過日、長屋家所有の山の境界を確認してきました。
両親が元気なうちにすべて覚えきるのは難しいかもしれませんが
とにかく細かな面積の物件もありますので数をこなさないと終わりません。
これも今回本格的に境界を教えてもらいました。
杉の７０年ぐらいの林なのでそこそこ伐採できる山です。
板取の奥の方の山ですが林道の横なので比較的出材経費が少なくて済むかなと
勝手に考えています。
最近は檜の価格が非常に悪いので出材するなら杉が良いかなと・・・
おまけに檜よりは杉の方が同じ年数でも体積があります。
本当に40年も前でしたら想像もできないような状況になっているのです。
何十年も先人が苦労して手に入れて手入れした山が価格的な見返りがなくなってきていますが
木材という天然素材はしかるべき年数時間をかけないと手にすることができないのですが
本当に悲しいくらいの価値にしかなっていない現状がなんとも言えない気持ちです。
私たちは継承していく立場なのですが手に入れた父や祖父の立場からすると
どう感じているのやら・・・
とにかく今は所有山林の境界をしっかりと継承すべく見て廻ることが責務かなと考えています。
過日９日に板取地域で山の見学会セミナーを開催いたしました。
岐阜市内や愛知県からご家族連れで参加いただきましての開催となりました。
当日はあいにくの雨模様でしたが、株スギの森の散策や
川浦渓谷の紅葉も眺めることができ、まずまずの進行になりました。
田舎の川魚定食でランチのあとはいよいよ100年生の杉大木を伐採見学でした。
今回はまっすぐにのびた杉でした。
いつもながらズシーンと音をたてて大木が倒れるさまは
なんとも心に残る光景でしょう。
参加者の皆さんも開催後アンケートを見てみると、
大木の伐採見学が一番強く残っているようでした。
この大木も少しの間は葉枯らしをしておいて材料として活用していきます。
昨年の大木も今年はテーブルなどに利用していますが
ここの山の木は木目年輪が細かいのでいい感じの板になりますよ！
ちょっと古い話になりましたが１０月初旬に四国の高松市にて
全国健康住宅サミット四国大会に参加してきました。
もう１５回を重ねているんだなあとしみじみ感じました。
今回は参加は参加でも分科会を担当することになってしまい（安請け合いをしてしまって・・）
大変重荷になっていたのですが・・・
健康住宅サミットなのに“日本の林業について”のテーマで分科会をという依頼でした。
ちょうど岐阜県林業経営者協会の青年部の活きのよい若者たちにお願いしまして
岐阜県の林業の実情や問題点、課題、また未来の展望などを大いに語ってきました。
つまりは岐阜の林業が日本の林業の話にまでつながると信じて怖いもの知らずでおこなってきました。
９０分が長いような短いようなこじんまりした分科会会場でしたがそれなりに
興味のある方々が集まっていただきまして分科会の体はこなせたかなと胸をなでおろしてきたところです。
このような勉強会的な情報交換会は多くの団体やグループで開催されています。
みな何かしらの情報やきっかけをつかみたいとの思いで参加されていることと思いますが
参加するたびに情報の多さ、世間の広さということを思い知らされて帰ってくる繰り返しですね。
そういう意味ではよい発奮材料になっていいのですが
その気持ちをいかに持続させてまた形にしていくかが大切なのです。
第6回全国健康住宅サミットをぎふの地で開催してからずいぶん世の中も変わったなあ・・・と
思い出しながら短い時間を楽しんできました。
もちろん“さぬきうどん”も！
４食も食べてきましたよ！
先日、か弱い声で会社にお問い合わせの電話がありました。
私が受けたのですが・・・なんでも木の切れ端が欲しいとのこと。
ようよく話をうかがってみると、園児の工作のために材料がほしいとのことでした。
サイズ的には建材の端材で十分いけるサイズでしたので園児のクラス人数分を
そろえてお届けしてきました。
そうしたら・・・なんとこんなかわいいお礼状をいただきました。
恥ずかしいような材料でしたが喜んでいただけたようでこちらも
とってもうれしい気持ちです。
園児のような小さいころから工作などで木材に親しんでもらえると
この業界にいるものとしてもありがたい限りです。
今回はどういう企画でこの流れになったかわかりませんが
ご用命あればいつでもOKですので何なりとご相談いただければと
思っています。
ありがとうございました！
過日、岐阜市内で長期優良住宅のMT様邸の地鎮祭でした。
MT様は私がヤマジョウ建設に入社して間もなく旧高富町にて新築をさせていただいた施主様です。
４，５年前にも断熱改修と外装リフレッシュ工事をおこなったばかりでしたが・・なんと
公共工事の立ち退きにかかりまして今回新築ということでご用命いただきました。
私にとってもMT様にとっても2回目の新築工事という非常に珍しい機会に恵まれまして
とっても嬉しい気持ちです。
前回建てさせていただいたお家よりも性能やら仕様に関してもかなりレベルアップしているのですが
気持ちとしては以前のようなわくわくした気持ちで再挑戦させていただいているといった感じでしょうか。
お互いに歳も重ねてきていますので要望もピンポイントでお話しされますしこちらもおおよその
ご要望は把握しているつもりですので打ち合わせも非常にスムースでした。
長期優良住宅ブランド事業なのでこれから各種書類の方に移っていきますが
年内には建て方も終えて春先前には温かい新居に移っていただけるようにしたいなあと
勝手に考えております。
