過日、完成引渡しの終わりましたNS様邸のお家の中には思いのこもった仕上げがあります。
今回の新築計画が、大工さんだったおじいさんの建てたお家を解体しての計画でしたので
なんとか解体したお家の材料をうまく活かせないか!ということがNS様の思いでした。
大工さんだったおじいさんの時代はすべて手刻みの時代なので残しておいた梁や柱などには
その当時に描かれた墨の跡や加工の跡もしっかりと残っています。
松丸太の梁を半割にしまして壁に施してみました。
右下の小物置きも古い柱の再利用です。
表面は当時の加工の跡がしっかりと残っています。
あえてきれいにはしませんでした。
施主様のおじいさんに寄せる思いが非常に強く伝わりますが
おじいさんおばあさん、またご両親の協力を得て家づくりは進んでいくのですね。