
答えは、エゴノキ[野茉莉](エゴノキ科)の実を泡立てた物です。
キャンプ場の中を散歩していると、前日の雨で朝日に輝くエゴノキを見つけました。いくつか実を採って帰り、子どもたちを集めて水の中で実をつぶすように指示しました。
初めはなんの変化もなく、何をやらされているのかわからない様子だった子ども達に、水をかき回す様に言いました。

昔は石鹸の代用に使ったんだよと話すと、面白がってどんどん泡立てていました。この泡は、12~13個の実を使ってできたものです。
思っていたよりも泡立ちがよかったので、私自身も驚いてしまいました。
いつもは植物の写真ばかり撮っているのですが、たまにはこういう実験をするのも楽しいですね。
子ども達も面白がってくれたので、よい想い出になりました。。。。。
8月上旬 栃木県内にて



栃木の山の中にあるキャンプ場に行っていました。朝、みんなでキャンプ場内を散歩していたら、林の中で見慣れない赤いものがありました。遠目に見るとペンキで塗った木の杭に見えましたが、ツチアケビの実がなっていたのです。
ツチアケビは北海道~九州の落葉樹林に生える多年草で、高さ50~100cmになります。花期は6~7月。葉緑素を持たない腐生植物だそうです。
今回の旅行は、幸いな事に台風にはあたりませんでしたが、初日の夕方から雷雨にあいました。でも、雷雨のあがった後、きれいな星空を見ることができました。
星降る夜とでも言うのでしょうか、天の川を久しぶりに見ることができて、うれしかったです。。。
8月上旬 栃木県内にて

腐生植物:腐生とは、枯葉や死体などの生物以外の有機物に寄生すること。腐生植物は枯葉を分解する菌類を吸収して養分を得ているので、厳密には腐生ではない。

山野の林縁や草地に生えるつる性の多年草で、葉は対生し卵心形で先は尖り、基部は著しく湾入します。
7~8月、葉腋から花序を出し、こんな白い花を咲かせます。蜜でも出ているのでしょうか、アリが沢山花の上を歩き回っていました。
若芽は食用となります。根は有毒ですが、薬用としても使うそうです。
「イケマ」とは、アイヌ語で「巨大な根」を意味するそうです。
ちょうど1週間前の土曜日に、この花に出会いました。関東地方の梅雨明けは8月になりましたが、いよいよ夏本番。今年はいつもの友人家族と栃木方面へ旅行へ行ってきます。
どうか嵐になりませんように・・・・・
7月下旬 長野県内にて

