鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

岡山・岩政、キャプテン就任

2015年03月07日 | Weblog
2015シーズン ファジアーノ岡山キャプテン決定のお知らせ
ファジアーノ岡山2015シーズンのキャプテンは岩政大樹選手、副キャプテンは千明聖典選手、押谷祐樹選手に決まりましたのでお知らせいたします。

【キャプテン】
DF 35 岩政 大樹選手
生年月日:1982年1月30日
身長/体重:187cm/85kg
出身地:山口県
経歴:沖浦中−岩国高−東京学芸大−鹿島アントラーズ−BECテロ サーサナFC/タイ

【副キャプテン】
MF 10 千明 聖典選手
生年月日:1987年7月19日
身長/体重:165cm/62kg
出身地:東京都
経歴:流通経済大付属柏高−流通経済大−ファジアーノ岡山−ファジアーノ岡山ネクスト

【副キャプテン】
FW 14 押谷 祐樹選手
生年月日:1989/9/23
身長/体重:171cm/69kg
出身地:静岡県
経歴:ヤマハジュビロSS浜北−ジュビロ磐田ユース−ジュビロ磐田−FC岐阜−ジュビロ磐田


キャプテンに任命された岡山の岩政である。
ベテランとして、そして多くの経験を積んだ選手としてチームを牽引する立場となった。
岡山は岩政の力で多くの勝ち点を積み重ねて行くであろう。
来年には対戦したい。
楽しみである。

カイオの白い歯

2015年03月07日 | Weblog
清水戦前日練習


清水戦を翌日に控え、選手たちは9時からパス練習やセットプレーの調整を行いました。


清水戦に向けた前日練習を行うメンバーである。
中央に笑顔のカイオがおる。
曽ケ端、杉本太郎の白い歯と共に雰囲気の良さが伝わってくる。
明日の出場はあるのであろうか。
楽しみにしておる。

生井澤呼範くん、U-13トレーニングキャンプメンバー選出

2015年03月07日 | Weblog
エリートプログラムU-13トレーニングキャンプ(3/5~9@静岡県)メンバー・スケジュール
2015年03月02日

スタッフ
監督:星原 隆昭 ホシハラ タカアキ (日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチ)
コーチ:片渕 浩一郎 カタフチ コウイチロウ (日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチ)
GKコーチ:川俣 則幸 カワマタ ノリユキ (日本サッカー協会ナショナルトレセンコーチ)

選手
GK
1  藤田 和輝 フジタ カズキ(アルビレックス新潟U-15)
18 浅野 太郎 アサノ タロウ(セレッソ大阪U-15)
FP
2  原口 晏侍 ハラグチ アンジ(ジュビロ磐田U-15)
3  手嶋 秀 テシマ ヒデ(名古屋グランパスU15)
4  伊佐 航平 イサ コウヘイ(casa okinawa U-15)
5  岩井 龍翔司 イワイ リュウジ(横浜F・マリノスジュニアユース)
6  佐藤 唯斗 サトウ ユイト(ベガルタ仙台ジュニアユース)
7  生井澤 呼範 ナマイザワ ヨハン(鹿島アントラーズジュニアユース)
8  江上 陽太 エガミ ヨウタ(SQUARE富山FC U-15)
9  井上 樹 イノウエ ミキ(ヴァンフォーレ甲府U-15)
10 高木 大輝 タカキ タイキ(シーガル広島JY)
11 坂下 桂悟 サカシタ ケイゴ(コンサドーレ札幌U-15)
12 塚元 大 ツカモト ダイ(ガンバ大阪ジュニアユース)
13 本間 洋平 ホンマ ヨウヘイ(コンサドーレ札幌U-15)
14 田中 博貴 タナカ ヒロキ(FCバイエルン ツネイシ)
15 松本 凪生 マツモト ナギ(セレッソ大阪U-15)
16 田邉 光平 タナベ コウヘイ(名古屋グランパスU15)
17 谷内田 哲平 ヤチダ テッペイ(長岡ジュニアユースフットボールクラブ)
19 栗田 悠巨 クリタ ユウゴ(川崎フロンターレU-15)
22 山本 理仁 ヤマモト リヒト(東京ヴェルディジュニアユース)
23 下川 太陽 シモカワ タイヨウ(セレッソ大阪U-15)
24 澤崎 凌大 サワザキ リョウタ(徳島ヴォルティスジュニアユース)

スケジュール
3月5日(木) PM トレーニング
3月6日(金) AM トレーニング
16:30 練習試合 対 JFAアカデミー福島
3月7日(土) AM/PM トレーニング
3月8日(日) AM トレーニング
14:00 練習試合 対 桐光学園高
3月9日(月) AM トレーニング


エリートプログラムU-13トレーニングキャンプに招集された鹿島ジュニアユースの生井澤呼範くんである。
小学生時代にはジュニアとして全国制覇しており、今後が期待される逸材である。
順調に成長し、是非とも将来に鹿島を背負っていって欲しい。
期待しておる。

仕切り直しのJ1開幕戦でうっぷんを晴らす

2015年03月07日 | Weblog
【J1】1節展望|清水―鹿島|新外国人ふたりを加えた清水が、優勝候補・鹿島を迎え撃つ
サッカーダイジェスト編集部
2015年03月07日


清水―― ショートカウンターに活路を。 鹿島――ACL2戦4失点の守備を再建する男は…。


故障者/清=杉山力、C・ヨンアピン、村松、内田 鹿=ダヴィ  出場停止/清=なし 鹿=なし

 3月7・8日、いよいよJ1リーグの2015シーズンが開幕。サッカーダイジェストWebでは1シーズンを通じ、毎節各カードの最新チーム情報をお届けする。

 ここでお伝えする開幕カードは、清水 vs 鹿島。昨季の雪辱を誓う清水と優勝候補にも挙げられる鹿島の一戦を展望する。

――◆――◆――

J1リーグ・1節
清水エスパルス―鹿島アントラーズ
3月8日(日)/13:00/IAIスタジアム日本平

清水エスパルス
リーグ成績(2014年):15位 勝点36 10勝6分18敗 42得点・60失点

 試合巧者の鹿島が相手ということもあり、先に失点する展開は避けたい。長沢の言葉を借りれば、「勝つために一番重要なのは点を取られないこと。全員で守備意識を高く持ち、行くところと行かないところをはっきりさせたい」となる。

 まず守備から入ると考えれば、ウタカとデュークの新外国人コンビは途中起用が濃厚か。ただ、前者は直近の練習試合でトップ下起用されており、開幕戦先発の可能性も残る。その場合は大前が左サイドに移動するだろう。

 チームとして狙いたい形は、手数をかけないショートカウンターだ。いまだ崩しのパターンが確立できていないため、低い位置からのパス回しに執着するのは逆に危険。前線からのプレスで追いこみ、ボールを奪ったら手数をかけずに攻め切りたい。それでも押し込まれる展開が予想されるなか、CBタイプを4人並べた最終ラインがどこまで踏ん張れるかもポイントとなりそうだ。

 悪くても0-0で試合が推移すれば、勝負どころでウタカ、デュークを切り札として使い、流れを変えられる可能性も残る。昨季3戦全敗と苦い思い出の残る鹿島戦だが、なんとか勝点を奪いたい。

KEY PLAYER:村田和哉(FW)
昨季はジョーカーとして覚醒し、今季はスタメンが濃厚。持ち前のスピードで、ショートカウンターの旗手となれるか。


鹿島アントラーズ
リーグ成績(2014年):3位 勝点60 18勝6分10敗 64得点・39失点

 下位に沈むことも予想された昨季と違い、今季は優勝候補に挙げられている。すでに開幕したACLは2月25日のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦(●1-3)、今月4日のFCソウル戦(●0-1)と2連敗中だが、初戦で得点した土居は「歯が立たなかったわけじゃないし、下を向く必要はない。あとは最後の精度の部分だけ」と内容には手応えを掴んでいる。

 開幕ダッシュに不可欠な公式戦初勝利へ向けては、相手の元同僚を止めてリズムを掴むつもりだ。清水の主将・本田は11年から13年途中まで鹿島に在籍。土居は同じ11年の加入で「あの人から攻撃が始まるので乗せたくない」と警戒している。トップ下としてマッチアップするボランチを潰したうえで開幕ゴールを狙う。メンバーもACL出場組がベースだろう。

 アウェーでの清水戦は、08年から2分4敗(リーグ戦)と鬼門だったが、昨季はナビスコカップも含めて3戦全勝。もう苦手意識はない。仕切り直しのJ1開幕戦でうっぷんを晴らす。

KEY PLAYER:昌子源(DF)
ブレイク必至の日本代表。ACL2戦の4失点のうち3失点に絡んだ悔しさをJリーグにぶつける。


守備の新リーダーを担う昌子。ミスが目立ったACLでの不本意な出来からの挽回を誓う。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)


優勝候補に挙げられていると断言するサッカーダイジェストの試合展望である。
ACLの連敗も懸念材料とはなり得ぬ。
鹿島のサッカーを貫けば、自ずから勝利を掴み取ることが出来よう。
とはいえ、明日の試合は苦手清水である。
昨年こそ三連勝で苦手意識を払拭したように見えるが、楽な相手では無い。
特に清水の主将である本田拓也は鹿島の将来を担わせたいと考えたほどの実力の持ち主。
ここは、彼を抑えたいところ。
ポジションとしてマッチアップする聖真は「あの人から攻撃が始まるので乗せたくない」と気持ちを高めておる。
好勝負が予感させられる。
髭パスを封じ込め、ゴールを狙うのだ。
楽しみな開幕戦である。

聖真、あとは最後の精度の問題

2015年03月07日 | Weblog
鹿島・土居、連敗止める!「代表に呼ばれるような活躍したい」
 鹿島は6日、敵地で清水との開幕戦を8日に控え、1時間半のミーティングと軽めの調整。ACLでは2連敗中だが、MF土居は「歯が立たなくてこういう結果になっているわけじゃない。あとは最後の精度の問題」と前向きだった。日本代表の新監督にハリルホジッチ氏が内定。アギーレ政権時に候補リスト入りしていた22歳は「代表に呼ばれるような活躍をしたい」と誓った。 (鹿嶋市)
(紙面から)


ACL二連敗に対して「歯が立たなくてこういう結果になっているわけじゃない」と言い切る聖真である。
その通り、フィニッシュの精度を上げれば、逆の結果となっておったことは明白。
練習にて鍛え上げ、レベルアップしていくのだ。
聖真のゴールで勝利を掴み取るのだ。
期待しておる。

苦手なアウェイの清水もわずかな逆風でしかない

2015年03月07日 | Weblog
【J1第1節予想スタメン 清水vs鹿島】タイトル奪還に燃える鹿島、苦手とするアウェイ清水戦で勝ち点3獲得なるか

今オフに戦力アップに成功し、タイトル奪還を誓う鹿島 [写真]=Getty Images

■清水エスパルス 実力者加入もチームの成熟度に課題を残す

 今季は始動時から大榎克己監督が指揮を執っているが、まずは90分間走り続けられる体力作りに重点をおいたため、鹿児島キャンプでは戦術的な出遅れが目立った。それもあって開幕に向けては現実路線に切り替え、両サイドバックに本来センターバックの2人を起用して、“高さ”の弱点をカバーしながら失点を減らすことを重視。その成果はプレシーズンマッチや練習試合でも表われており、課題だったセットプレーの守備も安定してきた。ただ、前線からの組織的な守備については、まだバランスが崩れる場面が目立つため、そこを開幕戦に向けてどれだけ改善できるかに注目だ。

 攻撃に関しても、連係やバリエーションは不十分だが、昨年はスーパーサブとして大活躍した村田和哉がスタメン起用されそうで、彼の飛び出しやクロスは大きな武器になる。また長沢駿が負傷から完全復帰したため、ゴール前での高さも加わり、ポストプレーや前線からの守備についてもプラスに。さらにピーター・ウタカとミッチェル・デュークという2人の外国籍選手が加わった。合流が遅れたためコンディションやチームへのフィットは不十分だが、2人ともゴールに向かう意識が高く、ジョーカー役としても期待できる。

 しかし、チームとしての成熟度はまだまだであるため、先制されると脆いという弱点は昨年と変わらず。そのため、成熟度の高い鹿島に対して、先に失点せずにどれだけ耐えられるかが最大のポイントとなるだろう。(前島芳雄)

■清水予想スタメン
4-2-3-1
GK
櫛引政敏
DF
三浦弦太
ヤコヴィッチ
平岡康裕
犬飼智也
MF
本田拓也
八反田康平
村田和哉
大前元紀
竹内涼
FW
長沢駿


■鹿島アントラーズ タイトル奪還へのモチベーションは十分、敵地で清水撃破を狙う

 ファン・ソッコ、金崎夢生、高崎寛之とフィジカルに優れる即戦力を補強した。ACLでの戦いを見据えたものだが、昨季足りなかった空中戦の強さは、Jリーグでも貴重なオプションになる。その3人に加え、既存戦力の充実も見逃せない。

 カイオは昨季、ベストヤングプレーヤー賞を受賞。土居聖真もトップ下として一皮むけた。植田直通もシーズンを通して先発に名を連ね、経験値が増した。そして何よりもA代表の常連となった柴崎岳と昌子源は大きな自信を手に、Jリーグでは頭一つ抜けた存在に成長した。サブにも本山雅志や中村充孝、豊川雄太が控え、臨機応変な戦い方が可能。足りないのは負傷中のダヴィがいない1トップの位置か。FW候補は高崎と赤崎秀平の2人だけで、爆発的な得点力を誇る両者ではないだけに、チームで連動する形がどれだけ生まれるか。

 すでにACLを2試合経験していることもプラス材料。公式戦初戦はどのチームであれ100%の力が発揮できない中、真剣勝負の場を得られていることは優位だ。もちろん、中3日で臨む清水戦への過密日程は考慮すべきだが、それでも2年連続無冠に終わった常勝軍団の今季タイトル奪回に懸けるモチベーションは高い。清水とのアウェー戦は最近5年間で1勝4敗と苦手にしているが、JリーグとACLの2冠を目指すチームにとってはわずかな逆風でしかない。(totoONE編集部)

■鹿島予想スタメン
4-2-3-1
GK
曽ヶ端準
DF
西大伍
ファン・ソッコ
昌子源
山本脩斗
MF
小笠原満男
柴崎岳
遠藤康
土居聖真
カイオ
FW
高崎寛之


「すでにACLを2試合経験していることもプラス材料」と述べるサッカーキングのプレビューである。
やはり、公式戦を戦っている鹿島が、今季初の公式戦となる清水より分があると考える様子。
確かに、練習とは異なるものがあり、試合の入り方で難しい部分があろう。
この時間帯に畳み掛ければ、鹿島の勝利は手堅いやも知れぬ。
とはいえ、鹿島としては苦手の日本平である。
そうも簡単に事は運ばぬであろう。
気持ちを引き締め、集中力を高めて挑むところ。
また、戦力補強についても触れられておる。
高さとフィジカルに秀でる三人の補強は的確であり、良い結果をもたらせてくれる。
また、現存戦力も実績・実力充分である。
優勝候補に鹿島の名を挙げる者が多いことも頷ける。
開幕戦にて勝利し、そのものたちを納得させようではないか。
楽しみな2015年のJリーグが開幕する。
優勝を信じておる。

王者と呼ばれるのには、理由がある―

2015年03月07日 | Weblog
【鹿島アントラーズ】 ジーコスピリッツという信念を共有し 頂点を目指す王者の意地 【J1】
2015/03/05 12:18配信
Tomoko Iimori




王者と呼ばれるのは 理由がある―。
鹿島アントラーズがこれまでに獲ってきたタイトルは16。
その多くのタイトルのひとつひとつに 大切な気持ちと時間が詰まっている。
タイトルに飽きたなんてことは絶対にありえない。
いつでもタイトルを掴み続けるからこそ、常勝軍団という看板を掲げ、結果を得てきた鹿島アントラーズ。
Jリーグが開幕する前、鹿島アントラーズがここまで飛躍すると 誰が予想できたであろうか。
鹿島のコンセプトはブレることなく まっすぐだ。
ジーコ・スピリッツ。
今年もそれを軸に、鹿島アントラーズはタイトルを狙い走り出した。

●鹿島の根本 ジーコスピリッツ

Jリーグ開幕前、リーグで戦う10チームの内ほとんどのクラブは、前身である日本サッカーリーグ1部で戦うチームが基盤となっていたが、鹿島アントラーズだけは2部のクラブだった。
鹿島の前身である住友金属はまだプロリーグではない日本サッカーリーグの2部という、本当に光の当たらないチームだった。
そのチームにブラジルの超有名選手がやってきた。
それが、ジーコだった。
まだプロリーグを持っていない日本の二部リーグにW杯に何度も出場経験のある外国人選手がやってくることは異例中の異例だった。
ジーコはブラジル代表黄金カルテットの一人であり、ブラジル代表で10番を背負っていた超有名選手だ。
その選手が37歳を迎えた時、プロリーグ開幕を受けて参入すると表明した住友金属でサッカーをすることを決めた。
ジーコは住友金属に、そして日本サッカー界に多くの貴重な種を撒き続けた。
サッカーがまだまだ日本には浸透せずプロ化するといってもまだまだ技術的にも世界と比べると劣りに劣っていた日本で、数々の経験を教え込んだ。
自身がプレーすること、そして指揮することでチームを選手をクラブを そして日本サッカーを大きくした。
1993年。ジーコが加入して3年目を迎え、Jリーグ開幕。
誰もが日本のエース・カズこと三浦知良他、ラモス瑠偉、武田修宏、北澤剛、柱谷哲司など当時の日本サッカー花形選手を多く抱えるヴェルディ川崎が、舞台の中心となると思っていた。
しかし、2部からプロ入りし確実に力は不足しているだろうと思われた鹿島アントラーズが、ジーコを中心とした記憶に残るゴールの数々で快進撃をみせたことで、Jリーグは活性化され一気に鹿島アントラーズというクラブの名が知れ渡った。
Jリーグはじめての1stステージの頂点に立ったのは鹿島アントラーズだった。
あれから、22年。
鹿島アントラーズは22年で16タイトルを獲得している。
ジーコの撒いた種は今でも確実に育ち続け、ジーコと共にブラジル黄金カルテットの一人としてブラジル代表で活躍したトニーニョ・セレーゾ氏が二度目の鹿島の監督に就任し、ジーコスピリッツを守り続けている。

●チームの大きな存在の引退。そこで得た悔しさという大きな糧

黄金期―。
鹿島には黄金期と呼ばれる時期があり、その時期に活躍した選手たちが昨季シーズンを終えたと同時にピッチを去ってしまった。
柳沢敦。
中田浩二。
新井場徹。
鹿島を語る上では欠かせない存在といって良いであろう選手が ユニフォームを脱ぐ決断をした。

海外挑戦も果たし海外でプレーした時期もあったが、国内では鹿島アントラーズというチームに在籍することにこだわり鹿島以外のユニフォームを着ることを考えられなかったという中田浩二は
鹿島アントラーズ所属のまま 引退を決意した。
鹿島の多くのタイトルに貢献し、日本サッカーにも世代別代表として世界2位という偉業を残し、日本代表では日韓W杯というはじめての自国開催でのW杯に出場し、日本代表のフラット3と呼ばれた当時の日本代表の戦術の軸の一角としてプレーした。
はじめての世界ベスト16、そして海外でもたくさんの経験を重ね欧州2か国でプレー。
その後も鹿島アントラーズにはなくてはならない存在として、その経験をプレーでそして伝達者として伝えながら戦力として戦ってきた。
世界と戦った経験、そして常勝軍団であり続けるむずかしさの中で鹿島アントラーズというプライドを持って戦ってきた経験があるだけに、勝利へのこだわりはとても強く、どんな状況でも勝利への道を模索し、チームを動かした。
得点差があっても、時間がなくても、状況的に難しくてもどうすることで勝利に向かうことができるかをその経験が導いてくれた。
若い頃から注目を受け、期待されてきた。それは良いことだけはなかったはずだ。常にプレッシャーを背負い、自分に負けそうになるときも己を強く持つことで打開してきた。
その姿を見て感じてきた仲間たちが、鹿島には、居た。
昨年、J1最終節。
ガンバ大阪と浦和レッズという二つのクラブの優勝争いに注目が集まっていたが、鹿島にも逆転優勝のチャンスが存在した。
最終節、ガンバ大阪は徳島ヴォルティスに0-0のスコアレスドローという結果となり、鹿島としては2点差以上の差で勝利という結果を得ていれば、タイトルを手にしていた。
しかし、結果は0-1の完敗。
タイトルを最後まで諦めず手にするという気持ちで入った試合であり、大切な仲間である中田浩二を送り出す試合でもあった二度とない機会のゲームだった。
鹿島にとって大きな大きな存在だっただけに、中田浩二に最後に鹿島の大きな笑顔をプレゼントしたかった。
もしタイトルに手が届かなかったとしても、勝利で笑顔で送り出したかった。
中田浩二が残した功績と若手の中に残した存在感でこのチームはこんなに強くなったというところを魅せたかった。
しかし、結果的には完敗。
その結果を受けて、同い年でチームでは同期として、世代別代表でも共に戦い長い時間を共通してきたチームの大黒柱・小笠原満男は涙をこらえ噛みしめた。
ユニフォームを脱ぐという決断がどれだけ大きなものか理解しているだけに、大切な大切な勝利を送りたかった。
それができなかった悔しさが小笠原に重くのしかかり、己を責め、口惜しさが込み上げた。
その重さや悔しさは、小笠原がその日込めた気持ちの大きさがあったからこそ、だった。
手が届くかもしれなかったタイトル。
仲間を最高な形で送り出すことができなかった 自分たちの未熟さ。
鹿島アントラーズは16ものタイトルを簡単に獲ってきたわけではない。
苦しい時も、立ち止まった時も、自分自身に負けてしまいそうな時も経験し、乗り越え打開し、時間を重ねて強くなり タイトルを手にしてきた。
でも、今このチームでタイトルが獲れなかった。それが現実として突き付けられた最終戦の日。
しかし、それは重く悲しく悔しかっただけに大きな「経験」としてチームに、そして選手たちの心に残ったはずだ。

●偉大な選手たちの背中を観て育った世代の 「本物」になる日



今の鹿島アントラーズは若いチームだ。
昨年シーズンがはじまった当初は、鹿島の選手たちの名前を見て、いつからこんなに知らない選手たちばかりになったんだと驚いた人も多かったのではないだろうか。
今の鹿島はわからないと思っていた人でも、きっとこの1シーズンを終えた頃には鹿島のスタメンの名前は一人残らず印象に残る選手となっていたはずだ。
それほどにこの一年で鹿島の若いとされる選手たちは、飛躍し、記憶に残るプレーを見せた。
まだまだとされていた選手たちが常勝軍団鹿島という大きな看板を背負って、それに見合う選手になったといって良いだろう。
結果的に3位という順位でシーズンを終えた昨季。
今季ACLに出場する権利を得て、鹿島アントラーズ初のACLという冠を獲りに向かう挑戦をスタートさせた。
初戦は昨年のACL覇者オーストラリアのウェスタン・シドニー・ワンダラーズに1-3で敗戦。
それも昨年までサンフレッチェ広島に所属していた高萩洋次郎の活躍により敗戦という試合となってしまった。
鹿島の今シーズンスタートは黒星でスタートしてしまったが、まだまだシーズンはまじまったばかりだ。今年は長いシーズンとなりそうだからこそ早い修正を求められる。
ACLという場がはじめての選手も多く、今年は日程的な部分も含めてチームとして大きな壁にぶつかるかもしれないが、それをクリアしながら強くなっていくことが求められる。
悔しさは 強さとなる。
それを証明できるかどうかは、自分たちに懸かっている。
それを選手たちは理解し、重く背負っていることであろう。
もちろん狙うタイトルはACLだけではない。
リーグ優勝からは09年から遠ざかっている。史上はじめての三連覇から6年。
今年こそはという想いも 当然持っている。
常勝軍団鹿島で今、若き頃からジーコスピリットが浸透し、黄金期と呼ばれた偉大な先輩たちの戦いをサッカー少年期にテレビなどで観て、サッカーをし続けプロとなり、常勝軍団の一員となったことで先輩たちの背中を見て戦いを共にし そしてその背中を越えるために必死の努力を重ねてきた選手たちが、自分の足で立ち今、鹿島アントラーズの選手という自覚を持って戦っていることであろう。
鹿島アントラーズという偉大な暦を背負い、戦っているのだ。

16タイトルを獲っても、三冠や三連覇を達成しても、それぞれの歓びや節目があったが、当然クラブとして満足はしていない。
勝つことをひとつでも諦めてしまったり、求めなくなってしまったらそこで戦いは終わる。
鹿島アントラーズが求め求められるのは、頂点のみだ。

2015シーズンをACLで迎え、今日2戦目を迎える。
Jリーグ開幕も目の前まで来ている。
今年の鹿島アントラーズはどんな勝利を積み重ねるのか。

王者と呼ばれるのには、理由がある―。

勝利を勝利だからと満足せず、次の勝利を見据え、どんな時も勝利にこだわり続ける。
常勝軍団であることを背負った上で、タイトルを勝ち得てきたからこそ、だ。
王者という名前を飾りにするわけにはいかない。

2015シーズンも一番高いところを目指して 戦い続ける。



鹿島について語るCHANTのIimori女史である。
鹿島のことを端的に表しておる。
彼女の申すように、一番高いところを目指して戦い続ける。
いよいよ2015年シーズンが開幕する。
楽しみである。