さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

題名のない音楽会(5/1)~「神童たちの音楽会2016」~を観て

2016-05-09 23:58:03 | 映画・番組等、各種鑑賞録
身辺バタバタにつき、また書くのが一週間超ビハインドになってしまった。

今回は、才能あふれる子供たちによる演奏を聴く会。チェロのNanaさんとか、ピアノの谷昂登さん、あと元神童と呼ばれ今はオトナの演奏家として開花された上原彩子さんの演奏ももちろん素晴らしかったのですが、何よりも印象的だったのが、ヴァイオリンの山本遥花さんの演奏を見つめる五嶋龍さんの「お顔」。

龍さんは若いし、龍さんこそ神童のような人だけど、山本遥花さんの演奏を見つめるていたお顔は本当に「オヤジ顔」だった。そういう意味で、神童は脱皮され、立派なオトナになっておられることを証明した一幕でもあるのだが。。

9歳の山本さんが弾いたのは、去年私も苦しんだ、クライスラーの「プレリュードとアレグロ」。後半部分をあのスピードで弾くのは並大抵ではないぞ・・とか、よくわかる。曲に対する解釈が違うのか、私が変に溜めていた部分をサラッと弾いたりする。まぁ、そういう解釈もあるかな、と思った。

私でさえそう思うのだから、龍さんならなおさらだろうし、より高次元からイマジネーションを働かせてるんだろうな。自分のやっていない楽器の演奏を聴く時と、自分がやっている楽器の演奏を聴く時では、脳内で活性化している部分が異なるのではないか・・ということを、五嶋さんのお顔を見ていてそう思った。

「子供はみな神童!」とさわやかに言い切れるのは五嶋龍さんならではかもしれないね。

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