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あるある、その後

日経ヘルス、「あるある」を牽引していましたが妄想科学全開でやってくれています。今回は2007/8号での《「油を溶かす水」湯冷ましパワーを活用しよう》だ。

「洗濯にも米とぎにも、湯冷ましを。油を溶かすパワーで洗浄力アップ」意味不明(棒読み)。湯は可溶化力が高いので油への洗浄力が高くなるのは判るが、「湯冷まし」?、冷ましたら可溶化力は落ちるのでは?

重曹は環境に優しい、重曹を加えると洗剤が半分で十分とか、理解不能な言葉を羅列している。コーヒーに油が浮いているのは、湯冷ましを使えばいいとかオーラを感じる。(油が何故悪いかが理解できない。)

高校化学、物理を履修していれば安倍800と笑い飛ばすのは当然なのだが、一流紙の関連会社が「あるある」状態に加担してどうなのよ?あっ、「あるある」は自分らに便乗したのであって元祖は自分らだというプライドがあるのかも。まぁ毎号オーラがでているもんね。

健康食品(医師・薬剤師の管理の下の適切な投与を除く)は不健康に貢献する事はあっても財布と健康にデメリットしか及ぼさないという報告は多数ある。

この業界は脅して、すかして、金を巻き上げるのが商売だから仕方が無いが、直接関係無いマスコミが負の啓蒙をしてどうするのか。アホは騙されて金を遣い幸福になり、アホを騙して儲ければお互い幸せというのが資本主義というわけだ。

騙されない知識は必要ということか、学校も「水伝」で片棒担いでいる場合ではないぞよ。

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