ヤマジョウ建設

岐阜県産木材で外断熱工法の健康住宅!

東海大会でのセミナーの話・・・木材も若い時の方がよく育つ!

2009-07-31 08:33:39 | 山の話

東大の井上先生の話を小分けで紹介しています。

木材は植物でして(当り前か!)光合成をしてどんどん成長していきます。
木材も成長していく過程の中で年代ごとにみてみると、
人間と同じように若い時の方が成長度合いが大きいとのことです。

ある程度年数の経った木材は成長はしていますけれど
光合成による二酸化炭素の固定化の量と木自体の呼吸による
二酸化炭素放出量がほぼ同じ量になってしまうらしいです。

日本の原生林などで有名な白神山地など成熟しきった森は
二酸化炭素吸収の働きというよりは、二酸化炭素の貯蔵庫という
働きになっているんでしょう。

温室効果ガス(ここではCO2に限定)を減らそうとすると、気体になっている
CO2を固体化(木材)することは非常に有効なこと。
要はよく成長する森をつくってあげることが有効になってきます。

よく人工林の間伐という言葉を聞いたことがあると思いますが
まさにその作業は森のCO2固定化、吸収に一役買っています。
いま間伐と言っても、細い木材ではなく40年以上経った樹齢の間伐も
盛んになってきました。
十分建築材料として使用できる太さの間伐材です。
こうした樹齢の間伐作業も進めることで中間期の山林に活力を
与えCO2吸収の能力を活性するとともに、搬出された木材が
建築材料などに使用されて固体が気体になる時間を数十年稼ぐことで
全体総量としてのCO2削減に貢献していることになります。

豊かな山、たとえば動物や鳥など食べ物が豊富にあるような山山、
こうした山は人工林の杉檜だけの山でなくって広葉樹の天然山の
イメージがありますが、今人工林の山々もこうした広葉樹の山々に
共存できるよう手入れをおこなっている過程です。
ただCO2の吸収量だけに着目してみると
杉や桧の針葉樹は広葉樹に比べてかなり多くの量を
吸収するというデータがあります。
これは成長の度合いが針葉樹の方が大きいのでこのような
結果になるのでしょうが、現在ある人工林の山々を少しでも
早く、多く、間伐作業などによって手を入れることが最優先課題なのでしょう。

そして、その間伐作業などによって搬出されてくる木材を多くの人に
使用してもらうことがもう一つの課題になってきます。
使用されない限り、市場原理でものは流れないですから・・・
逆に言うと、木材ニーズがどんどん上がれば黙っていても
間伐は進むのでしょう・・・

ニワトリが先かタマゴが先か・・・

永遠のテーマですが、喫緊のテーマとして捉えなおさなければいけないですね!


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東海大会でのセミナーの話・・・森林破壊と木材工業の相関関係は低いんだと!

2009-07-30 17:52:15 | 山の話

東大の井上先生のセミナーでの話を小分けにして紹介しています。

世界中で森林が消失している事実は皆さんがご存じだと思います。
しかしながら木材を扱っている私達が森林を切り倒して消失させている
というイメージがあるのではないでしょうか??

井上先生もこのことについてはしっかりと弁明?しなくては・・・と。

世界的にみて森林消失の大きな原因は焼畑農業などの
行動が一番の原因です。まあ、これには森林地帯を奥へ
入りやすくしている木材伐採のための道路が促進しているようですが・・・

木材工業活動のために森林が消失しているのは
全体の3%だそうです。
意外に少ないと思いませんか?

地球的に見て森林消失は大きな問題ですので
木材工業の比率が小さいとか大きいとか
話をしている場合ではないのですが、まずは正しいデータとして
数字を押さえておきたいと思います。

焼き畑をしないと生活がしていけない人達がたくさんいるということです。

簡単には片付かない問題ですね!

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リフォーム成功のキーワード!

2009-07-30 08:22:24 | 家づくりアドバイス

先日、初めてYAMAHAさんの名古屋ショールームに行ってきました。
今回は美濃加茂市でキッチンリフォームをされるKT様ご夫婦と
一緒にいきました。
美濃加茂市からだと名古屋市も近いんですね。



今回はキッチンリフォームということでメインはキッチンセット。

いつも話しているように、リフォームは現状の不満を明確にして
それをどのように改良・改善していくのかということを
計画・イメージしていかなければいけません。

今回は現状のキッチンセットの新調にあたって、機器類の
一新で最新の機器投入ということと、収納力不足を改善して
いきたいということ。
そのためには、やはり現物を見て、確認してもらうことが
大きなポイントとなります。

機器類も今回はオール電化に変更するということで
IHクッキングヒーターを実際見てもらって選定。
キッチンセットも実際の大きさや作業台までの高さなど
自分の目で見てもらうことが大切です。
人間工学上、ご自分の身長/2+5cmというのが理想らしいのですが、
多くの方々とご一緒すると皆さんそれぞれ一家言もってみえるのだなあと感じます。

台所でスリッパを履く人、履かない人これだけの要因を取って見ても違いますから・・

今期もリフォーム案件が多いですね。
実際よく見て、良く触って、じっくり検討して進めてください。
何を検討するのか?これを明確にするのがリフォーム成功のキーワードです!


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東海大会セミナーでの話・・・木材の結合は堅い結束

2009-07-29 16:10:10 | 家づくりニュース

過日、25日に開催されました東海大会で東大の井上先生の
セミナーがありました。その中での数々の話を少しずつ紹介して
いこうと思います。

木材を構成してしている物質でセルロースと言う名前を聞いた事が
あると思いますが、このセルロースと澱粉は構成しているブドウ糖は
まったく一緒なんだって!
でも、澱粉と木材は確かに違います・・・この両者が違うのは
ブドウ糖の結びつき方が違うだけなんだと!

結合の仕方だけで言うと、澱粉がα結合といい、セルロースはβ結合と言います。

澱粉のほうが同じ向きで結合していて、その結合は壊れやすい。
だから人間の唾液でも分解されて糖になる。
一方セルロースのほうは互い違いに向きを変えた結合になっているので
よりしっかりとした結びつきになっていると。
だから簡単にはその結合を壊せない。
人間の唾液では糖にに分解できないので、木材を噛んでも甘くもないし
栄養とし吸収されないでしょう。

これらの元になるブドウ糖は光合成で生成されます。
水と二酸化炭素を原料にして・・・
6H2O+6CO2→C6H12O6+6O2 

さて、この堅い結合のセルロースを分解できる(安価に分解できる)技術が
広がると木材の利用についてもまたまた大きな可能性が広がってくるんでしょうね。

今の時点では、分解についてはまだまだ高価な技術だと言うこと・・・
そういえば、シロアリは自分の体内でセルロースを分解できる酵素があるらしい。

シロアリを調べると分解酵素がわかるのかなあ・・


それにしても木材屋はβ結合でしっかりとした繋がりを以って仕事をしようと
いうことが元素のレベルでも証明されたということかな!
ちょっと違うかもしれませんが、昔を懐かしんで理科の復習でした・・・

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板取川の状況

2009-07-27 17:50:50 | 板取情報

またまた久しぶりの投稿になってしまいました。
土曜日は日本木青連の東海地区大会ということで
岐阜市会場に100名余のメンバーが集結しまして
勉強会をおこないました。
不肖私が地区長ということで開催させていただきまして
多くの皆さんのご協力で大成功に終れましたこと感謝申し上げます。

翌日は続けて滋賀県、京都へと出張でしたので
なかなか時間もなく・・・

ということでブログ投稿もお留守になっていました。

さて、本日本社に戻ってみると
局地的大雨の後で板取川も増水中です。

まだまだ水量はMAXにはなっていませんが
アユ釣りの人にとってはちょっと手が出ませんね。

これで水量が少し減ってくると毛バリでも鮎が釣れるように
なると思います。
友釣りはそのあとかな!

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日本中「日食」の一日

2009-07-23 07:46:47 | 脱線よもやま話

昨日は日本中が「日食」に注目の一日ではなかったかと思います。

私も11時20分ぐらいに見てみると、ちょうど薄雲があって
肉眼でも何となく欠けている太陽を発見!
サングラスで十分見ることができました。

日食ぐらい・・なんて思っていましたが、テンション上げ上げで
観測していました。

日食を見ている人の中では、日食中の影の変形について
語る人もいまして・・・ピンホールカメラの原理よ・・・と
話していましたが、太陽の欠けにばかり目がいっていまして
とても影の変化にまでは気がつきませんでした。

枝葉の木漏れ陽の影が欠けた太陽の形になるようです。
サングラスや太陽をみる器具を使って直接見る方法ばかりに
目がいきますが、ちょっと視点を変えるといろいろな見方があるのだと・・

何事も一元的な見方や考え方だけではないということですよね!

この次は26年後かあ・・・生きているかなあ・・


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ラジオで聞いたさんご礁の話・・・結構ショック!

2009-07-20 10:43:57 | 脱線よもやま話

昨日だったかな、ラジオを聞いていたら
奄美大島のさんご礁の話題をしていました。

サンゴの産卵は満月の夜に・・・これは海底に定着したら
一生動くことができないサンゴにとって、より遠くへ子孫を運ぶ為に
大潮の時に産卵するんだとか。
ピンクのカプセルで海が染まるらしいです。

このサンゴの大敵は鬼ヒトデ。
(これは子供の時にジャポニカ図鑑で見た記憶があります)
鬼ヒトデが大量発生してサンゴに大打撃を与えているそうな・・
夜行性の鬼ヒトデが昼間も活動しているらしいです。
これがボランティアのダイバーたちによって対処されて、今では
元に戻りつつあるというエピソードが流れていました。

この後に流れた話で「えええ~~」と思う話が・・・

サンゴにとって鬼ヒトデは天敵ですが、もっと悪影響を与えているものがあると。

それは、人間が使う日焼け止めクリームなんですと!

この日焼け止めクリームのパラベン、ケイ酸・・・まだまだいろいろありましたが
このような成分がほんの微量海水に混ざってもサンゴにとってはかなりの打撃を
受けるものらしいです。
そんなこと思ったことも無かったですが・・・この話はショックでした。

本当に自分の知らないところで生活の中の普通の行動でも
多くの影響を与えていることってあるんだな・・・と改めて感じました。

とはいえ、人間やめるわけにいきませんから
まあこんなこともあるんだという意識を持って生活するしかないのですが・・・

メーカーもこんなことは100も承知で新しく環境に
負荷のかかりにくい商品を開発していくんでしょうけれども、
一般の人は全然こんなこと意識していないでしょうね!

自分の知らないところで・・いろんなことがおきていることってあるんですね!
意識だけしていきましょ!


ちょっと変わった柱です

2009-07-20 10:18:20 | 健康住宅への取り組み

19日に久しぶりにヤマガタヤさんの売り出しにでかけました。
店長さんが「面白い商品がありますから・・・。」という声にひかれて
進んでいくと写真のような柱類がありました。

真ん中の白い柱が槙の柱。
向かって左の白とピンクが桧の柱。
その反対側の赤い木が杉の柱。

これらの柱とその他の材料も購入してしまいました。

この商品を展示していたのが奈良県の業者さんで
以前、日本木青連でご一緒した方が社長をしている会社でしたので
話もとんとん拍子にすすんで・・・
「ほな、買いましょか!」のノリでした。

これからの計画していくプランにちょっと変わった柱がお好きな方には
提案していきたいと思います。

それにしても木青連を通じて知り合った全国の会員の方とも
こうして商売に繋がっていくことはイメージとしてなかったのですが
現実にこうしたケースが出てくると楽しいものです。
木青連を通じてフラット35などの業務を中心に住まいズDEPOという
グループも活動を展開していますが、これらの動きも楽しみです。

皆さん、チェックしてみてください!

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アジサイの剪定・・軽トラいっぱいの花束??

2009-07-17 08:06:50 | 脱線よもやま話

梅雨というのに、久々に雨が降りました。
本巣市の建前もちょうど昨日までに屋根が完成しましたので
ナイスタイミング!
今日は筋かいや耐震金物の取付で終わるのかな。


           

この写真は(ちょっと撮影向きが悪くって90度首を曲げてみてください)
民宿 山女魚の店主からメールがありまして、
「これぐらい花束贈るとかっこいいよな」ってコメントがありました。

まあね!って答えておきましたが・・・

これは、アジサイの剪定の結果ですね。
今のうちに古い花を切って、新しい花芽を残して、枝を処分しておくと
来年の花の咲き方が違うようです。

板取をはじめ256号線沿いにはアジサイがたくさん植えられていますが、
いつもきれいに咲かせるためにはお手入れが欠かせないんですね。
剪定もちょっとづつ行えば大した時間がかからないんですが
一度にたくさんやろうとするとかなりの手間と剪定した花、枝の処分が大変です。

地域のみんなの手で・・・というのは理想ですが、住民活動でおこなうのは
なかなかと工夫と仕組みが必要ですね。
一番は、皆の気持ちをどうやってそこに持っていかせるかなんでしょうけれども・・・

来年のあじさい祭りには、どこのあじさいがどれだけきれいかな?なんて視点でも
見に来て頂けると面白いかなと思います。


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真夏の建前の温かい話

2009-07-15 10:13:30 | 健康住宅への取り組み

13日から本巣市にて建前が始まっています。
予定では17日までかかります。
梅雨の時期だというのにありがたいことに晴天続きです。

これは14日の昼ごろの様子です。

晴れているのはありがたいのですが
非常に暑い!
もう水をかぶったようにぐっしょりです。
皆、暑さとの戦いで疲れていますが
なんとかしっかりと完成させたいと思います。

13日にうれしいことがありました。
私たちの作業場にご近所方が「暑いからスイカでも食べなさいよ」と
わざわざ大きなスイカを持ってきてくださいました。
それも、包丁と塩をそえて・・・

本当にうれしかったです。

建前をしていてご近所の方に差し入れをいただくことはめったにないことで
いい人がいらっしゃるんだな・・と暑い中、温かい話でした。

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