無知の知

ほたるぶくろの日記

顔真卿展は今日も盛況でした

2019-02-17 18:39:54 | 日記

先週も忙しく、とても仕事帰りに寄るような体力はなく、やはり週末に行くことにしました。

いろいろ考えたのですが、まあ、もう春節からかなりたっていますし、もう大丈夫かな〜なんて考えで先週とほぼ同じような時間帯に行ってきました。

するとやっぱり。。。行列がありました〜(残念)

でも先週は1時間待ちだったのですが、今日は20分待ち。しかも先週ほど寒くないですし、まあ、いいか、ということで並ぶことに。。。

ほぼ30分後に館内へ。問題は「祭姪文稿」台湾故宮博物館から来ている顔真卿の書。

これを観るために館内には別の行列が。なんと2時間待ちですって。。おそらく殆どお隣の国の方のようでした。

顔真卿の書自体は他にも沢山展示されていたのですけど。それなのに、そこへ行列。。。まあ、、、ですよね。

そっとその場を離れました。

ともあれ、我々日本人にもっとも身近な明朝体の元祖とも言える顔真卿の書はしっかりとした骨太な字体でありました。いわゆる「楷書」です。

私にとっては行書、草書が心にぐっと来るものがあるのですが、まあ歴史的な書体の変遷を知る、という意味では大層勉強になりました。

で、出てきましたら、行列はさらに伸びていて、入館まで60分、となっていました。

左奥が平成館なんですが、本館の端まで行列が伸びていました。最後の最後までこの展覧会は盛況なままのようです。

日本人だけではなく、隣国の方のためにもなったなら、それはそれで結構なことです。われわれ東アジアの漢字文化の成果ですからね。共有し、大切に保存して行きたいです。

殆ど象形文字の篆書からもう少し簡易になった隷書、そして楷書がうまれ、素早く書いていくことのできる行書、草書へ変遷し、特に日本では仮名文字ととの相性もあって、草書はさらなる変遷を遂げました。もっと詳しく知りたい分野の一つです。

さあ、次は東寺展!!  そういえば空海の書もちょっとあったのです。かなりのびのびとした字体でありました。 とっても楽しみなんであります。

保存

保存