ちょっとタイトルが大上段に構え過ぎたかな・・と思いながら。
ヤマジョウ博士の家では断熱性能の良いネオマフォームを
採用していますが、断熱材も熱の伝わりを遅くしている材料なので
いかに負荷を減らしてあげることができるかは、大きな課題だと思っています。
写真は、下屋根と壁の取り合いの部分ですが、下屋根での熱い空気が
壁で滞ることなく流れるかどうかは、なかなか絵には描けても実際に
どうなっているかが分かれるところです。
屋根の垂木が壁の断熱材の前で止まっていることがわかると
思いますが、これが大事なのです。
つまり、屋根の空気が壁の通気層の中へ遮られることなく流れる施工が
しっかり出来ているかどうか!
これを確実にするためには屋根垂木を受ける掛けという
部材の位置検討とそれを支える下地の問題、この両者を
検討していないと難しいです。
簡単なことのようですが、従来の仕組みのまま進んでいると
このような部分での支障が出てきてしまいます。
致命的に影響が出るかどうかがわかりにくいので、気づかないのかも
知れませんが、このような見えにくい部分での施工に大きな差が
出てくるのだとヤマジョウは考えています。
これもかなり打合せを重ねて今の形になってきていますから・・
性能の良い断熱材を採用することは必要条件としてありますが、
あくまでも壁や屋根の通気層の仕組みとして、熱を持った空気が
長い時間留まらないように、スムースに流してあげること・・・
このことが基本に無いといけないと思っています。
こういった施工のシリーズも考えてみますね。
個別でもこのような話が聞きたい方は、どうぞお気軽に
お問い合わせください。
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