自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

草もちとは・・・

2006-03-13 12:01:47 | お散歩
一歩一歩春が近づいているこの頃ですが、今日は少し寒いです。
春を告げる味覚のひとつに、草もちがあります。



これは、ヨモギ(キク科)です。
ヨモギの葉や茎は、細かい毛に覆われていて、これが”つなぎ”として草もちに入れられているのです。以前は、春の七草のひとつゴギョウ[ハハコグサ](キク科)が用いられていたそうですが、私はそれを見たことはありません。
ヨモギには、もうひとつの使い道があります。今ではあまり、見かけないと思いますが、お灸に使う「艾(モグサ)」です。葉の裏側の毛が使われているのです。子供の頃、祖母がお灸をしていて、「悪いことをするとお灸するよ」とよく脅かされたのを思い出します。
その他にも、茹でて灰汁出しし、浸し物や汁の実としてもつかっていたそうです。
柔らかなヨモギの若葉を摘み取って、草もちをつくり、季節を感じてみるのも良いですね。

3月上旬 藤沢市内にて
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 馬の尾とは? | トップ | 寒葵 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お散歩」カテゴリの最新記事