木槿 （むくげ）

先日も書いたとおり、夏は葵科がわがもの顔に咲く。

去年から木槿の写真を撮りたいとおもいつつ、なぜかまともな写真が撮れずにいたのだが、今年ようやくワンショット。ほんとはもっと花がワンサカ咲いてるシーンを撮りたいんだけどね。


木槿 （むくげ）／葵科
木槿といえば韓国の国花。韓国ではムグンファ(無窮花）と呼ばれる。童謡にもなってるし、電車の名前にもなってるし、国歌の歌詞にも入ってるし。

私は結構韓国の国歌のメロディが好き。出だしがアウフタクトではないのに、アウフタクトっぽい節回しなのが変わってると思うが、美しい曲なので一度聴いたら忘れられないね。特に後半のリフレインで、「無窮花 三千里 華麗江山～」から最後にかけての盛り上がりが非常に感動的だと思う。

韓国国歌の出だしはまず「東海」で始まる。いわゆるわが国が言うところの日本海だ。次に韓国の人達の心のふるさと「白頭山」が出てくるが、ここは中国と北朝鮮の国境にある。大変美しい国歌だが、歌詞を見てしまうといろんなことを考えてしまう。「無窮花 三千里 華麗江山」の部分だけが、何も考えなくてすむなあ・・などと思っていたら、三千里という言葉にも、朝鮮半島の北から南までという意味が含まれていた。国境問題を考えずには歌えない国歌である。