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さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

2023年に見たドラマを振り返ってみる

2023-12-29 22:45:13 | ドラマ鑑賞

今年は10番組観た。うち、9つが韓国のもの。

9つのうち8つが時代劇。でもサイムダンは現代と過去を行き来するのが面白く、現代劇の「ハッシュ」は現代の韓国の習慣等を勉強になって面白かった。

時代劇のうち2つは正祖であるイ・サンを取り上げたもの。以前、ソウル近郊の水原にある華城に行ったことがあるが、華城を作ったのが正祖で、結局遷都できなかった残念な宮城・・としか思っていなかったが、正祖がどのような意図で華城に遷都する夢を持っていたか・・というのをドラマを見て学んだ。

無論、韓国ドラマは日本の大河ドラマ以上に脚色や創作が多いので、しっかりどこら辺が史実や通説で、どこら辺が創作なのかを見極めながら見たので、どれもとても勉強になった。また創作がなされるにあたって、どうしてそういう創作がなされたかの背景(例えば「王の顔」では、光海君が従前言われていたような暴君ではなく、むしろ明君出会ったという最近の研究を背景に、めっちゃヒーローになってる)を考えるのも面白い。

イルジメでは、たくあんは朝鮮発祥で、沢庵和尚は朝鮮人という仰天説が展開され、太王四神記で時折見える古地図に「え、そこは本当に古朝鮮の領土?」とびっくりするようなものがあったり・・・。そこが切り取られずに日本で放映されているということは、あちらの国ではそう考える人がいる・・という勉強になる。

「風と雲と雨」では、世界史や日本史の教科書にちょっとだけ載ってた大院君と閔妃の話を思い出し、改めてそこらへんの歴史解説書を読んだりした。

・・・

ということで、冬ソナ、チャングムにハマって以来の3回目の韓国マイブーム到来! ちょっと新大久保をうろついたりしたな。


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大河ドラマ「どうする家康(全48回)」を見終わって

2023-12-18 20:46:28 | ドラマ鑑賞

最初始まった時はどうしようと思ったけれど、最後の方は1話1話が面白かった。でも最終回は冗長だったな。

最初なかなか話に入って行けなかったのは家康が松潤にしか見えないこと。しかし松潤が月代を剃って、松潤に見えなくなってからは面白くなった。

特に、老けメイクが素晴らしく、「青天を衝け」の時はいつまでも老けない栄一や、体が思うように動かない割に手の平がつるつるな五代友厚とかにイライラさせられたが、松潤の老け方は素晴らしくて自然だった。本田忠勝役の山田裕貴くんとか、じじくさい演技楽しんでるだろー・・とか思ってたら、最終回に出た天海役の小栗旬の老けメイクが抜群すぎて、近年の老けメイク技術向上のすごさを見る思いがした。(その割に眉毛太くなっただけの茶屋四郎次郎二代目とか、前半のCG技術にはかなり不自然さを感じた。)

昔見た滝田栄の徳川家康とは違うアプローチにしたのが良かったなぁ。築山殿悪人説が後世に造られたものであることから、悪人ではない設定の瀬名にしたところは、出来上がりがどうだったかは別として、試みとしては評価できると思った。また今川氏真にしても、「おんな城主直虎」とはまた別のアプローチで、桶狭間直後の冷酷さと、年を取ってからの悟り切った様子をよく表現していたと思う。

メイクを変えてお市と茶々のニ役に挑んだ北川景子さんは熱演だった。共感できるかどうかは別として、新しい解釈のお市と茶々を演じていたと思う。ただ、なんか踏み込み過ぎのところが納得できず、私の中ではやはり夏目雅子さんの淀君が一番なんだけど。

色々あったけど、最後に家光の書いたうさぎの絵が出てきて、初回(実は寅年生まれではなくて卯年生まれだった)から続く「白兎」のモチーフが回収されたのは構成としては面白かった。家光がうさぎの絵を描いているのは史実だが、ドラマに出てきた白兎の絵とはちょっと違う。もっと本物に似せれば良かったのに。

ということで、どう考えてこういうストーリーにしたか・・というのを色々考えるのが面白かったかな。


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韓国時代劇「赤い袖先(1〜9話)」を見て

2023-10-10 22:46:25 | ドラマ鑑賞

ちょっと忙しかったので、韓国ドラマ断ちをして、録画だけしていたものを見る。

これはちょっと解釈の違うイ・サン(正祖)の物語。

これはこれで面白くて、前に見た「イ・サン」と違うところは両方とも創作なんだろうな・・と思ったり。

イ・サンの叔母に当たるファワン翁主は、悪魔のように酷い女で、逆に王妃は味方で。

いずれ側室になるソン・ドギムを演じるイ・セヨンは初めて見る人なのに、以前100日の郎君様でヒロイン・ホンシムを演じていたナム・ジヒョンと雰囲気が似ていて、癒し系な人。賢いけれど角張ってなくて好感が持てる。

イ・サンの片腕でのちに失脚するホン・グギョンは、ここではホン・ドンノという名の女にモテる美青年だが、本当は冷酷な人。イ・サンでみたチョン・フギョムのキャラに似ている。

イ・サンの母・恵嬪は、ここではソン・ドギムを逆にイ・サンに近付けようと画策する人。

力関係とか、キャラとか、敵味方関係が全然違うので、結局史実はよくわかってないのかなぁ・・なんて思ったり。

まぁ、いろんな作品を見て、本当のところはどうなのか・・と自分で調べるのが良いのかなぁ。

この作品はこの作品で、イ・サン役のジュノが初々しい感じを出していて良い。


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<韓ドラ>『ハッシュ ~沈黙注意報~』(第12話〜第21話(最終話))

2023-09-08 23:16:02 | ドラマ鑑賞

最終話まで見終わって、たまには韓ドラの時代劇じゃなくて現代ドラマを見るのも良いなと思った。

時には??と思うようなこともある。

クリック数を稼いだだけで会社が儲かるのかとか、あんな簡単に記者会見を開けるのかとか、頭い良いのか悪いのかわからない社長が、社長室でジグゾーパズルに興じているとか。

ま、日本のドラマにあるように、立派な部屋で生花をしているような金融トップは実際にはいないのと同様、有名企業の社長がジグゾーパズルをしているほどひまなことはないであろう。

韓国はご飯をスプーンで食べるが、スプーンに乗ったご飯の上に、さらに他人が自分の箸でキムチを乗せてあげて、癒し・・と言っているのを見て驚いた。まぁ、そういう日本じゃあり得ないことが起こるから韓国ドラマを見て面白いと思うんだけどね。

しかしまぁ、記者会見で各々暴露して、異性よく新聞社を退職していく人たち。まぁドラマだからできることなのかもしれないけど、通常退職にはそれなりの手続きがいるはずで・・・。退職金とか健康保険とか無いのかなぁ。

去っていく者達に寂しいと呼びかけるオム部長。残念な人ではあったがこの人は悪くはなかった。悪いとは思っていても思い切った行動を起こせない、この人のような人が大半なのだ。ちょっとこのシーンは泣けるかな。

また、退職を決めて出ていく際に、別の部長を殴っても罪には問われぬらしい・・・。

あと、このドラマで知ったのは爆弾酒。焼酎のビール割なのであるが、焼酎を入れたビールグラスをすきまなく1列に並べ、栓を開けた瓶ビールの口を手のひらで押さえてシェイクし、噴霧させながら、グラスにシャワーのように注いでいく・・・それなりの熟練の技らしい。美人がやるとめっちゃかっこいいけど美味しいのかなぁ。すぐ酔いが回りそうだけど。

 


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韓国時代劇「イ・サン(74〜77話(最終話))」を見て

2023-08-31 22:20:45 | ドラマ鑑賞

イ・サン・・ついに最終話。

ソンヨンが亡くなり、新たな側室と世子を得て、遷都に意欲を燃やすイ・サン(正祖)。遷都をすることで、さまざまな既得権益を持つ老論派の勢いを削ぎ、新都で善政を敷こうと理想に燃えるあまり体を壊し・・・。

ドラマだからさまざまな創作や脚色はあるだろうけど、ドラマの中のイ・サンは見ていてハラハラするぐらい性急なのよ。どんなに理想は高くても性急すぎる改革が何を生むか・・・視聴者は言われなくてもわかるだろう。ましてや韓国でドラマを見ている視聴者や、イ・サンの死でほとんどの改革が無に帰して、元の木阿弥になってしまったことを知っているだろう。

だからだろうけれど、あえてドラマではそれに触れていない。

私が、以前韓国で水原の華城を訪れた時、そこでガイドブックから得た知識は以下のようなものだった。

・・・・・・・・・・・

18世紀末に朝鮮王朝第22代の正祖が当初ここに遷都しようとして、2年を越える月日と37万人の労力で城壁を構築したが、完成直後に、正祖が死亡したため、遷都は見送られたという。中国から西洋の築城技術の持ち込み、東洋と西洋の技術を融合させている・・だとか。

・・・・・・・・・・・

例え結果としてそうなってしまったとしても、新都への熱い夢や思いがあったからこそ出来上がったものであり、今や世界イサン・・じゃなくて世界遺産にもなっているわけだ。もう一度訪れたい。そして今度は一周全部回りたい・・そんな風に思ってやまない。


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<韓ドラ>『ハッシュ ~沈黙注意報~』(第7話〜第11話)

2023-08-27 10:24:52 | ドラマ鑑賞

新聞社と政治家の癒着。

政治家の子供が起こした事故を被害者のせいにしたり、不正入社リストを書いたのは自分だと遠い親戚が身代わりを申し出たり・・・新進気鋭の若い記者が書いた記事は誤報ということにされてしまったり、書き換えられて発表されたり・・だが闇が深いのは、書き換えられているのに、元の記者の名前と顔写真が末尾に載ってしまうのだ。編集局長が見返りに金を記者に渡す。闇が深い。

しかし、そこまで闇が深いとは思ってはいない中堅記者たち。誤報だとされたものを洗い出し始める。少しずつ社内の悪事が解け始める。残念な人と思われている部長が漏らした興味深い一言・・・。

こんなに腐った会社あるか? ま、小説だから。

韓国では焼酎のビール割を飲むみたいだな。


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韓国時代劇「イ・サン(69〜73話)」を見て

2023-08-25 23:49:10 | ドラマ鑑賞

ドラマは大詰めを迎え、まるでダイジェストのように進む。

ソンヨンはせっかくイ・サンの子を妊娠し、正式に側室として恵慶宮からも認められ、子も世子となり、ソンヨン自身も宜嬪に昇格したのに、その世子ははしかで死に、ソンヨン自身も肝臓の病にかかってしまった。ソンヨンは新たな子を宿しているので、薬が子供を殺すことを恐れて薬を飲まない。彼女自身の命運も風前のともしび。

一方、政治的には世論派の力の強い漢城を捨て、水原に都を移そうと画策するイ・サン。世論派の一派である大妃派は、潜伏するミン・ジェシクが悪事を企んでいる。水原遷都の意欲派、私も訪れた華城に残されていると思われるが、それについてはまた次回。


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<韓ドラ>『ハッシュ ~沈黙注意報~』(第1話〜第6話)

2023-08-21 00:20:50 | ドラマ鑑賞

美賊イルジメ伝の後番組。たまには現代の韓国ドラマでも見てみるか。

とある新聞社・・上層部はクズばっかり。

社員登用前にインターンとして採用された新人たち。一人は極めて優秀な女性なれど、地方大学出身。出身大学を理由に不採用にするように局長が教育・採用担当である主人公を説得している場面を彼女に見られ、彼女は自分の遺書を記事投稿して自殺。

部長以上の上層部は、人が死んでるにもかかわらず、自分及び会社の体面のことしか考えない。主人公ほか燻っている人たちが動き出す・・・。

ここで、韓国ドラマを見て良かったなぁと思うのが、お葬式の食事としてユッケジャンが出される習慣があること。いろんな説があるが、唐辛子のせいで傷みが防がれるので、家族はユッケジャンを大量に作って弔問客に振る舞い、自分たちも長く故人と向き合うことができる・・ということらしい。

主人公による訃報記事がネットで反響を呼び、大勢の若者が弔問に訪れる。カップ麺・・のような形をしていて、おそらくお湯を注げばユッケジャンになるやつを持参して、故人の家族を負担を軽減しようという人たち。お隣の国なのに、お葬式の時の食事は日本とは全く違うんだなとびっくり。


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韓国時代劇「イ・サン(64〜68話)」を見て

2023-08-21 00:03:40 | ドラマ鑑賞

長かったイ・サンもそろそろ大詰めに近づいてきたね。

ホン・グギョン・・ついに墓穴を掘って失脚しました。

大妃と繋がっていることを王妃に知られたため、王妃を毒殺しようなんて、なんて浅はかな。そんなことしてもいまわの際に一言漏らされたら終わりじゃん。自分から申し出れば流刑になることはなかったんじゃないのかな。いずれにせよ本来死罪のところを、毒殺計画を途中で中止したことがわかり、罪一等を減じられて流刑に。流刑先で体を壊して死んだ。

イ・サンはホン・グギョンに代わる逸材を見つけ出した。ソンヨンは相変わらずイ・サンの母である恵慶宮に辛く当たられているが、賢さは認められつつあるみたい。


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韓国時代劇「イ・サン(59〜63話)」を見て

2023-08-12 20:02:36 | ドラマ鑑賞

嫌な女だった元媛が死に、ソンヨンがついにイ・サンの側室になりました。しかしソンヨンを待っていたのは、お定まりの宮中の辛い現実。彼女を側室として認めようとしない、挨拶も受けないイ・サンの母の恵慶宮。チャングムでは悪役を演じたキョン・ミリさんが、恵慶宮を演じている。恵慶宮自体は悪役ではないが、ソンヨンを認めないところは、悪役が得意なキョン・ミリさんならではの演技になっている。

なので、ソンヨンの数少ない味方の王妃・・チャングムでヨンセンを演じたパク・ウネは、ソンヨンを守ろうと必死である。私はヨンセンよりこの王妃の方が好きだな。どんなにキツいセリフを言ってもつい応援したくなるような不思議なキャラの持ち主だ。

ホングギョンの没落の日も近い。イサンの弟の子を死んだ元媛の養子にすることをイサンに認めさせ、ホングギョンとうらで結んだ老論派の一部(大妃派とでも)が、さらにその子を世子にするよう上奏し・・流石にイサンも変だと思ったところで来週のお楽しみ。


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韓国時代劇「美賊イルジメ伝(第11話〜第30話(最終回))」を見て

2023-08-12 19:33:42 | ドラマ鑑賞

美賊イルジメ伝を見終わった。内容的に??なところや、日本の忍者もののパクリ的なものはあっても、すべて主役のチョン・イルの美しさを見ると許せてしまう・・というような不思議なドラマ。最後は収まるところに収まって悪くない感じ。

このイルジメ(一枝梅)伝・・・韓国の古い話のようにう見えるが、元々の期限は中国(明)のようだ。

明後期の文人凌濛初の小説集『二刻拍案驚奇(中国語版)』第39巻に収録されている「俠盜慣行三昧戲」が始めで、その後、西湖漁隱主人作と伝えられている小説集『歡喜冤家』の第24回「一枝梅空設鴛鴦計」にも登場している。その後、李朝の朝鮮にも入ってきて、粛宗の頃、中国の小説がもともと人気があった風潮において、イルジメを自称する盗賊も発生したりしている。

日本でいうねずみ小僧次郎吉みたいな義賊だが、ドラマ化されて「美賊イルジメ伝」となったイルジメは韓国、中国(清)、日本を股にかけたスケールの大きさ・・でも武器は手裏剣と忍者刀。そしてチョン・イルの美しさとまるで羽生弓弦のフィギュアの演技のような鮮やかでスリムな身のこなし・・面白かった。

無敵のように見えて、彼の足を引っ張るのはいつも女だったりする。

話自体は創作だが、光海君を追放して王になった仁祖の治世は乱れ、治安が悪く、しかも力をつけている後金(のちの清)への対応を誤って、落ち目の明を優先したことなどから、結局、清に敗れて李氏朝鮮は清の属国になってしまったこと・・などの時代背景を踏まえている。

イルジメを題材にした韓国ドラマは他にもあるようであり、機会があればそっちも見てみたいと思う。


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韓国時代劇「イ・サン(46〜58話)」を見て

2023-08-04 21:38:57 | ドラマ鑑賞

忙しくて感想が書けていなかったが、イ・サンを面白く見ている。

イ・サンは正祖として即位。世孫時代は設定年齢の割に老けて見えていたが、王になったら非常に威厳たっぷりで、とてもいい感じ。

一方、今までイ・サンを助けてきたホン・グギョン、人相まで変わってきて、転落の道を歩み始めた。

妹をイ・サンの側室にしたのがよくなかったな。なぜならその妹がとんでもない奴で、ソンヨンをいじめるわ、偽装妊娠はするわ、騙しきれなくなって流産したことにしてその罪を王妃からもらった薬のせいにするわ・・・でも全部ばれちゃったから、もう命運尽きちゃったな。

逆に王妃は強く、まるで正義の味方。演じているパク・ウネはチャングムの友人のヨンセンを演じていた人。だからヨンセンがんばれ!ってつい応援しちゃう。

王室から追放された貞純王后(今は大妃)は策略により返り咲く。嫌なやつだけど、もっと嫌な女が出てきたせいで、嫌な女度が相対的に下がった。この人が一番長生きして最後に権勢を振るうのよね。老論派は今2つに割れている。チャン・テウ(これまた韓国時代劇の顔であるイ・ジェヨンが演じている)は曲がったことは嫌いだが大変保守的な考え方をする人物。チャン・テウは以前貞純王后に追い出されており、貞純王后を「雌鶏」と呼んで蔑む。貞純王后が王室から追放された時、チャン・テウは老論派の長として復帰するが、イ・サンはこれをうまく政治に取り込む。しかしチャン・テウはホン・グギョンと大変仲が悪い。貞純王后はそこに目をつけ、ホン・グギョンを助け、チャン・テウを貶める動きをする。間接的にイ・サンを助ける結果になり、政治に復帰してくる訳であるが、イ・サンは貞純王后を信用していない。同じ老論派でもチャン・テウは頭の硬い頑固親父、貞純王后の方が策士である。

ここら辺、ぐちゃぐちゃな人間関係になってくるところが、王朝ものならではの面白さだ。


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大河ドラマ「どうする家康(27〜29回)」を見て

2023-08-02 23:27:38 | ドラマ鑑賞

伊賀越え・・最高だったなぁ。

本能寺では、松潤家康になら殺されてやってもいいと思ってた岡田信長、しかし自分を殺しにきたのが酒向光秀だと知った途端、「なんだお前か! この金柑頭!」と叫んだ。

そのインパクトが強すぎて、ううん酒向光秀のどこが金柑頭なのだろうか・・ということに全神経が集中してしまい・・せっかくの岡田信長の熱演が頭に入って来ず・・・。

実際、光秀が金柑頭と呼ばれていたのは事実のようであるが、肖像画を見てもそのイメージはなく・・・・。

・・・

次の、29回話目の伊賀越え。今まで大河ドラマで何度も伊賀越えを見てきたが、そのたびに全然違う。それだけ分かってないことが多いということだな。今までに見た私の中での最高の伊賀越えは「おんな城主直虎」。

で、今回の伊賀越えで特筆すべきは、ここでかっこいいところを見せるはずの伊賀者である服部半蔵が、実は伊賀では無名であることを露呈・・彼は相当頑張ったのに、美味しいところを全部本多正信に持っていかれた・・・。でも女大鼠との共同戦線はいつもながらに見応えあった。

そして巷でアナ雪とも呼ばれている穴山梅雪の死にっぷりも毎回異なる。今回、演じているのが、田辺誠一さんだから、そんなカッコ悪い死に方はしないだろうとは思ってたけど、それなりの意味を与えられてた。「我こそは徳川家康」と名乗って殺されたことになっており、その分時間を稼いで、家康が無事に逃げるのを助けたことにされていた。伊賀者に捕まった松潤家康、半蔵だけでなく、女大鼠まで「俺が家康だ」とアピールしまくっているのに、酒向光秀だけ「俺は明智光秀ではない」と主張しつつカッコ悪く討たれる・・の対比が面白かった。


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韓国時代劇「イ・サン(41〜45話)」を見て

2023-07-18 23:13:47 | ドラマ鑑賞

ついに英祖が亡くなり、イ・サンが世祖として即位。

英祖が亡くなる直前・・あの王の見ていないところで悪魔顔になる貞純王妃は、位を剥奪されて平民に格下げされ、王宮を追われた。謀反を疑われ、米櫃に入れて餓死させられたイ・サンの父である思悼王子は、ソンヨンの活躍により無実であったことが判明し、英祖はソンヨンに思悼王子の肖像画(かつて全部燃やされてしまっていた)をあらためてソンヨンに描かせ、それを愛でながら英祖は亡くなった。英祖役のこういうところを演技で魅せるイ・スンジェさんは素晴らしい役者さんだ。

で、晴れて即位するイ・サンだが、このタイミングでも暗殺計画が進行している。大金を積んで雇われる凄腕の刺客が、オクニョでチョンウチの仲間の詐欺師をやってたイ・ジョンヨン。この人、剣術もできるのかぁ(ほぼ同じタイミングでイルジメにも剣の達人として登場していた)。

チョン・フギョム・・爆破事件ではイ・サン暗殺に加わらず結果として難を逃れたが、この暗殺に関しては彼主導で動いた。イ・サンが無事即位し、警戒体制が緩んだところで、刺客が動き出す。王宮殿の前で、声を上げる間もなく撫で斬りにされる女官たちや内官たち・・超不穏なところで45話が終わる。


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韓国時代劇「美賊イルジメ伝(〜第10話)」を見て

2023-07-14 00:27:41 | ドラマ鑑賞

はちゃめちゃだけど、美味しすぎるぞ・・このドラマ。

朝鮮で生まれて捨てられて、清で育ち、学問と武芸を修め、韓国に戻ってきて捕えられ、逃げた先でまた武術を習ったが、彼を匿ってくれた人たちは殺され、寺に行って閉じ込められ、養父を尋ねて行ったら村の娘たちでイルジメ争奪戦が起き、殺人事件まで起きてしまったので、船で逃げようとしたら日本に流され、忍術を習う。宮本武蔵にも会う。そして帰ってきて、女装(妓生の格好)して情報を集め、忍者の格好で盗賊たちを襲い・・・

美形なので行く先々で女性にモテすぎて、それが故にその地を去らねばならなくなるイルジメ。でもその度にいろんな技術を身につける。忍術まで身につけて良いとこ取りすぎると思ってたら、妓生にまで化けるのでやられたと思った。今まで、韓国時代劇をたくさん見てきたけど、美男の女装姿は初めて見たなぁ。日本だと珍しくもないけど、韓国の男性は女装しないのかと思ってた。

沢庵和尚は実は韓国人で、韓国の大根漬けを日本に紹介し、たくあんと呼ばれる漬物として広まった・・・う〜ん、なんでも自国起源だと言いたがる人たちだが、堂々とこの番組を輸出きているところから見ると、本当にそう信じているのかな。沢庵は日本人だし、サイト検索するとたくあんは日本から韓国に渡ったものとされているのだが・・・。

だが登場する日本人がどいつもこいつもびっくりするほど良い人ばかりなんで、たくあんの件であまり文句を言う気にならなくなる。忍者はきっと韓国でも人気があるのだろう。

問うことで、多国籍かつ女のように美しいボーダーレス主人公をマルチに楽しんでいる。


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