シャンプー業界の動向 ～高成長企業

この１年でシャンプー・リンスの直近の売り上げシェアを３.７倍に引き上げ、業界５位になったメーカーがある
メーカーといっても商社のような業態で製造販売元はＯＥＭメーカーからブランドを買ってきたか
作って売り込む事業のようだ。（数字は通販を除く）

 

その会社はジャパンゲートウェイ社。シャンプーマニアさんが嫌いなメーカーですね。
石原さとみ、所ジョージ、キャリーパミュパミュ、長澤まさみ、土屋アンナをＣＭにフィーチャーして大旋風を巻き起こしている。
具体的にはノンシリコンを謳ったブランドを展開していて、美肌一族、３ＢＯＭやレブールをフューチャァーしている会社です。 
（ジャパンゲートウェイ社のHPにはNUDY AURAが掲載されているのですが、POSではジャパンゲートウェイ社扱いではなくサンテック社になっています、なんでですかね？大人の事情は奥深いです。） 

ちょっと解説すると食品や化粧品や薬品はそのメーカー工場が作ったものだけではなく「外注」という業務をしていて、主に外注をメインにしているメーカーが有る。これがＯＥＭメーカーだ。
商品開発においてメーカー（ブランドオーナー）が開発した商品を製造する業態であったり、メーカーに依頼されて商品開発する・新商品を提案する業態であったり、（医薬品などでは）製造権利を持っているＯＥＭからメーカーが買ったりとかである。 

ジャパンゲートウェイ社はメーカーではなくて、ＯＥＭメーカーのブランドを活性化させる商社という位置づけらしい。しかし営業力と資金力がある会社であるといわざるを得ない。
彼らがタッグを組んでいるのは業界では有名なＯＥＭメーカーで日本コルマー社とかミロット社等の製品を扱っている。 

 

ジャパンゲートウェイ社の設立は平成１８年とある。たった６年で市場規模1.3千億円のシャンプー業界で５位になり、
シェアを7％弱を占めるにいたっている。ざっと売上９０億円／年の勢いである。（年初のシェアは少ないのであくまで直近の売上が続くとしたらです）
さらにトリートメントでも直近シェア７位４％である。こちらの市場規模は800億なので、、、。（総売り上げの計算はお任せします）

いやぁできる会社って成長できるもんなんですねぇ。感心します。

 

 

ちなみに通販石鹸の大手の悠香も業界では急成長で有名だ。（最近アレルゲンでも騒がせてますね）
売上推移は2004年　8000万円　2007年90億円、2010年は年商300億だそうです。（2011年度はアレルゲンが問題となり250億に留まっているようです）

 創業6年で年商が400倍弱ってどういうことですか？ビジネスは、、、、、、すごい。儲からないことをデフレの所為にするのはクズですね。