市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

「いちはら生活相談サポートセンター」開設しました

2015-04-15 | 日々のあれこれ
今日発行された「広報いちはら」の一面にも掲載されていたのですが、
4月1日から、新たに「いちはら生活相談サポートセンター」が開設されました。

ここはどんなサポートをするのかというと、生活保護を受ける手前の生活困窮者が主な対象者で、
自立した生活を送れるように専門の支援員が相談に乗ったり、場合によっては個別に支援計画を立てたり、
一般就労に向けて、基本的な生活習慣を身に着けるための指導、ビジネスマナーの講習、就労体験の機会の提供などの具体的な支援も行います。

実は私は先月、市内のニート・引きこもりのご家族の会の方から相談を受け、
市の職員や事業の委託先の担当者をお呼びして、この事業についての説明会を開催したところです。

ニートや引きこもりの若者(若者といっても、30代や40代も多い)は、家族と同居しているために実際には「生活困窮者」ではない方も多いのですが、親に何かあればたちまち困窮状態に陥ることは目に見えています。
ご家族はそんな不安を常に抱えているのですが、本人たちの適切な受け皿はほとんど無いのが現状です。
いきなり9時5時の就労は難しいけれど、サポートを受けながら一日に数時間から、といったいわゆる中間的就労の場がほしい、などの切実な声は、これまでたくさん聞こえてきていました。
今回の事業は、そんなニートや引きこもりのご家族が長い間待ち望んでいた支援の形に、かなり近いのです。

ただ、
今回市が「いちはら生活相談サポートセンター」を開設したのは「生活困窮者自立支援法」という法律ができたからなのですが、この法律はニートや引きこもりなどの「生活困窮者の予備軍」までは対象としていないので、この隙間をどのように埋めていけるか、というところが今後のポイントだと思います。
まだスタートしたばかりの制度ですから、行政・市民が知恵を出し合い協力しながら、よりよいものに育てていかなければなりません。


いちはら生活相談サポートセンター
〒290-0074 市原市東国分寺台3-10-15
(「千葉県中核地域生活支援センター いちはら福祉ネット」と同じ建物内)
Tel:0436-37-3400  Fax:0436-37-2710
Mail:ichihara.sapo@zb.wakwak
相談受付時間
月曜日から金曜日(祝日、年末年始を除く)
午前8時30分から午後5時30分(但し、相談の時間の取れない方に対しては時間外でも柔軟に対応)

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