いまウッドショックと言われる現象が起きて
まだまだ収束の様子はないようです。
事の発端は外国からの材料がストップしたために
その材料をめぐって外国材の代わりの国産材が
矢面に立ったが国産材もすぐには山からの出材など
できるはずもなく、材料の無いもの高で価格が高騰
してきているというものです。
国産材の製材品が価格が上がれば当然ながら山の木材の
価格も上がってくるのですが、まだタイムラグがあるようで
これから秋冬にかけて原木の価格もしっかり上がることを
期待しながら見ているところです。
農林水産省、林野庁としては日本の山の材価が上がることに
ついてはまったくOKのはず。
国としては材価が上がることで林業労働者の生活が安定して
山林所有者にもお金が回る循環になれば、これが正常な
姿といえると思っています。
ですからウッドショック?ではなくショックを通して
正常な価格に日本の木材がなるようにしていかねば
ならないということなのです。
木材の価格は上がったと言えども平成10年ぐらいの価格には
まだまだ及びません。
いわんやその以前には到底追いつきません。
今の少し前の木材価格がいかに安かったかということなのです。
ですから国も補助金をつぎ込んで山林経営に取り組まないと
いけない状況になってしまったのです。
今回ことも一過性の出来事になってしまうことが一番怖い結末です。
そうならないように山、製材、流通、プレカット、工務店など
連携して未来の国産材のあるべき姿をつくっていかねばなりません。
なかなか難しい課題ですがしっかりと業界あげて
取り組んでいこうと考えています。
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