私は一度もしたことがありません。
なぜならその分、自分が住むまちの税収が少なくなってしまうから。
結果、市民サービスの低下に繋がることになりますね。
市原市は、令和4年度に市外から約8億2千万円の寄附がありました。
逆に、
市民が他市へ寄附したことによって、翌年の税収が約5億6千万円減ることになってしまいました。
さらに返礼品などの経費に約4億1千万円使っていますから、差し引くと約1億5千万円の赤字ですね。
ふるさと納税制度によって得する自治体と損する自治体とで真っ二つに分かれますが、
市原市は損している自治体なのです。
しかもその額は年々増すばかり。
さすがにこれは痛い・・・。市が看過できないのは当然です。
市民が他市に納税してしまうのは仕方ないとして、
返礼品を強化して寄付額を増やす取組を行っています。
新たに、市内で生産された合成ゴムでできたゴ ルフボールと、
小湊鐵道のフリーキップなどの取扱いを始めました。
市原市ならではの品目ですね。
因みに、現時点の人気商品は臨海部企業・ライオンの洗剤セットです。
更に市は、
「ふるさと納税寄附額向上アドバイザー」と「新規返礼品開発アドバイザー」を
副業人材として4月から半年間任用する予定です。
良い成果に繋がってほしい。
こうして否が応にも自治体間競争の波に飲み込まれてゆくのですね。
ふるさと納税って、何のための制度だっけ?
国は「税に対する意識が高まり、納税の大切さを自分ごととしてとらえる貴重な機会になります 」
って言ってるけど・・・ホンマかいな?
写真は辰巳台まちづくり協議会で整備している花壇。