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立場重視は簡単に陥れられる件

昨日の続きで恐縮です、愚痴です。しかも昨日とは違う案件です、商品を出すタイミングが同じなので仕方がないのですが。

仕事の遂行ってやつはロジカルだけで上手く行くってものでもない。相手の立場も考えなくてはいかないであろうし、感情の行き違いもある。商品の開発やプロジェクト遂行には他部署にご機嫌を伺わなくてはいけない。というのは分かる、でも無茶な意見に屈服する必要が無いことは明らかである。しかし営業の「無茶な要求」という事実を無茶でないという前提で議論してくるのは当然の戦術である。売れない理由は相手におっ被せたい。ところがその論理を簡単に受け入れる方もどうかしていると言うものだ。きちっと反論しろよ。

営業が「今まで説明してきたことを覆されては困る」という苦情を例に考えてみよう。営業トークというのはえてして独断専行で行われていることが多い上、本社が統括している事象が多いであろう。支社にええかっこしいは当然織り込み済みだ。要は本社営業は支社への影響力と正当性を維持したいのだ。だったら開発部門はそのウィークポイントを突けばいいものをたいがい営業の言うことを聞くという姿勢が理解できない。何故理解できないかというと弊社では営業が業界の競合商品を知らないからなのだ(だからそこをちょっと突けば建設的な議論が出来ると思うのだがそうでないことも理解不能、というのはどちらの偉いさんは商品を知らないのだ、バカ)。ちょっとこれはありえない状況設定なのであるが真実なので仕方がない。

技術担当として会議に呼ばれたら「この新商品は流通に説明できるレベルにない」と言われ、その理由は支社に説明できないという理由であった。そう、責任を負えないからという理由である。ではどのようなときに本社営業部隊は責任を負うのであろうか。そんなものは論理的には存在しないのだ。なので商品の完全性だけが問題になりそれ以外のことは議論されないという状況。せいぜい営業が責任を取らされるのは見込みと現実の数字の差だけ。それだって上手く行く保証などどこにも無いのだから営業は結果責任しかを問われない。本社営業は自分の論理展開(論理というほどでもなくイチャモンを繰り返し述べ)が穴だらけであることに気付かないだけではなく、馬鹿丸出しで技術屋は(売りの話に参加できないのでタコなのですが)。。。(狙い値の他社商品のレベルを質問し、そのような商品が具体的に存在しないことを指摘したら、、、都合のいい職業ですね。)

本社営業統括が責任を負えないのは理解できる、支社が流通に交渉するためのツールが必要だ。それは商品の特性を突き詰めることが本来必要であるはずで、売るためのツールが足りないから商品の魅力が無いというのは本末転倒という結論しか理解できないのだ。営業が売れない理由を論じるのは簡単だ、資源配分を「見た目」「商品力」「販促」で偏っていればそこを突けばいいのだから。

で疑問。それでいいの?営業が満足する商品は高コストで、魅力は鈍角で、販促重視はさらなる利益率に負担をかける。営業や商品開発はそのようなインセンティブがあるので売れることよりも「売れる雰囲気」が重要で、消費者に受けるよりも流通バイヤーに受けることが最優先となる。そんな商品を消費者は望むのか?理解不能なのだ。

営業が立場で発言するとき、例えば「流通に説明できない」というのはその営業エリートが説明能力が足りていないことを証明する以外にはなんの役にもたたないということを理解すべきであろう。というのはそういった御仁に限って他社商品を知らないのだ。立場重視の説明責任ばかり考えているから市場状況はよく知らなかったりする。ということは商品トレンドよりも説明責任の方が大事なのだ。

なんでそこを突っ込まないのか非常に不思議。技術屋である私は他社商品のトレンドを調査するのは至極当然で、というか調査対象がに偏りがある私より商品設計をする商品開発のほうが商品そのものへの知識があるだろうというのは幻想であったようだ。私が営業に突っ込むのは簡単なのだが、その尻拭いをしたくないので黙ってました。ということは商品開発お偉方も他社商品の現状を知らないで、、、、。そのような奴らをフォローするほど心が広くないもので、すいません。

結局その商品はトラブルが表面化したのですが、私には非が無いことは明らかですのでどうでもいいです。しかしもうちょっとうまくやる方法もある筈なのだが、商品開発部門とそのトップが。やはり駄目かも、その管理職は有能(?)で真面目。なので組織か経営が歪なのでしょう。なので私は研究所という技術で食える世界が望ましい、まぁもっともこんなひねくれものを欲するとはおもわないが

で結論。立場で物を言う御仁は突っ込みどころ満載だ。それを丁寧に論理立てて反撃材料を構築すればいいのだ、使うかどうかは別であるが。普通は喧嘩しない方がいいのであろうが、辞める際に大喧嘩をし、引き摺り下ろすのも痛快であろう。辞める気であれば論理で脅すのもいいかも。とにかく同じ土俵に乗らないことだ。(そして同じ土俵に乗って「痛い目に遭った」という感想もまた理解できないのだけど、)

 

金を払わない(私の給料を上げる権限がない)奴の言うことは聞きません。プロジェクト運営が上手くいっていないことを理解できるけど修正できないぼんくらも嫌いです。そんな奴の言うことを聞いて万が一でも転勤(そいつの部下)になったら目も当てられません。しかも私を利用して更なる昇進を目指して(そのときは私を引き上げるというのような)いる雰囲気が無いことがもう絶望的です。馬鹿と罵る以前にマジで理解できない。まぁお幸せに。

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