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リーマンショックで学んだこと

100年に一度の大不景気らしいが、対策は規制だのとかなんかピンとこない。

私が理解したのは利息はそれを払う人が居ると言う事実だ。その金利でなければ借りられない人が高金利で借りたと言うこと。当然安全性は疑わしい。利息は安全性と比例関係にあり、金利=リスクの度合いということだ。それは国債でも同じ。

一時、豪州やNZで金利が高かった。しかし通貨の流通量が少ないので為替変動が大きい。なので高金利でも貸す人が少ないため高金利になった。投資バブルを抑制する意味合いもあるであろう。もっとアレであればトルコ政府債ではもっとすごい金利もあった。もちろん為替で損する可能性は金利分だけあると言うことだ。

とまぁテクニカルな仕組みはちょっと置いておいて、金利=リスクなのだ。高金利は高リスクと言う単純明快だということを再認識した。テクニカルで薄まるのは説明責任だけでリスクは薄まらないという事実だ。「サブプライムローンで証券化」とか典型でその金利でしか借りられない人が借りてるわけで、金利だけ見ても危険であるのは当然だったのだ。不動産バブルで、、、みたいなのは説明の部分であって安全性が高まることとは一切関係ないということだ。誰も損して高い金利を払わない事を考えれば自明といえる。

なのでテクニカルな説明は「引き際」を判断する材料になっても、その債権が安全とは限らない。逆に複雑なので引き際が分かり辛く、逃げ時がよく分からない。

そう金利=リスクなのだ。なのでテクニカルな部分で規制をすれば安全と言う論理が分からない。SWAPも先物もCDSも手形割引も必要だから出来た商品である、輸出した商品が先方に届くまで現金が手に入らないのは経営的に苦しい場面もあるであろうし、為替リスクを負いたくないこともあるであろう。テクニカルを否定しても不便なだけだと思うんだよね。そうではなく金融商品は必要だから生まれたわけで、未来の値段を確定したいというのがいわゆる正しい使い方。それを否定しても経済が収縮するだけでなんか得なことがあるのかしら。

リーマンショックの問題はテクニカルな話ではなくて、サブプライムローンという高金利商品が「安全に見えた」ことがそもそもの間違いであろう。そうではなく、「金融商品は金利=リスクであるということを再認識した」で何故いけないのであろう。本来高金利はその説明責任が求められる。それをブラックボックス化して格付け会社にリスク説明を丸投げしたのだという事実しかない。

なので証券化はリスクの説明責任を格付け会社に丸投げし、その判断を誰も出来ないのに購入したという点に尽きる。ハイリスク商品のリスク評価ぐらい自分でしろと言うことだ、それが出来なければ買わなければいいのだ。

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