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集団的自衛権がやってきた~米国に付き合うか、中朝鮮半島崩壊に付き合うか

前記事でグレーゾーンの確定は賛成できるけど、集団的自衛権は無理と主張した。また集団的自衛権が盛り上がってきた。

同盟はお互いの相互補完でこちらが一方的に得をするということはないともおもう。現実的に中国・北朝鮮の脅威が目に見えている状況では。

 

僕のスタンスは高度経済成長期に日教組左翼に教育された緩いリベラル。安倍総理の懐古的な情緒には違和感があり、心情的な反発があることを前提として欲しい。

 

1)安倍総理の目指す「集団的自衛権」には割と全面的に賛成である。

-1日本が攻撃された際に動員された米軍への攻撃を阻止するのは当然であろう。

-2米国本土への攻撃に対して日本ができることは「ハワイへのミサイルを落とす」だけである。軌道計算の世界はよくわからないけど、米国向けのミサイルが日本を通過するのはインドネシアかフィリピン発くらいか。正直どうでもいい。

-3PKO活動などで友軍が攻撃された際に応援することも違和感がない。

 

2)米国アフガン作戦は英国を集団的自衛権で巻き込んだ

一番心配するのがこれである。アメリカ兄さんに「協力してくれるよな」と言われて断ることができるか。安倍総理後の世界でも閣議決定程度で変えられるのであれば全く信用できない。前例として「集団的自衛権の拡大」があれば後世でどう悪用されるか分からない。日本は第1次大戦で連合国として参戦した歴史を有しているのだ。

安倍総理の心中は対中露極東の安全の為には米国が旗を振って日・韓(・台)が協力することを想定していると思われる、また世界での優等生として影響力を与えるために軍事的支援を厭わないというかんじがする。僕にはそれをスケベ根性と感じるから嫌悪感がある。

 

3)拡大解釈の事実を積むのは気持ち悪い

僕の心情的な問題だろうけれども、提案が安倍総理でなければ賛成した可能性がある。それでも立法で対応して欲しい。
安倍総理だから騙されなかった、安倍総理GJ! 

 

結論:集団的自衛権を日本が得ると米国の無茶な依頼に断れなくなる心配がある。それに付き合うのは困る。
また第1次大戦のように極東の利権に巻き込まれる可能性が高い。

 

追記:中国・北朝鮮・韓国は破綻する可能性が低くないと思っている。そこで日本防衛という名の領土の争奪戦に参加する(させられる)のは困るというのが一番の本音。

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