【J1】1節展望|清水―鹿島|新外国人ふたりを加えた清水が、優勝候補・鹿島を迎え撃つ
サッカーダイジェスト編集部
2015年03月07日
清水―― ショートカウンターに活路を。 鹿島――ACL2戦4失点の守備を再建する男は…。
故障者/清=杉山力、C・ヨンアピン、村松、内田 鹿=ダヴィ 出場停止/清=なし 鹿=なし
3月7・8日、いよいよJ1リーグの2015シーズンが開幕。サッカーダイジェストWebでは1シーズンを通じ、毎節各カードの最新チーム情報をお届けする。
ここでお伝えする開幕カードは、清水 vs 鹿島。昨季の雪辱を誓う清水と優勝候補にも挙げられる鹿島の一戦を展望する。
――◆――◆――
J1リーグ・1節
清水エスパルス―鹿島アントラーズ
3月8日(日)/13:00/IAIスタジアム日本平
清水エスパルス
リーグ成績(2014年):15位 勝点36 10勝6分18敗 42得点・60失点
試合巧者の鹿島が相手ということもあり、先に失点する展開は避けたい。長沢の言葉を借りれば、「勝つために一番重要なのは点を取られないこと。全員で守備意識を高く持ち、行くところと行かないところをはっきりさせたい」となる。
まず守備から入ると考えれば、ウタカとデュークの新外国人コンビは途中起用が濃厚か。ただ、前者は直近の練習試合でトップ下起用されており、開幕戦先発の可能性も残る。その場合は大前が左サイドに移動するだろう。
チームとして狙いたい形は、手数をかけないショートカウンターだ。いまだ崩しのパターンが確立できていないため、低い位置からのパス回しに執着するのは逆に危険。前線からのプレスで追いこみ、ボールを奪ったら手数をかけずに攻め切りたい。それでも押し込まれる展開が予想されるなか、CBタイプを4人並べた最終ラインがどこまで踏ん張れるかもポイントとなりそうだ。
悪くても0-0で試合が推移すれば、勝負どころでウタカ、デュークを切り札として使い、流れを変えられる可能性も残る。昨季3戦全敗と苦い思い出の残る鹿島戦だが、なんとか勝点を奪いたい。
KEY PLAYER:村田和哉(FW)
昨季はジョーカーとして覚醒し、今季はスタメンが濃厚。持ち前のスピードで、ショートカウンターの旗手となれるか。
鹿島アントラーズ
リーグ成績(2014年):3位 勝点60 18勝6分10敗 64得点・39失点
下位に沈むことも予想された昨季と違い、今季は優勝候補に挙げられている。すでに開幕したACLは2月25日のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦(●1-3)、今月4日のFCソウル戦(●0-1)と2連敗中だが、初戦で得点した土居は「歯が立たなかったわけじゃないし、下を向く必要はない。あとは最後の精度の部分だけ」と内容には手応えを掴んでいる。
開幕ダッシュに不可欠な公式戦初勝利へ向けては、相手の元同僚を止めてリズムを掴むつもりだ。清水の主将・本田は11年から13年途中まで鹿島に在籍。土居は同じ11年の加入で「あの人から攻撃が始まるので乗せたくない」と警戒している。トップ下としてマッチアップするボランチを潰したうえで開幕ゴールを狙う。メンバーもACL出場組がベースだろう。
アウェーでの清水戦は、08年から2分4敗(リーグ戦)と鬼門だったが、昨季はナビスコカップも含めて3戦全勝。もう苦手意識はない。仕切り直しのJ1開幕戦でうっぷんを晴らす。
KEY PLAYER:昌子源(DF)
ブレイク必至の日本代表。ACL2戦の4失点のうち3失点に絡んだ悔しさをJリーグにぶつける。
守備の新リーダーを担う昌子。ミスが目立ったACLでの不本意な出来からの挽回を誓う。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
優勝候補に挙げられていると断言するサッカーダイジェストの試合展望である。
ACLの連敗も懸念材料とはなり得ぬ。
鹿島のサッカーを貫けば、自ずから勝利を掴み取ることが出来よう。
とはいえ、明日の試合は苦手清水である。
昨年こそ三連勝で苦手意識を払拭したように見えるが、楽な相手では無い。
特に清水の主将である本田拓也は鹿島の将来を担わせたいと考えたほどの実力の持ち主。
ここは、彼を抑えたいところ。
ポジションとしてマッチアップする聖真は「あの人から攻撃が始まるので乗せたくない」と気持ちを高めておる。
好勝負が予感させられる。
髭パスを封じ込め、ゴールを狙うのだ。
楽しみな開幕戦である。
サッカーダイジェスト編集部
2015年03月07日
清水―― ショートカウンターに活路を。 鹿島――ACL2戦4失点の守備を再建する男は…。
故障者/清=杉山力、C・ヨンアピン、村松、内田 鹿=ダヴィ 出場停止/清=なし 鹿=なし
3月7・8日、いよいよJ1リーグの2015シーズンが開幕。サッカーダイジェストWebでは1シーズンを通じ、毎節各カードの最新チーム情報をお届けする。
ここでお伝えする開幕カードは、清水 vs 鹿島。昨季の雪辱を誓う清水と優勝候補にも挙げられる鹿島の一戦を展望する。
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J1リーグ・1節
清水エスパルス―鹿島アントラーズ
3月8日(日)/13:00/IAIスタジアム日本平
清水エスパルス
リーグ成績(2014年):15位 勝点36 10勝6分18敗 42得点・60失点
試合巧者の鹿島が相手ということもあり、先に失点する展開は避けたい。長沢の言葉を借りれば、「勝つために一番重要なのは点を取られないこと。全員で守備意識を高く持ち、行くところと行かないところをはっきりさせたい」となる。
まず守備から入ると考えれば、ウタカとデュークの新外国人コンビは途中起用が濃厚か。ただ、前者は直近の練習試合でトップ下起用されており、開幕戦先発の可能性も残る。その場合は大前が左サイドに移動するだろう。
チームとして狙いたい形は、手数をかけないショートカウンターだ。いまだ崩しのパターンが確立できていないため、低い位置からのパス回しに執着するのは逆に危険。前線からのプレスで追いこみ、ボールを奪ったら手数をかけずに攻め切りたい。それでも押し込まれる展開が予想されるなか、CBタイプを4人並べた最終ラインがどこまで踏ん張れるかもポイントとなりそうだ。
悪くても0-0で試合が推移すれば、勝負どころでウタカ、デュークを切り札として使い、流れを変えられる可能性も残る。昨季3戦全敗と苦い思い出の残る鹿島戦だが、なんとか勝点を奪いたい。
KEY PLAYER:村田和哉(FW)
昨季はジョーカーとして覚醒し、今季はスタメンが濃厚。持ち前のスピードで、ショートカウンターの旗手となれるか。
鹿島アントラーズ
リーグ成績(2014年):3位 勝点60 18勝6分10敗 64得点・39失点
下位に沈むことも予想された昨季と違い、今季は優勝候補に挙げられている。すでに開幕したACLは2月25日のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦(●1-3)、今月4日のFCソウル戦(●0-1)と2連敗中だが、初戦で得点した土居は「歯が立たなかったわけじゃないし、下を向く必要はない。あとは最後の精度の部分だけ」と内容には手応えを掴んでいる。
開幕ダッシュに不可欠な公式戦初勝利へ向けては、相手の元同僚を止めてリズムを掴むつもりだ。清水の主将・本田は11年から13年途中まで鹿島に在籍。土居は同じ11年の加入で「あの人から攻撃が始まるので乗せたくない」と警戒している。トップ下としてマッチアップするボランチを潰したうえで開幕ゴールを狙う。メンバーもACL出場組がベースだろう。
アウェーでの清水戦は、08年から2分4敗(リーグ戦)と鬼門だったが、昨季はナビスコカップも含めて3戦全勝。もう苦手意識はない。仕切り直しのJ1開幕戦でうっぷんを晴らす。
KEY PLAYER:昌子源(DF)
ブレイク必至の日本代表。ACL2戦の4失点のうち3失点に絡んだ悔しさをJリーグにぶつける。
守備の新リーダーを担う昌子。ミスが目立ったACLでの不本意な出来からの挽回を誓う。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)
優勝候補に挙げられていると断言するサッカーダイジェストの試合展望である。
ACLの連敗も懸念材料とはなり得ぬ。
鹿島のサッカーを貫けば、自ずから勝利を掴み取ることが出来よう。
とはいえ、明日の試合は苦手清水である。
昨年こそ三連勝で苦手意識を払拭したように見えるが、楽な相手では無い。
特に清水の主将である本田拓也は鹿島の将来を担わせたいと考えたほどの実力の持ち主。
ここは、彼を抑えたいところ。
ポジションとしてマッチアップする聖真は「あの人から攻撃が始まるので乗せたくない」と気持ちを高めておる。
好勝負が予感させられる。
髭パスを封じ込め、ゴールを狙うのだ。
楽しみな開幕戦である。
実際、引き分けでも苦しくなるので兎にも角にも開幕ダッシュ一択でお願いします。