無垢の建具は実験の毎日

相変わらずよく降りますわ、雪が・・・
2月ですから当たり前ですが・・

昨日は名古屋市HS様邸の地鎮祭をおこないまして
ご両家ともにお揃いのおめでたい地鎮祭となりました。
確認申請は許可が通っているので早速工事には
かからせていただきます。
この工事場所の近所には20年ほど前から建てさせて
いただきましたOB施主様の家が多くありますので
また折を見て顔をだしてみようと思っています。
去年もこの近所のOB施主様の家の改装工事を
2件工事させてもらいましたしね。

夕方、建具屋さんの工場の前を通ったら
開いていたのでちょっと立ち寄り話を。
話題は木製建具の新作について。
ヤマジョウの木製建具は基本的に無垢材を
多用しますので納品してからの建具の
不具合？も多少はあります。
不具合？と書いたのは確かに板割れや
そりなど不具合なのですが、無垢材といては
当たり前の現象なのでその狭間に立って無垢材の建具を
完成品として提案し続けることは結構大変なのです。
ある意味かなりリスキーなことかもしれませんが
住む人にとって一番いいことは・・というポリシーに
照らし合わせた時に、「やっぱり無垢材の建具でしょう」という
答えになっています。

無垢の板をフラッシュ製にすると収縮の違いから
ヒビが入ってします材が出てしますんですよね。
結局建具屋さんに作り替えをしてもらうわけですが
誰のせいでもないのでつらいですね。
建具屋さんとは一本も不具合を出したくないから、という
決意でテスト作製を繰り返して、日々実験の毎日を送っています。
現場ではわからない努力がこういうところにあるんです。

建具屋さんが「ほかではできない取り組みと結果を出したいから」
と力強く話していたことがヤマジョウの明るい希望ですね。