会計スキル・USCPA

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ポール・クルーグマン vs  ロン・ポール

2012-05-10 01:10:11 | マクロ経済
こいつぁ,スゲエぜって感じの動画です。

Ron Paul VS Paul Krugman 4-30-12 FULL Bloomberg


リベラルのクルーグマンと,リバタリアンのロン・ボールの直接対決なんですな。

左派と右派とは,意外に親和性がある,ってなハナシをここでも良くしてきたわけで。ロンボールとマイケルムーアなんかは,イデオロギーは違っても,批判している対象が同じ大企業体制だったりします。

マイケルムーアが批判しているのはキャビタリズムじゃない,コーボラティズムだ,私と同じなんだ,とロンポールが言うとき,あきらかに左派草の根の取り込みを意識して発言しているんですな。

ところが,こと政府と中央銀行の役割に関しては,左派と右派は水と油のようでして,この,三十分足らずの動画ですが,ほとんど共通点なく,対立したままで終わっています。

でかい政府は良くない,あれこれ政府が指図すべきでない,中央銀行はマネーをコントロールできる振りをしているが,そんなことはできない,大恐慌はFEDのせい,とロンポールが言えば,

ロンポールの主張は事実に基づいていない,フリードマンが主張したのは,大恐慌をFEDが発生させたというのではなく,FEDが十分に対策をとらなかったから,というものだ,FEDの役割を否定することはできないとクルーグマン。

あたしゃ,中央銀行がいらないと言っているのはなくて,通貨の自由化を主張しているのだ,云々カンヌンとロンポール,はちょいと苦しいですかね。

それにしても,まあ,よくまあこれだけ素早く切り返せるもんで。

プロの政治家のロンボールは別として,クルーグマンは学者なんですけど・・・。

まあ,経済に関しては,当然ながらですが,クルーグマンに分がある感じですかね。

ただ,貧乏人の経済学,じゃありませんが,

どっちも一部は正しいけど,それだけじゃない。
もっと細部を良く見て,効果的な道を探すべし,

というのが本当のところなのかも知れませんね。


それはさておき,

クルーグマン曰く,

まだ緊縮を行うべきではない。財政支出拡大の余地はある。

日本ほどの財政赤字レベルまで大丈夫だと言っているのではないし,
そこまで行けたとしても,行こうと言っているのではない,

とか,

日本をダシにして,好き勝手おっしゃってます。






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