(【読書録】そーなんだ!科学編109)
今とは全く正反対の季節の話だけど、かなりへぇぇぇ~と思ったので書いてみる。
確かに梅雨前線って、天気図見ると「へ」を鏡文字にしたように、途中で曲がっているけれど、それは何故なのか・・・って考えたこともなかった。
一般には、冷たいオホーツク海高気圧と、暖かく湿った太平洋高気圧のせめぎあいで梅雨前線が出来るといわれ、我々も教科書ではそのように習ったし、東日本では確かにそうなのだが、コトはそう単純ではなかったのだ。
実は西の方からチベット高原の北を通って偏西風が、南西の方(インドのベンガル湾の方)からを熱帯モンスーンが来ているので、日本の周囲というのは太平洋高気圧とオホーツク海高気圧を含め4種類の風がぶつかっていることになるのだ。
つまり単純に書くと
という図式になるようだ。もっとも偏西風はオホーツク海高気圧に影響を及ぼし、太平洋高気圧は西日本にも回っているから、相互に影響しあっているようだが。
この結果
西日本の梅雨:雨の降る日と晴れる日が比較的はっきり分かれる。
ただ、梅雨末期に大雨が降る傾向がある。
東日本の梅雨:シトシトとぐずつく日が多い。雨の量はそれほど多くないが、
日照が少ない。
という違いが生まれるそうだ。
なるほどね。小学校で梅雨のことを習った時は、私が東日本の出であることもあって、何の違和感も感じなかったけど、確かに西の方で大雨が多いのは不思議だと思ったこともあるね。
ちなみに、もし日本に梅雨がなかったら年間降水量の20~30%を失うことになるという。梅雨のお陰で日本は同緯度の他国に比べて圧倒的に雨が多いから緑豊かなのだ。確かに東京とテヘランがほぼ同緯度だなどと言われると、あらためて梅雨のありがたさを感じるネェ。
今とは全く正反対の季節の話だけど、かなりへぇぇぇ~と思ったので書いてみる。
確かに梅雨前線って、天気図見ると「へ」を鏡文字にしたように、途中で曲がっているけれど、それは何故なのか・・・って考えたこともなかった。
一般には、冷たいオホーツク海高気圧と、暖かく湿った太平洋高気圧のせめぎあいで梅雨前線が出来るといわれ、我々も教科書ではそのように習ったし、東日本では確かにそうなのだが、コトはそう単純ではなかったのだ。
実は西の方からチベット高原の北を通って偏西風が、南西の方(インドのベンガル湾の方)からを熱帯モンスーンが来ているので、日本の周囲というのは太平洋高気圧とオホーツク海高気圧を含め4種類の風がぶつかっていることになるのだ。
つまり単純に書くと
(西日本) (東日本)
北: 偏西風(乾いた風) オホーツク海高気圧(湿った冷たい風)
南: モンスーン(湿った風) 太平洋高気圧(暖かく湿った風)
前線:水分量の違いによる前線 気温差で生じる前線
という図式になるようだ。もっとも偏西風はオホーツク海高気圧に影響を及ぼし、太平洋高気圧は西日本にも回っているから、相互に影響しあっているようだが。
この結果
西日本の梅雨:雨の降る日と晴れる日が比較的はっきり分かれる。
ただ、梅雨末期に大雨が降る傾向がある。
東日本の梅雨:シトシトとぐずつく日が多い。雨の量はそれほど多くないが、
日照が少ない。
という違いが生まれるそうだ。
なるほどね。小学校で梅雨のことを習った時は、私が東日本の出であることもあって、何の違和感も感じなかったけど、確かに西の方で大雨が多いのは不思議だと思ったこともあるね。
ちなみに、もし日本に梅雨がなかったら年間降水量の20~30%を失うことになるという。梅雨のお陰で日本は同緯度の他国に比べて圧倒的に雨が多いから緑豊かなのだ。確かに東京とテヘランがほぼ同緯度だなどと言われると、あらためて梅雨のありがたさを感じるネェ。
地球上の中緯度地域は本来砂漠です。日本は海に囲まれている為、特殊なのです。四季に加えて温泉もあって、本当に地球で一番よい処ではないでしょうか。
西日本といってもやはり地域によって相当違いますよね。そーなんだ!はものすごく大雑把に書いているから、そのまま書いてしまったけど、近畿圏は、だだっ広い平野のある関東に比べて地形も細かく変化があるでしょうから、同じ県でも海の近くと山の近く、盆地と言ったように気候が違うでしょうね。まだまだ色々不案内なことが多いです。