【駅弁】栗おこわ弁当

ＮＲＥ大増の季節限定駅弁（ＪＲ東京駅、新宿駅、品川駅、上野駅、大宮駅構内）の「〇〇おこわ弁当」シリーズは、今まで「帆立おこわ弁当」と「たけのこおこわ弁当」と「あさりおこわ弁当」を食べてきて、どれも例外なく美味しかった。

なので、この栗おこわ弁当も、12月4日の販売終了前に滑り込みセーフで購入。大いに期待して口に運んだのであるが・・・。


今回ちょっと期待はずれ・・というか、栗が甘すぎて、おこわの塩気とうまくマッチしない感じなのだ。

う～ん、こういうこともあるのかなぁ。煮物の海老芋は美味しかったんだけどね。

【駅弁】四大かに弁当（稚内駅）

この駅弁は超ぜいたくだ。なかなかカニ四種類の食べ比べは出来ないぞ。


左上：たらばがに　　　　　　　　　右上：花咲がに
左下：毛がに　　　　　　　　　　　右下：ずわいがに

おおっ！　全部美味いぞ！

はてさて、全部一様に美味すぎて、この四種類の違いをどう表現するか、脳みそが哲学者になってしまうんだが、意外に毛がにが美味しい・・っていうか一番おいしいかもしれないのにびっくりなのだ。

調理法が同じではないかもしれないので、同じ土俵で比べられないかもしれないが、筋繊維というか身の細かさが、毛がにが一番細く、次にずわいがにが細く、たらばがにと花咲がには粗い感じがする。

毛がにの細い筋繊維は弾力に富み、味もよく染みていて美味しかった。私はカニといえばすぐタラバガニを想像してしまうけど、毛がにを見直した方がいいわね・・・と思った。

☆　☆　☆

ここで、いや・・まてよ・・と、元生物部の血がうずいてきた。
タラバガニとか花咲がにってさぁ～～、そもそも生物分類上はカニじゃなくて、ヤドカリじゃん！

ということで、復習を兼ねて分類を調べてみた。

■たらばがに　　エビ目・ヤドカリ下目・タラバガニ科・タラバガニ属
■花咲がに　　　エビ目・ヤドカリ下目・タラバガニ科・タラバガニ属（タラバガニの近縁種）
■ずわいがに　　エビ目・カニ下目・ケセンガニ科（旧分類ではクモガニ科）・ズワイガニ属
■毛がに　　　　エビ目・カニ下目・クリガニ科・ケガニ属

ま、四大かに弁当といえど、生物分類学上のカニはずわいがにと毛がにしかおらんわけだな。
花咲がにはたらばがにの近縁種だから、味がたらばとほとんど同じに感じても仕方あるまい。

ずわいがにと毛がにはだいぶ違う気がしたが、やはり科が違うのか。

なかなか勉強になったし、面白い食べ比べだった。