風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

東京ドームへ

2017年11月17日 | 出版
某日のお昼、そば粉でガレットを作っていると、F社F氏から電話。「きょうのアジアプロ野球チャンピオンシップのチケットが1人分あまっているんだけど、腹巻さん、行く?」。もちろん「行く、行く」の二つ返事。プロ野球の試合とはいえ、所詮は若手の練習試合のようなものなのであろうけれど、カープの若手が躍動する姿を見たいというのはファンの正直な心理だ。「それで、M社の人たちも来るんだけど、試合開始が19:00からなんです」。「じゃあ、18:30にF社に行くよ」ということで、再び料理に向かうことになる。
ところで、こちらのフライパンが小さいせいなのか、それとも他に理由があるのか、それすらもまだ判然としていないのだけれど、ガレットを作ってみると、お店のようにきれいに四角くたためない。味は食える程度かなあというところであって、まだまだ他人に出せるようなものじゃないな、というのが自己評価。もう少し塩味を効かせたほうがいいのだろうか。それとも食材に一工夫が必要なのだろうか。いまだ試行錯誤中というところである。
その午後は、某書の白焼き校正。半分ほど終わったらいい時間である。この直したものは21日に印刷所に戻す予定であり、こちらの次の新刊も月内にアップしないといけないし、某原稿も早くKさんに戻さないといけない。そんなことはわかっているけれど、校正をしていて一度集中が切れてしまうと、な~んにも手がつかなくなってしまうものである。考えることすらいやになる。そうならないコツも実はわかっている。集中すべき時間を短く切って、例えば45分なり、60分おきぐらいに休憩を入れてヨガストレッチをすればいいのだ。
しかし現実はなかなかそれができない。くだらない営業の電話がかかってくるとブチ切れそうになるし、校正上、気になる箇所が出てくるとそれだけでイライラしてしまう。気になる箇所なんて付箋でも貼っておいて、あとでまとめて一括処理すればいいのだけれど、そのイライラ感が鎮まらない。バカなことをやっているなとはわかっていても、T氏に電話をして、ここはどういうことなんだとついつい確認してしまう。T氏も迷惑だろうけれど、実はこちらのイライラを宥めるための儀式だとご寛恕いただくことにしよう。
そして、18:30にF社に行ってからF氏と東京ドームへ。その入り口前でM社のお二人と合流し、野球観戦に赴く。L社から数枚チケットをいただいたものの、F社社長が急遽ダウンしてしまい、小生に声がかかったということだ。それは、F社社長にはのちほどお礼申し上げておこう。それにしても久しぶりの東京ドームである。何年ぶりかな。ドームの前は毎日通っているような感じだけれども、そうそう中に入れるわけではない。R社における甲子園のようなものだ。
それにしても、試合開始が19:00からというのはどうしたわけか。プロ野球の場合、一試合で3時間くらいはかかる。そうすると、終わりは22:00過ぎを予想せねばならない。そこまでは付き合ってられないなあという気持ちもあるし、この試合の勝敗にはさほどの関心もない。日韓いずれが勝とうがどうでもいいではないか、ということだ。しかし、先発は薮田である。これは楽しみだなあと、君が代が流れるいらだたしい時間帯に3塁側奥の座席に着くことになった。
ところがその薮田、本調子ではないようだ。とにかく、各打者に対して初球のストライクが決まらない。そのためテンポが悪いから、四球も出すし一球一球に時間ばかりかかる。いわゆる、試合に入れていない状態なのだろう。球速自体は149キロくらいは出していたので決して遅くはないのだけれど、シーズン中にテレビで見ていたときの躍動感はなさそうだ。ポストシーズンなので無理からぬことかもしれない。それでも、四球を出しながらも3回までは無失点で切り抜けたので、そろそろエンジンがかかるのかなと思った4回に相手打線に捕まってしまう。この日に観た薮田は本来のものではなく、来シーズンには本物が見れることと期待しておこう。
一方、西川が第一打席にきれいなライト前ヒットを打ったので、カープファンとしてみれば、いいものを見せてもらったというところだろう。現在、左投手不足を嘆く声がカープファンには多い。これはW高橋が来年はカバーしてくれるものと、勝手に小生は思い込んでいるので問題にしない。それよりも重要なことは、ポスト菊池である。万が一菊池がケガをしたときに(膝に爆弾を抱えている)、それをカバーできるのは西川しかいないのだ。この日、西川はサードを守っていたが、欲を言えば菊池をも脅かすぐらいの守備力を発揮して、カープ内野陣全体のさらなる底上げの中心になってもらいたい。全体にカープの選手層が厚くなってファンとしてみればうれしいのだけれど、やはり、菊池クラスの守備力と打撃を持った人材がもう一人ほしいと願ってしまうのは欲張りというものなのだろうか。
ライオンズ山川がホームランを放ち、試合の行方がわからなくなったけれど、その結果自体にはさほどの関心もないし、そろそろ酔っ払ってきたなあという自覚が芽生えてきたので、同行していたみなさんにあいさつをして、お先に帰ることにした。

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