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お笑いエアインディア3 米国業界団体からも・・・。incredible India

2011-11-21 00:12:26 | 貧困問題




これは,日本に帰ってきてから見つけた記事なんですが,エア・インディアが米国業界内でどんな風に見られているか,ということをよくあらわしているんですな。

まず,この記事を読む前に,予備知識として,押さえておきたいのは,

アイゼンハワーも言ってるジャン オバマ

オバマ政権が,景気回復の政策手段の一つとして輸出振興をあげているってことですな。そういう文脈でこんなハナシもあって,ってことなんですが,エアインディア,ひどいこと言われてます。



US carriers unhappy with American aid to Air India

米国の輸出振興の一環として,エア・インディアにボーイング787の購入資金を,政策融資をすることを決めたら,米国の業界団体が反対している,ということなんですな。


Calling Air India "one of the most poorly-run airlines in the world", American carriers have opposed the US Exim Bank's $3.4 billion support to it to buy Boeing 787 Dreamliners.

エア・インディアのことを,最もしょぼく運営されているエアラインの一つ,と呼んで米国の航空業界は米国Exim Bankがエア・インディアにドリームライナーの購入資金を支援することに反対している。

most poorly run air line とは,とほほ。

エアインディアの評判は,世界的にもなり響いているようで。

The official said support to foreign buyers of Boeing planes was important since if the US plane maker could not sell airplanes to foreign buyers like Air India, its chief rival Europe's Airbus probably would.

米国の政策当局が言うには,エアインディアのような外国の買い手に対する支援は重要で,もし、ボーイングの航空機を買ってもらうことができなければ,ヨーロッパのエアバスを買うことになる。


と,まあ,輸出振興策の一環であることを主張しているわけですが,

The letter, quoted by the WSJ, states that Air India's "long-running financial losses and widely reported management problems should disqualify it for US support."

エアインディアの長期の赤字と,広く報告されている経営管理上の問題は,米国の支援を受けるにふさわしくない,

と米国の業界団体から言われちゃってるわけですね。

米国航空業界としては,資金不足でピーピーしてて、古い機材で我慢している中,悪名高きエアインディアが米国政府の支援で,最新鋭の燃費の良い航空機を購入してもらっては困るわけですな。

米国航空業界 古い機体で燃費悪い

で,エアインディアにまで,支援するのか,

と言われちゃってるわけですな。

はは。業界団体が政府の海外の同業者支援に反対するのは当然ですが,この言われよう、ちょっと笑えます。

産業政策の有効性についてはいつでもどこでも,論争は尽きないわけで,結局このハナシも,ボーイングの支援が大切か,米国の航空会社はどうなのか,というになり,

そんなこと政府が決めていいのか,

ということになってくるわけですね。

オバマ政権の産業政策については,サリンドラの件でミソをつけていて,これは,子々孫々まで語られる失策となるんでしょうが,保守派からの,こうした政策に対する批判は根強いものがある,と言ってよいんでしょう。

オバマ政権の産業政策

まあ,ロビイストを沢山雇っている大企業への支援となれば,保守派も黙ってる,ということかも知れませんがね。














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