さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

【読書録】そーなんだ!科学編34

2009-07-23 00:31:55 | 読書録
ひさびさに「そーなんだ」の読書録。

本号で良かったのは「目が回る秘密」と「食虫植物」の話。

■学校では、「人間の平衡感覚をつかさどるのは三半規管だ」ということまでしか習わず、じゃ三半規管で何故平衡感覚が分かるの?という話まではやらない。

三半器官は三つの輪で出来ているが、その輪はまるでx軸、y軸、z軸のようにそれぞれが直角の位置関係にあるから、三次元の動きが分かるのだ。輪の中にはそれぞれリンパ液が入っていて、体が傾くとリンパ液が動き、三半規管の根元にあるクプラという器官を押し、推されたクプラが神経細胞により脳へ信号を伝達するのだ。

三半規管の根元にはさらに耳石器官(卵形嚢と平衡斑)もあり、頭の上下や傾きを感知するが、それはまるでプルプルのゼリーの中に短い毛が沢山入っていて、ゼリーが傾いた時のしなり具合を毛が感知して、知覚細胞に送っているような仕組みになっているとか。三半規管と耳石器官をあわせて複雑な動きを感知できるわけね。

30歳を超えると、周囲で急にめまいを起こして入院する人がちらほら出てくる。自分も急に左耳が難聴になったことがあり、その時すぐに医者に行ったからよかったのだが、めまいを起こした人の話を聞くと、その前に難聴ぎみになってたのを放っておいた・・・なんてこと言っていたので、自分は早めに医者へ行ってセーフだったんだなあと思ったことがある。

いずれにせよ、非常に巧妙に出来ている平衡感覚をつかむ仕組みがひとたびうまく働かなくなったら非常に怖いことであり、他人事ではないと思う。

■先日、職場近くの花屋さんでハエトリソウを打っているのを見た。ハエトリソウの葉っぱって、思ってたよりもちっちゃくて、とても可愛い。思わず衝動買いしそうになったが、「ウチにはハエなんていないし」と思い直して買わずに帰った。

この「そーなんだ」を読んで、私はハエトリソウに対して大変な思い違いをしていたことが分かった。

ハエトリソウは捕まえた虫を消化するのに、何と1週間もかかるそうである。遅っ~!

色々サイトを検索して調べてみたが、春から秋の間にハエトリソウ1株で自然に捕らえる小虫の総数は、せいぜい10匹くらいだって。ハエトリソウって可愛いけど、小さいし、遅いしでとても虫取り用には活用できないね。

ちなみにモウセンゴケだと捕まえた虫を20~30分で消化するという。だからといって家でモウセンゴケ育てようとは思わないね。消化途中の虫も見たくないし。

ウツボカズラなんかは観葉植物としても人気あるけど、やっぱりお食事中のシーンが見えちゃうのが嫌だな。昔アニメのみなしごハッチで出てきたシーンが忘れられないよ。一生自分で育てることはないと思う。

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