって最大のチャンス。激しく行くと決めていた」という田中を筆頭に、序盤から猛攻を仕掛け、DFから中盤を経て2トップまでの7人で計12本のシュート。90分間、運動量と闘争心が衰えなかった。
 前半44分にMFフェルナンドが左足で先制のミドルシュートを決めると、後半15分にはメッシーナへ移籍した小笠原の後継者、MF野沢がGKの頭上を越えるドライブシュートを決めた。野沢は「不安でいっぱいだが、今のメンバーがベストだと信じている」と若手の思いを代弁した。
 昨季、ブラジルのサンパウロを率いてクラブW杯で優勝したアウトゥオリ監督。DFシシーニョら若手を同国代表クラスに育てた実績もある。勝負どころをとらえて振り下ろされた名将の大なたに、柳沢も「常に競争意識を持っていきたい」と再起を誓った。一時は遠のいた10冠へ鹿島が再び挑戦する。【山下健二郎】
[2006年9月17日8時42分 紙面から]

スポニチ
鹿島・増田ポジショニング光る

 【鹿島2―1清水】鹿島のU―21日本代表MF増田の冷静な読みが光った。絶妙なポジショニングでことごとくこぼれ球を拾って前線につなげて勝利に貢献した。「90分間通して、気持ちで戦えたのは良かった」とアウトゥオリ監督の言う“闘う気持ち”を出せたことは収穫だった。五輪予選の対戦国については「メンバーに入れば」と前置きした上で「アジアで中国より強いチームはないと思う。正直勝てると思う。常に絶対勝てるという歴史をつくっていきたい」と全勝突破を目標としていた。
[ 2006年09月17日付 紙面記事 ]

報知
鹿島新エース野沢がドライブ弾…J1第23節

 ◆J1第23節 清水1―2鹿島(16日、国立競技場) 新時代を告げるゴールだ。後半15分。MF野沢がゴールまで23メートル地点で右足を振り抜いた。「FKみたいに蹴った」と話すシュートは、前に出ていたGK西部の頭越しにドライブシュート。「完ぺきだった」とどめの2点目で試合を決めた。
 チームの大黒柱だったMF小笠原が8月末にメッシーナに移籍。旅立つ直前に一緒に食事した。「(自分は)出て行くから、おまえにまかせる」と小笠原からエースに指名された。「力はあるわけだし、やらなくちゃいけない。そろそろ点も欲しい」と自らに活を入れた。10日の京都戦(カシマ)では幻のゴール。今度は正真正銘のゴールで結果を残した。
 2―1の勝利で鹿島は優勝争いに踏みとどまった。小笠原はいなくても野沢がいる。「一つひとつ勝って、自分も自信持ってチームをもっともっと引っ張っていけたら」新司令塔は逆転Vを見据えた。
(2006年9月17日06時02分 スポーツ報知)

デイリー
野沢が魅せた!代表アピール弾
 J1第23節第1日(16日)、鹿島はジーコ・前日本代表監督の愛弟子で“小笠原二世”の呼び声が高いMF野沢拓也(25)が決勝ゴールを決め、清水を2-1で下して3連勝。
 圧巻だった。後半15分、MF野沢がゴール正面でボールを受け、前進する。「GKが前に出ていたのが見えたので、とっさにループに切り替えた」。ドライブ回転のかかったボールは、GKの頭上を越え、約23メートル先のネットへ。「完ぺき」と自画自賛の決勝弾だ。
 オシム監督の代表監督就任から約2カ月。これまで精力的にJリーグ視察を繰り返してきたが、鹿島の試合を訪れたことは1度もなく、だれ1人として招集しない。リーグ上位にいながら、ジーコ前監督の愛弟子たちが多い鹿島は無視されているように映る。
 この日は都内近郊で、2試合しか行われなかったが、埼玉スタジアムには里内フィジカルコーチを派遣する一方で、国立にはスタッフを送り込まなかった。オシム監督自身も自宅でテレビ観戦。だが、野沢はその状況をあえて無視する。
 同世代が続々と代表入りしているが、「まったく意識しないよ。本当に」と言い切る。「だって、クラブの方が大事だもん」。オシム監督が“視察回避”の状況にも、「じゃ、優勝すればいいじゃん」とあっけらかんとしたものだ。
 野沢は各世代で代表歴はないが、両足で正確なキックを蹴り、MF小笠原(メッシーナ)が抜けた後の司令塔を務める。18歳のときには、日本代表のジーコ前監督に「天才」といわしめたプレーヤー。オシム監督が振り向かなくとも、天才児はわが道を行く。

ニッカンは試合全体を通した記事。
若さを強調したタイトルであるが、平均年齢も最少年齢選手も最長齢選手も紹介していない。
平均年齢 23.45歳
最年少 18歳(内田篤人)
最長齢 28歳(フェルナンド)
この程度は新聞を自称するものならば併記するのは当然だと思える。
    27
18 24 23 27
  21   28
 26     25
   19 20
実のところ康平とダ・シルバの2TOPが20歳と19歳で若さを際だたせているのであるが、昨日は不発であり、記事として尻つぼみになってしまったようである。
右の篤人よりも左の新井場が、誓志よりもフェルナンドの活躍が目立っていたことも手伝って無理矢理関連記事の作成も困難だったのであろう。
とはいえ、視点を変えて紙面を作成しようとしたところは評価に値する。
次回は内容も伴えるよう更なる努力を期待する。

スポニチは増田誓志の記事となっており、好感を持った。
が、結局は北京五輪代表についてのインタビューを行っており記事としての違和感を感じる。
誓志本人も「メンバーに入れば」と語っており当惑の色を隠せずにいる。
第一、鹿島でのポジションとU-21での起用法は全く異なっており、その部分について情報を出さなければ読み手が理解出来ないではないか。
先日の中国遠征のゴールについても知らせるべきである。

報知は野沢の記事。
2点目は鮮やかであったので、この作りも納得出来る。
「(自分は)出て行くから、おまえにまかせる」と小笠原からエースに指名された。「力はあるわけだし、やらなくちゃいけない。そろそろ点も欲しい」と自らに活を入れた。
と、今まで未出の情報を載せており、非常に重要な記事となっている。
そして、10日の京都戦(カシマ)では幻のゴール。と、第22節のゴールの正当性をほのめかしていることも注目であろう。
メディアもめくらでは無い。
見るべきところは見ていることをアピールしている。
この記事が誤審に対する自浄作用の一歩となり得ればメディアがメディアである意味が出てくるであろう。

デイリーは野沢であるが代表に絡めてあり不満が残る。
しかし、現代表監督の偏った扱い(代表監督就任から約2カ月。これまで精力的にJリーグ視察を繰り返してきたが、鹿島の試合を訪れたことは1度もなく、だれ1人として招集しない。リーグ上位にいながら、鹿島は無視されているように映る。)に対していち早く報道しており、それは評価に値する。
更に野沢の称号天才で記事を締めていることも好感である。

また、前節に関して
京都GK西村、前節ヤジに燃えた/J1
 京都GK西村が、完封勝ちの立役者になった。東京のシュート20本を防ぎ切った。前節鹿島戦で相手サポーターから「キーパー、キーパー、へたくそ」と厳しいヤジを浴びた屈辱を完封で晴らした。「あんな風に言われれば言われるほど自分は燃えるタイプ。後ろはオレにまかせろと思っていた」と胸を張っていた。

このキーパーは田代を負傷させるような下賤な選手だと思っていたのだが、耳も悪いようである。
正しくは
審判、審判、へったくそ!
である。
このコールは99年シーズンによく国立でされた。
もう二度と使いたくないものである。

清水戦とは無関係で、取りざたするような記事ではないのだが、以下のようなニュースが報道された。
久保 ジダン超え頭突き3発で退場
これが先日フェアプレイを訴えていたクラブの選手が行う行為なのであろう。
真にこのクラブと監督がフェアプレイを全面に出すのであれば、この選手に対して別途制裁を自ら科すはずである。
それが出来ないのであれば、不用意な軽口を叩いた罰を受けるべきである。

Jリーグ第23節 清水エスパルス戦

2006年09月16日 | Weblog
確かにダ・シルバは消えていた、康平は若さを露呈した。
しかし、それを感じさせないゲーム運び、プランニング。
これを快勝と言わずなんと言おうか。
そして、なんと言っても審判が良かった。
フィジカル勝負にファールを取らず、試合の流れを断ち切らないレフェリングで、やっと我等は「サッカー」を行うことが出来た。
そう、これがサッカーという球技なのである。
試合を楽しむことが出来たのはいつぶりなのであろうか。
秋風と共に心地よさが我等の肌に伝わってきた。

第24節に向けて

2006年09月16日 | Weblog

平山が24日鹿島戦でデビュー
 東京FW平山相太(21)のデビュープランが15日、決定した。明日17日にサテライトリーグ対新潟戦で調整し、21日の流経大との練習試合でレギュラーメンバーと合わせてから24日の鹿島戦でJデビューする。鹿島戦までの調整試合2戦で不調なら、新たなメニューが組まれ、公式戦出場が遅れることになる。早期デビューのためには、実戦で結果を出す必要がある。またこの日、背番号が39に決まった
 平山の再出発へ、プランが出来上がった。まず第1弾は新潟とのサテライト戦。倉又監督は「新潟戦には連れて行くことにしました。90分は難しいと思うけれど、もちろん試合には出します」と明かした。初戦は結果とともに、鈍っている試合勘を取り戻すことを目的とする。先発出場が濃厚で、何分間トップスピードを維持できるかもテストする。
 「最近、まったくサッカーしてないんで感覚を早くつかみたい。90分やろうと思えばできるけど、フルにはまだ動けない」。ヘラクレス時代の4日、2軍戦で60分間プレーしたのが最後の実戦だが、当時はチームメートからボールを出してもらえず前線で孤立した。「3回くらいしかボールにタッチできなかったと記憶している」と振り返った。実質、実戦からは1カ月以上離れている。
 新潟戦で感覚をつかめば、次はレギュラー組との連係プレーが課題となる。平山はU-21代表の関西合宿(19、20日)に呼ばれる可能性が高い。そのため調子が上がってもトップと合わせる時間が満足に取れない。新潟戦の結果次第だがクリアすれば、21日の流経大戦で初めてレギュラー組と組んで実戦を戦う。
 12日から合流し連日、通常の練習メニューに加え、30分以上の走り込みをこなしており、体調はベストに程遠い。疲労の蓄積とともに、走り込む際の体のバランスも崩れてきている。「早く試合に出たいけど、出るからにはチームの力になるプレーをしたい」。公式戦デビューまでの道は険しい。実戦2戦でチームメートを納得させ課題をクリアしていかなければ、新たなメニューが組まれる。1つでもクリアできないと、デビューはさらに遅れる。1日も早く日本のファンに怪物本来の姿を見せるためには、目の前の実戦で結果を残していくしかない。【盧載鎭】
[2006年9月16日9時0分 紙面から]]

二試合も先の話で鬼も腹を抱えるところではあるが、その相手であるFC東京の情報が入ってきた。
先日獲得に前向き報道もありながらも「出場機会」と「仲間が多い」という理由でFC東京を選んだ男を起用してくるとのことである。
さすがは出場機会の条件を簡単に飲んだクラブである。
せっかくハラヒロミ監督がカップ戦を獲りJ1で戦えるチームを作り上げたところを、あっけなく方向転換して崩壊させただけのことはある。
その挙げ句に監督を中途半端な八月十五日に監督解任。
この夏加入したFWのワシントンはいい面の皮である。
確かにこのクラブは降格する可能性は低いであろう。
だからといって何をしても良いというものではない。
意図のある選手起用は第一条件である。
こんないい加減なクラブに負けることは許されない。
再び大熊氏が指揮を執れるよう引導を渡すのが我等の仕事。
目前のアウェイ二つを勝って聖地に戻り、この邪悪なるチームを奈落の底に突き落とすのだ。


メッシーナの小笠原満男控え組

2006年09月16日 | Weblog
小笠原ベンチ 控え組で戦術練習
 メッシーナMF小笠原のベンチスタートが濃厚になった。アスコリ戦(17日、アウエー)に向けた15日の戦術練習で控え組に入った。パスのタイミング、ポジション取りなどをチェック。不慣れなイタリア語を駆使しながらコミュニケーションを取って、周囲との細部の連係にまでこだわった。就労ビザ取得のために日本に一時帰国したこともあって、今週は周囲と合わせる時間が少なかった。前日14日の練習試合では1得点1アシストと絶好調。「得点に絡みたい」と抱負を口にしており、途中出場でゴールを狙う。(メッシーナ・神尾光臣通信員)
[ 2006年09月16日付 紙面記事 ]

案の定ベンチスタートとのこと。
帯同メンバー21人に入ったことで、喜ぶファンも多かろうが、そこがイタリアンマフィアの手である。
帯同させることにより、ベンチにはいるのでは?試合に出るのでは?と期待させるのである。
結局は試合の大勢が決まったアディショナルタイムに投入されゲームに入り込む前に試合終了となる。
過去に何度も見た日本人選手の起用法である。
そもそも、海外から呼び寄せた助っ人をベンチに腐らす必要がどこにあろうか?
帯同21人についてもメッシーナは保有選手が24人である。
よほどの怪我でもない限り連れて行くであろう。
出出しからこの調子では思いやられる。
ただ、テレビ的には番組が開いた空白の時間に視聴出来ることとなり安心している。
この試合で出場すら叶わないのであれば、もうしばらく彼の姿を見ることも無いであろう。