さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

大河ドラマ「光る君へ」第24話を見て

2024-06-17 22:45:19 | ドラマ鑑賞

道長の姉であり一条帝の母でもある詮子が病の床につき、伊周の怨霊に悩まされ伊周・隆家の罪を許す方向で検討が始まったが・・・陣の定め(会議)における、公卿の発言が面白すぎるほど空気読みすぎ。道長に至っては、陣の定めの結果を一条帝に伝えるだけだったので、一条帝に「そなたの考えは無いのか?」と一括される。そこで「帝の御心と同じでございまする」といけしゃあしゃぁと答える道長。なんちゅー風見鶏。同じなわけはないのに。

そこでそもそも伊周たちをなぜ罪に問うたのか・・自分に正しい情報が伝わってこなかったことを詰る一条帝。だが、従者に死人が出たのは事実なのにそれを忘れている一条帝。かつ花山法王を狙ったのではなく、花山法王の車を狙ったということなら罪が軽くなるのか? 夜の暗い中の話、車を狙うだけでも危険ではないか。花山法王の権威は地に落ち、従者の命も軽んじられたものよ。

だがそもそも実行犯である隆家こそが罰せられるべきであり、その場にいただけの、かつ止めようともした伊周に対する罪は重すぎたと考えるならわかる。伊周はよほど人間力に欠け、公卿らから反感を買い、逃げ惑いすぎて事後処理を失敗したとも言える。

しかしさっさと出雲から帰ってきて、土産のしじみを土産に届ける隆家・・この変わり身の速さと行動力こそその後の隆家と伊周の人生の差となってくるのである。今後の隆家の描かれ方に注目したい。

何はともあれ、再び定子に会えることになった一条帝。口元を扇で隠しながら輿に乗る。え、笏じゃなくて扇なのか。優雅すぎる。っていうかなんで口だけを隠すのよ。口を隠して頭隠さず・・。

・・・

で、越前では・・もっと無理な展開が進んでいた。色仕掛け作戦大失敗の周明。まひろの心に入れなかったばかりか、説得にも失敗し、暴力を以て二度と会えないような状態を作り出し、実は本当はまひろのことを好きになってしまっており、ミイラ取りがミイラになった感じで。

展開には無理があったが、まひろを思う気持ちを朱仁聡に見透かされ、遠い目をする周明。その演技だけで許してあげよう。

相変わらず発音超悪なまひろが、なんと外交・貿易問題について通訳できるほど宋語をマスターしていた。周明から必要なもんだけを獲得したまひろ。恐るべし。


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