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ジャーナリストの妄想と観念主義

限られた字数で記事を伝える事の難しさは理解できるが、歴史的な情実を根拠にするとか、ロジックを端折ったのであろうが論理的に理解不能とか、筆者の観念を前提で進める論は理解できない。

北朝鮮を「制裁」したくない国~JBPRESS

筆者は霞山会というところに所属しているらしいがこんな酷い記事があるのかと思う。筆者は中国が北朝鮮を制裁したく無い理由を5つ述べている。

1つ。「歴史的関係である」と述べている、意味がわかんない。

2つ。中国は「善隣友好外交」なのだそうだ。台湾とも日本ともチベット(これは内政か?)とも、インドとも。あれ?友好的関係を構築しているのって(いやいやながらの)日本以外にあるの?あー、パキスタンか。でもインド憎しだよね、それって。現実認識に間違いがあるので説得力が著しく無い。仮に中国がそうだと言うのであれば具体的に紹介しないと。

3つ。「金正日が言う事をきかない」からだそうだ。吹くね、言うこと聞かないから制裁したくないっていくらなんでも、好意的に考えても端折りすぎでしょ。つーか、普通は制裁する理由にしかならない。

4つ。「中国が議長国を努める6カ国協議に、北朝鮮を引き止めておきたい」に至っては目的が根拠となっている。何故引き止めておきたいかには一切言及されていない。

5つ。「北朝鮮が崩壊ないし暴発したときのコスト」は拙blogと同意見である。そしてここだけ具体的な説明が入る。

どうもこの筆者は(私がその論者だからか)最後の部分だけ説明がきちんとしている。先の4つの論理は言いたくないことを、無理やり言っていると感じる。その結果馬鹿丸出し。
筆者は北朝鮮が崩壊すると中国・韓国・日本は困るという私と同質の考え方なのであろう。しかしそれがいくら特殊な主張だとしても馬鹿丸出しの前提ではなんの説得力も無い。

というか簡単に否定されるような論旨をウpするのは止めようよ。少なくともこの論は馬鹿だし、その後も信用されなくなるよ。

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