市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

女性の声を、まちづくりに生かす

2016-01-16 | 女性
以前ブログで、市原市女性議員の会「こすもす倶楽部」で若い世代の女性にアンケートを取り、その結果を分析し提言にまとめていることを書きました。
女性のためのアンケートのまとめ

先日ようやくそれがまとまり、皆で小出市長に提出してきました。



今回は、独身あるいは結婚したばかりの女性に焦点を絞ったので、次は、子育て中の女性や働く女性など、様々な立場のニーズを拾って提言につなげていきたいと思います。
引き続きアンケートを実施し、5月の連休明けぐらいに意見交換会の場を設けますので、女性ならばどなたでも、ぜひ参加してくださいね。
詳しいお知らせはまた改めて行います。

それでは、少し長いのですが、以下提言書の全文です。

※女性が住みたいと思えるまちづくりのための提言※
市原市では現在、20~30代の女性の流出率が、男性に比べて突出して高いことが大きな問題となっています。
そこで、私たち市原市議会女性議員の会「こすもす倶楽部」では、昨年11月に当事者である主に若い世代の女性を対象にアンケートを行いました。
集まった計230件の貴重なご意見を分析し、主に若い世代の女性が市原市に住みたいと思えるまちづくりのための戦略として、敢えて3点に絞ってここに提言致します。
是非「(仮称)市原市まち・ひと・しごと創生総合戦略」ならびに新総合計画に反映されますよう、よろしくお願い申し上げます。

提言1.公共交通の利便性の向上(鉄道とバスの増便と連結)
アンケートでは、最も要望の多い項目であった。職場が市内になくても、千葉市や都内への通勤が便利であれば、地価の安い市原市に居住する若者は増えると思われる。
具体的には、JR線について、特に夕方から夜間にかけての増便と、最終電車を現在よりも遅い時間にすることなどについて、事業者に積極的に働きかけること。また、電車の発着時刻に合わせた路線バスのダイヤの充実もご協議願いたい。これらを実現するためには、3駅周辺の活性化のビジョンを事業者に対し明確に示すことが必要となる。

提言2.街並みの魅力の向上(特にJR内房線3駅周辺、景観や店舗・施設の充実)
駅に降り立った時の印象は女性にとって特に重要である。コンパクトシティの形成を図り、女性が立ち寄りたいと思えるような魅力ある店舗の誘致、歩道や街路樹や街灯も含めた街全体のデザインと景観、禁煙対策の徹底など、清潔感あふれる魅力ある街並みの形成と駅周辺の活性化に努められたい。
またアンケートでは、防犯体制に不安を感じる声も非常に多かった。安心・安全なまちを目指す本市にとっては、駅周辺の活性化は防犯対策にもつながるものと思われる。

提言3.住まいの確保に対する支援(家賃・取得補助、空き家の活用など)
 進学・就職・結婚などライフステージが変化する際、市原市を住まいとして選んでもらうために、住居を確保しやすくするための施策は非常に重要である。
本市でも婚活支援を行い出会いの場を提供しているが、結婚を決めたカップルが市原市に居を構えるための支援も必要と考える。
空き家の活用など不動産事業者との更なる連携に努めるとともに、定住を促進するための補助制度も視野に入れるなど、積極的に住宅支援策を講じていただきたい。

以上

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