24日、シリアに展開していたロシアの戦闘爆撃機Su24がトルコ軍機に撃墜された。戦争がシリアという1国からはみ出しそうになっている大事件である。トルコはトルコ領空に越境したロシア機に対して、再三警告したが、受け入れられなかったので、やむなく撃墜したと発表し、方や、ロシアはシリア領内で、警告無しにトルコ機は攻撃してきた。さらに、パラシュートで脱出した操縦士も射殺され、救援に向かったヘリも1機が撃墜されたと公表したのである。ロシアは,今、狂ったように、戦争を起こしている。シリアへの攻撃も、度を越している。何がプーチン大統領をそうさせているのかわからないが、異常である。今回も、IS攻撃と言いながら、トルコ系のトルクメン人部隊を攻撃したらしい。トルコはNATOの加盟国である。ウクライナの場合には、EUにも加盟していない国である。当然、戦闘が拡大すれば、ウクライナとはまったく違う危機が訪れる。だが、頭に血が昇ったプーチンが冷静でいられるわけがない。世界の為替は当然に、反応する。いつの間にか安全通貨となっている円。それに従来からのスイスフランが買われた。(2015.11.25)