ヤマジョウ建設

岐阜県産木材で外断熱工法の健康住宅!

自家所有の山から伐採、出材を始めました!山で儲かる!?

2022-06-04 20:26:10 | 山の話

このところウッドショックという言葉を
よく聞かれるかと思います。
主に外国での需要の影響と外国産木材の供給の
バランスが崩れたことが原因の現象です。

そこで、すわっ日本の木材だ!といっても
なかなかそううまくは進みません。
日本の木材は長い間の需要に対して補助金で
山の管理をしていくという状況が根付いてしまっているので
市場原理ではスムースに対応していくことが
難しいからです。

ということで良くも悪くも日本の木材価格も
上昇している状況が現状です。

とりわけ日本の木材、製材品はまず柱材と土台材が
一番の値上がりをしています。

今回、自家所有の山でちょうど直径が18mm~22mmぐらいの
木材を中心的に出材したくて考えていたところ
林齢45年の檜の山がありましたのでこれを出材することにしました。

とはいえ間伐形式なので5haぐらいの山で250m3ぐらい出材できないかな
と目論んでいますがどうなるか。

この写真でおよそ20m3ぐらい。
この12倍ぐらいの量が出てきてほしいところです。

この何十年も山の経営は補助金無くしては赤字の経営続きでしたが
初めて(私にとっては)山で儲かった!!と言えるところまできました。

一番うれしいのはこれまで山の手入れなどに資金をつぎ込み続けてきた
親に対して「山で儲かったよ!!」と報告できることです。
苦労が報われたとはこのことです。

ウッドショックで大変苦労されている事業者さんも多いとは思いますが
今回の山の収支は大変うれしい結果となりそうです。

これを機に世相を考えながら、どのような木材を出材していこうかと
考えているところです。

私にとっては先祖の苦労に乗りかかっているだけで申し訳ない気持ちも
多々ありますが、知恵を絞って高収益が取れるよう取り組んでいきたいと
考えています。

またこのように山の事業にも携わっていることが、日本の材料状況にも
詳しくなれる一助になっています。

人生無駄な経験はない!!!という言葉をしみじみ感じながら
進めていきたいと考えています。


エビフライ?

2022-05-28 10:35:41 | 山の話

私も田舎に住んでいますがあまり見たことなかった!

写真の上のものは何だと思いますか?

下は松ぼっくりですよね。

上は動物が松の実を食べたカスです。
ちょっとエビフライみたいな感じでしょ?
こんな風になるなんて私もびっくりでした。

まだまだ知らないことだらけです・・・

 


原木の調査

2021-09-29 16:49:40 | 山の話

いまウッドショックでようやく国産材の
価格が少しだけ上がってきました。
最近ではなかなか無いことですので
私の山も年末には伐採して切り出そうと
考えています。

そのために切り出す山の調査、再確認をしてきました。

現在はあまり太い木材の価格はあまり上がっていないので
ちょっと細めの年数の木材を切り出そうと思います。

太い木材の山を切り出した方がm3数が多くなるので
当然のことながら伐採の施工費が安くなります。

もちろん林道に近い場所が前提です。
今回の伐採場所も2,3か所候補に挙げてあるのですが
細口で価格の高い木材とそこそこの価格ですが
太い木材の場所と試算してみて決めたいと考えています。

私の祖父や父が苦労して育ててきた山林を、最近までは
元が取れないような価格だったので・・やっと日の目をみれる
ような価格になったところで成果に変えていきたいと思います。

祖父はもういませんが、父の存命のうちに何かしらの
成果は出していきたいなと目論んでいます。

収穫はちょっと楽しみです!!

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またまた白川町木材市場へ行ってきました!

2021-09-04 10:39:18 | 山の話

週末に白川町の木材市場に行ってきました。
山の木材の動向など情報交換です。

まだまだ時期的なこともあり、長雨のこともあり、
出材料は少なめです。
当然ながらすぐに売れてしまうので土場にも
材料はなくなってしまいますね。

しかし世の中ではも木材が高騰しているという
ニュースばかりが先走っていますが、本当に山の
材料の価格が上がっているのはまだ柱材とか土台のような
細い口の材料が中心です。
元木のような体積がでる木材の部分はまだ価格が上がって
いない状況で、これから上がってくるのでしょう。

全体的に3割ぐらいは上がって欲しい、そうなって山の
持ち主にもそれなりのお金が入るような循環になって欲しい、
と常々思っています。

山の仕入れも値段が上がり調子なのでだんだん今までのようには
いかなくなるでしょう。

この1,2年が均衡化に移行する時期でしょうか。


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国産材の値上がり?

2021-08-19 18:24:07 | 山の話

いまウッドショックと言われる現象が起きて
まだまだ収束の様子はないようです。

事の発端は外国からの材料がストップしたために
その材料をめぐって外国材の代わりの国産材が
矢面に立ったが国産材もすぐには山からの出材など
できるはずもなく、材料の無いもの高で価格が高騰
してきているというものです。

国産材の製材品が価格が上がれば当然ながら山の木材の
価格も上がってくるのですが、まだタイムラグがあるようで
これから秋冬にかけて原木の価格もしっかり上がることを
期待しながら見ているところです。

農林水産省、林野庁としては日本の山の材価が上がることに
ついてはまったくOKのはず。
国としては材価が上がることで林業労働者の生活が安定して
山林所有者にもお金が回る循環になれば、これが正常な
姿といえると思っています。

ですからウッドショック?ではなくショックを通して
正常な価格に日本の木材がなるようにしていかねば
ならないということなのです。

木材の価格は上がったと言えども平成10年ぐらいの価格には
まだまだ及びません。

いわんやその以前には到底追いつきません。

今の少し前の木材価格がいかに安かったかということなのです。
ですから国も補助金をつぎ込んで山林経営に取り組まないと
いけない状況になってしまったのです。

今回ことも一過性の出来事になってしまうことが一番怖い結末です。

そうならないように山、製材、流通、プレカット、工務店など
連携して未来の国産材のあるべき姿をつくっていかねばなりません。

なかなか難しい課題ですがしっかりと業界あげて
取り組んでいこうと考えています。

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空飛ぶ車の時代・・山では?

2021-06-30 10:05:52 | 山の話

最近のニュースで「空飛ぶ車」の話題があちらこちらで
目につくようになりました。
いよいよ関係各所への働きかけなども進んでいくのかなと
思いながら実際に空飛ぶ車を目にするのはいつ頃なのかな・・
と楽しみに思っています。

実際にはドローンみたいな形式になりそうですね。
安全性のことはよくわかりませんが人間が乗るものなので
かなり厳しいチェックになるのでしょう。
もちろん落ちても被害がでますから大変ですよね。

この空飛ぶ車と同じように林業でも材木の出材搬送に
大型ドローンのような機器が開発されていると聞いています。

ヘリコプター出材が一時流行りましたが、無人の搬送機という
ことですね。
こうなってくると今の出材の主流になっている路網整備が
すこし方向性として変わってくるかもしれませんね。
路網整備はメーンの林道から作業重機が入れる程度の簡略化
した道路を細かく整備して山の作業をしやすくする方法です。

これをおこなうともちろん作業の効率化がはかれるのですが
デメリットは山が荒れやすいということもあります。

山の作業はその現場に行くこと自体が重労働ですので
ドローン等新しい機器などで作業効率や大変な負担のかかる
部分が軽減されたりすればいいなあと考えています。

若い従事者もなかなか増えていない状況ですが
新しい発想の機器などが導入される仕事場ということになれば
若者の食いつきも違ってくるのではないかと思うのですが・・・

ロボットスーツみたいなのを着けて作業に行くなんて
近未来的でかっこいいですよね!

国産材の安定供給の一助として新しい技術の導入に
期待してやみません。

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製材工場フル生産だけども・・・ボトルネックが!

2021-06-25 07:14:42 | 山の話

いま海外からの木材輸入の滞りから端を発した
ウッドショックなるもので、国内の木材需要に
注目が集まっています。

実際に無いもの高で国産木材も価格が上がってますが
これで山の原木価格が上がればそれなりにいいことだと
考えています。

木材供給を確保するためにどこの製材工場さんも
フル生産で頑張っていることと思います。

写真は製材機に使用する帯鋸ですが目立ての作業も
ひっきりなしにしていることでしょう。

製材工場がフルで頑張れば・・・ということはもちろんですが
ひとつボトルネックになっている工程があるのです。

それは木材の乾燥工程。

天然乾燥という時代もありましたが今は大部分が機械乾燥の
時代です。従ってどの製材品も一旦は乾燥釜に入るということです。

この木材乾燥技術は樹種によっても違いますし、樹種によって
乾燥工程の期間も変わります。

そして一番のネックは製材量に対して乾燥釜が間に合っているかどうか?
ということです。

今の状況、つまり製材工場がフル生産した時に乾燥の工程が
ついて行けるかどうかはなかなか難しいのではないかと
私は考えています。
したがって乾燥釜の整備をいま改めて考えておかないと
今後の国産材安定供給というのは難しい状況になりかねないと
危惧しています。

乾燥釜を今整備されている工場でも初期に投入されたものは
寿命がきていて実際の設置数と生産量は必ずしも一致しないと言う
こともあります。

ほとんどが乾燥釜導入には補助金の利用をしていますので
再度釜の入れ替えなどをする際には補助金制度のハードルや
自費ならばさらにコストの問題も付きまといます。

急に起こったウッドショックに対して、さあ国産材の生産を!!!
という気概は理解できますが製材工場の能力だけ、山からの出材だけ、
ではなくて製材した後の乾燥釜の能力も大きな要因になるということ。
今後は乾燥釜の能力にも注力していかなばならないかと考えています。

なんでもそうですがいろいろな状況や環境が変わると
新たな課題が浮き彫りになってくるものですね!!

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岐阜の山・・木材は?

2021-06-02 16:23:52 | 山の話

過日、協力業者の倉地製材所さんへ打ち合わせに行きました。
このウッドショックであちらこちらから問い合わせの連絡など
また見積もり依頼などでてんてこ舞いだそうです。

さすが倉地製材所さんは原木の入手もトラブルなく
できているようで普段からのお付き合いの賜物だと
感心しています。

市場での製材品流通では木材価格が上がっているのですが
山の原木価格はまだまだ上がっていないようです。
もうそろそろ上がってくるとは思うのですが製品市場からの
反応が遅いですね。
特に東海地方の特色みたいですが・・・

山の方は木材価格がもっと敏感に反応して上がるようなら
もっと出材料にも拍車がかかると思うのですが・・・
実際には前とそう変わらないので出材料がそんなに増えないという
ことなのではないか??と思うのです。

早く原木価格がある程度(2~3割)上がったところで安定してくれると
出材料にも安定感が出てくるのではないかと想像します。
今は補助金もらっての伐採がほとんどなので木材価格が上がらなければ
急いで出材する必要がないですね。
早く均衡が保てる価格に落ち着いてもらいたいものです。

もしくはもっと木材価格があがるなら自分の山も切り出しするか!

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ウッドショックの報道について・・

2021-05-15 17:37:27 | 山の話

最近のウッドショックといわれる問題には
いささかびっくりました。
今日のTVバラエティー番組みたいな中でも
話題として挙げられていたのでびっくりです。

それだけ関心が高いということなのですが
バラエティみたいなのに取り上げられてくると
放送される内容にもいい加減な内容も増えてくるんだなあ
と危惧しています。

たまたま見ていた時に、専門家?といわれる方のコメントで
「日本の木材はどこで生産されたとか、トレサビリティは
まったくできていない。日本の住宅木材はどこでとれたか?
作っている会社も把握していない。」と言っていました。

これみて、いい加減なことを言ってくれてるわ!と
ひとりで文句言っていました。

もちろんどこで生産されたことが分からない商品もあるのかも
しれませんが現在はほぼどこの製材品もしっかりとした品質管理と
トレサビリティはしっかりとしていると思います。

過去のしっかりしていなかった日本の木材製品品質のイメージを
そのままひきずってコメントしてもらっては困りますね。

今回、ウッドショックという形で良くも悪くも木材製品に対して
注目が集まっている時ですので、これを好機にしていきたいものです。

ヤマジョウでは仕入れなども特に困らないでいい状態ですので
とってもありがたいです。
日ごろの皆さんの関係各位のご協力の賜物です。

感謝感謝!!!!

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日本の木材事情は変化するか・・・

2021-04-18 12:00:23 | 山の話

昨日は木材、特に東濃檜の仕入れについて打ち合わせがありまして
萩原、東白川に行ってきました。
あいにくの雨でしたが久しぶりに山を歩いてきました。

これは白川の木材市場ですが山からの木材もたくさんで
出てきますが、買い付けのスピードも速いようで
土場には木材が滞留していない状況です。

このところ外国からの木材輸入量が非常に少ないということ、
また価格も高騰しているということ、などで国産材への
市場からのアプローチが急激に増えています。

ヤマジョウでは普段から国産材、ぎふ県産材しか使用していませんので
なにも状況は変わらないのですが、普段から外国産材や集成材など
採用している方にとっては大きな問題だと思います。

市場が国産材にシフトしていくことについては大筋賛成ですが
外国産材の代わりに国産材を採用するという姿勢では
ちょっと違うな!!!というか面白くありません。

どういうことかというと今までの外国産材のサイズ規定を
国産材に求めて購入したいという方が多いということです。

国産材にシフトするなら国産材製材の規定に合わせて採用すれば
スムースに進むことなのに・・・と当たり前のことを当たり前に
できていない現状にすっきりしない思いがあります。

今後、外国輸入材の価格はそんなには下がらないという予想から
私は国産材に対してもっと目を向けられる状況が続くと予想します。

そうなったときに以前から話をしている‟ストック”の課題がもっと
大きくなってくるのかなと考えています。

山林労働者の高齢化や山という作業条件の過酷さなどから一気に
生産量を増やすことなど難しい状況です。
となれば年間通じて安定して伐採しても流通として安心できる
ストック機能が必要になるのは必至のことです。

今回のような海外事情がスイッチになって日本の木材事情も
大きくいい方向に変わらないかなと期待をしています。


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