東京デイズニーランドの大成功で、世界各地にできたデイズニーランドだが、思いのほかに、苦戦しているところも多いようだ。デイズニーランドと言えば、夢の国である。その夢の国というイメージのデイズニーランドも、例えば、パリにできたデイズニーランドは純損失が7億500万ユーロ(約820億円)となり、前の期の8420万ユーロ(約98億円)から大きく拡大したという。グループ全体の売上高は6.91%減の12億7000万ユーロ(約1480億円)で、来客数は10%も減少した。パリのデイズニーランドの不調の原因は、この数年続く、イスラム過激によるテロ事件である。香港のデイズニーランドの評判は、その敷地面積の狭さにあるらしく、評判はしょぼいというものだ。もっとも新しく開園された上海のデイズニーランドだが、対象が中国の中流層というだけあって、中国庶民の憧れの場所となっていない。入園料も高いし、中での食べ物の値段も、中国の一般的な人たちからすると高すぎて、夢を追う場所ではないという。だから、思ったほどに、熱狂した雰囲気はない。だから、このデイズニーランドも、早晩、赤字化を覚悟しなければならないのかもしれない。(2016.11.12)
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