これもまあ、貧困ビジネスと言えるんですかね。
といってもBBCが金儲けでやってるわけじゃなさそうでもありますが
Bangladeshis rush to learn English by mobile
More than 300,000 people in Bangladesh, one of Asia’s poorest but fastest-growing economies, have rushed to sign up to learn English over their mobile phones, threatening to swamp the service even before its official launch on Friday.
これまで何度も紹介してきました、あの、マイクロクレジットのグラミン銀行があるのもバングラデシュですね。世界の最貧国。もっとも早く成長中の経済ともかかれていますが、そのバングラデシュで携帯電話で英語学習ができるサービスに30万人も申込があったらしくて、チョイやばいみたいなことになってるようで。
“We were not expecting that kind of response; 25,000 people would have been a good response on the first day,” said Sara Chamberlain, the manager of the discount service. “Instead, we got hundreds of thousands of people.”
せいぜい2万5千人くらいだろうと読んでたんですね。それが、何十万人も来ちゃって、とほほ・・・。とBBC。
バングラデシュでは、職を確保するために英語学習熱があがってるようですな。
The project, which costs users less than the price of a cup of tea for each three-minute lesson, is being run by the BBC World Service Trust, the international charity arm of the broadcaster. Part of a UK government initiative to help develop English skills in Bangladesh, it marks the first time that mobile phones have been used as an educational tool on this scale.
お茶一杯程度の値段で、3分間のレッスン。
たった3分。
これ、『ネクストマーケット』に出てた、貧困層を顧客に変える、というコンセプトなんですな。貧しい階層は、お金を持ってないんで相手にしても商売にならない、というのは間違いで、小分けにして売ったり、工夫すれば十分ビジネスの対象になる、というハナシですがね。考えてみれば、グラミン銀行も、信用を小分けにして与えているとみることもできますな。
小分けにするという点では、これもその口ですが。まあ、これはチャリティでやってるようですがね。
貧乏人相手にして儲けようなんて、ひどいやつら、と批判するのは考えもので、ジャフリーサックスも言ってますが、市場へのアクセスが無いこと、が貧困トラップにはまってしまう原因の一つであって、
こうやって、市場に貧困層を巻き込むことは貧困対策上も大切なのかも知れないんですな。市場のプレイヤーとして一人前に扱われることで、自分も市場に商品を提供してゆくことのルールというか、ノリみたいなものをつかんでゆくというか・・・。
ジェフリーサックスは顧客としての貧困層について触れているわけじゃないんですが、消費者として正当に扱われる、ということも貧困対策として重要な気がするんですな。放置され、経済から阻害されることが貧困トラップなんですね。
ジェフリーサックスインタビュー
といってもBBCが金儲けでやってるわけじゃなさそうでもありますが
Bangladeshis rush to learn English by mobile
More than 300,000 people in Bangladesh, one of Asia’s poorest but fastest-growing economies, have rushed to sign up to learn English over their mobile phones, threatening to swamp the service even before its official launch on Friday.
これまで何度も紹介してきました、あの、マイクロクレジットのグラミン銀行があるのもバングラデシュですね。世界の最貧国。もっとも早く成長中の経済ともかかれていますが、そのバングラデシュで携帯電話で英語学習ができるサービスに30万人も申込があったらしくて、チョイやばいみたいなことになってるようで。
“We were not expecting that kind of response; 25,000 people would have been a good response on the first day,” said Sara Chamberlain, the manager of the discount service. “Instead, we got hundreds of thousands of people.”
せいぜい2万5千人くらいだろうと読んでたんですね。それが、何十万人も来ちゃって、とほほ・・・。とBBC。
バングラデシュでは、職を確保するために英語学習熱があがってるようですな。
The project, which costs users less than the price of a cup of tea for each three-minute lesson, is being run by the BBC World Service Trust, the international charity arm of the broadcaster. Part of a UK government initiative to help develop English skills in Bangladesh, it marks the first time that mobile phones have been used as an educational tool on this scale.
お茶一杯程度の値段で、3分間のレッスン。
たった3分。
これ、『ネクストマーケット』に出てた、貧困層を顧客に変える、というコンセプトなんですな。貧しい階層は、お金を持ってないんで相手にしても商売にならない、というのは間違いで、小分けにして売ったり、工夫すれば十分ビジネスの対象になる、というハナシですがね。考えてみれば、グラミン銀行も、信用を小分けにして与えているとみることもできますな。
小分けにするという点では、これもその口ですが。まあ、これはチャリティでやってるようですがね。
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貧乏人相手にして儲けようなんて、ひどいやつら、と批判するのは考えもので、ジャフリーサックスも言ってますが、市場へのアクセスが無いこと、が貧困トラップにはまってしまう原因の一つであって、
こうやって、市場に貧困層を巻き込むことは貧困対策上も大切なのかも知れないんですな。市場のプレイヤーとして一人前に扱われることで、自分も市場に商品を提供してゆくことのルールというか、ノリみたいなものをつかんでゆくというか・・・。
ジェフリーサックスは顧客としての貧困層について触れているわけじゃないんですが、消費者として正当に扱われる、ということも貧困対策として重要な気がするんですな。放置され、経済から阻害されることが貧困トラップなんですね。
ジェフリーサックスインタビュー
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