ヤマジョウ博士の家シリーズを始めまして既に
24年が経過しようとしています。
空気の循環と温度調節と全熱交換換気をパナソニックの
一体型システム「気調システム」という機器を採用していました。
本来この機器はすごくゆっくりの風速で家じゅうの空気を
温度調節しながら循環させるので、その当時理想の機器と
されてきました。
その理想の機器を開発はできたのですが、それを設置できる
性能のお家がまだまだ存在していなかったと言いうのが
当時の状況でした。
その理想の機器とマッチングさせるためには断熱性能気密性能を
大幅にアップしたお家が必要だったというのがヤマジョウの
高性能省エネ住宅を手掛ける始まりだったのです。
当時気調システムを設置したお施主様の場合、24年程度は
経過しているので通常のエアコンの寿命からみればはるかに
長寿命と言えます。
しかしながらやはり機械ですので寿命はありまして
取り替えが必要な時期にもなってきました。
パナソニックが開発販売していた機器がなんと数年前に撤退してしまいまして
同機器が無くなってしまいました。
現在はヤマジョウ博士の家はダイキン製のエアコンとダクトワーク、加えて
全熱交換換気扇を分離した形で組み合わせして提案しています。
古くからのパナ製の機器をダイキン製の機器に取り替えする
ケースがこれから増えてくる事を想定してお施主様にご提案しています。
機器ごと交換して施工するケース、これまでの機器の循環性能だけは
活かして新規壁掛けエアコンを使用するタイプと2ケースご用意しています。
このようなことを考えますと快適な空間を生み出すのはエアコン機器ではなく、
まずは家の性能(断熱気密)が大切なんだということが改めて思い知らされます。
逆に言うと、性能の優れたお家ならばどんな熱源を持ってきても
快適なお家になる可能性は十分にあるということになります。
まさに“建物性能がファースト”です!
今後もこのポリシーはぶれません!(^^)!