今年のお盆は家人の初盆。
したがって、いわゆる「お盆休み」ではないので、13日から16日までしっかり休みを取った。いくら何でも、お盆くらい故人をじっくり追悼させていただきたく。
家人は急に逝ってしまったので、葬儀までは何とかやって、その後すぐに仕事に戻らないといけない状況だった。
しばらく、アンバランスな心理状態が続いた。
昼間は今まで通り仕事をし、仕事が終わると急にこれまでと違った生活。この落差が結構心理的にきつかったようだ。
顕在的な心理状態としては通常運転であるために、ストレスは潜在心理に追いやられ、それは身体的な不調に変換され、いろいろなことが起こった。
ともかく、人間の心理、脳の働きはかくも身体機能を撹乱する、のお手本のような日々であった。
そういうことで、お盆はお盆らしく過ごそうと以前から決めていた。
法要も執り行い、故人にもいろいろお供えをして、子供と食事に行った。
なぜかお盆にシチリア料理。でも家人はイタリアン、好きだったので、これも供養になるかな。
フォカッチャとサラダケールのサラダ。滋味深い味わいでした。
カツオのコンフィと夏野菜、トマトソースのパスタ。このパスタが生パスタでもう本当に何の抵抗もなくするすると美味しく喉をすぎていく。ソースもしっかりと味があるのに、塩味は軽め。その微妙なバランスが。。。
こういうパスタ、久しぶり。
そしてもちろん、ドルチェ。
ヨーグルトのムースジェラート（？）だったかな。ともかく滑らかな素晴らしくさっぱりとしたドルチェでした。
香り高いコーヒーといただいて、大変満足。
ところで標題の「びっくり」だが、お勤めを担当した坊さんが説教の中で「お盆は13日から15日までですが、まあ、うちは今日まで盂蘭盆の法要をやってはいますが、お盆は15日までで。。。うんぬん」とおっしゃる。
はあ？
京都の大文字焼きも16日ですけど。どうしてあなたのところでは16日まで盂蘭盆法要やってるんですか？
とすごく聞きたかったが、お盆ですし、鬼を呼んでもいけないので、止めました。
若い、まあ駆け出しの坊さんなんでしょう。でも、それにしても酷いなあ、と思いました。
これでは皆さんお寺から離れますな。
私も別にものすごく宗教的な人間ではないですし、宗派にこだわりもなく。
今のところは単に、家人の実家の宗派に合わせているだけ。一応結縁があった、ということで。まあ、それに親鸞さんは嫌いではない。
ただ、個人的には道元禅師の思想に共鳴するところも多いので、のちのちの法要はどうするかな、と思案してます。