このところウッドショックという言葉を
よく聞かれるかと思います。
主に外国での需要の影響と外国産木材の供給の
バランスが崩れたことが原因の現象です。
そこで、すわっ日本の木材だ!といっても
なかなかそううまくは進みません。
日本の木材は長い間の需要に対して補助金で
山の管理をしていくという状況が根付いてしまっているので
市場原理ではスムースに対応していくことが
難しいからです。
ということで良くも悪くも日本の木材価格も
上昇している状況が現状です。
とりわけ日本の木材、製材品はまず柱材と土台材が
一番の値上がりをしています。
今回、自家所有の山でちょうど直径が18mm~22mmぐらいの
木材を中心的に出材したくて考えていたところ
林齢45年の檜の山がありましたのでこれを出材することにしました。
とはいえ間伐形式なので5haぐらいの山で250m3ぐらい出材できないかな
と目論んでいますがどうなるか。
この写真でおよそ20m3ぐらい。
この12倍ぐらいの量が出てきてほしいところです。
この何十年も山の経営は補助金無くしては赤字の経営続きでしたが
初めて(私にとっては)山で儲かった!!と言えるところまできました。
一番うれしいのはこれまで山の手入れなどに資金をつぎ込み続けてきた
親に対して「山で儲かったよ!!」と報告できることです。
苦労が報われたとはこのことです。
ウッドショックで大変苦労されている事業者さんも多いとは思いますが
今回の山の収支は大変うれしい結果となりそうです。
これを機に世相を考えながら、どのような木材を出材していこうかと
考えているところです。
私にとっては先祖の苦労に乗りかかっているだけで申し訳ない気持ちも
多々ありますが、知恵を絞って高収益が取れるよう取り組んでいきたいと
考えています。
またこのように山の事業にも携わっていることが、日本の材料状況にも
詳しくなれる一助になっています。
人生無駄な経験はない!!!という言葉をしみじみ感じながら
進めていきたいと考えています。