市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

救急現場と謎解き

2014-01-29 | 健康・医療
昨日傍聴した救急症例検討会
今回は残念ながら都合で途中退席したため、7つの事例発表のうち2例のみでしたが、とても興味深く聞かせてもらいました。

一つは、自宅トイレで早産してしまった事例。救急隊員が黒紫色になってしまった赤ちゃんを掌に載せて一生懸命心臓マッサージをしたのですが、残念ながら息を吹き返すことはありませんでした。

もう一つは、自宅の2階から転落して意識を失った事例。同時にドクターヘリが出動し、白幡小学校で救急車から引き継がれました。後の検査でクモ膜下出血という事がわかりました。
この時、アドバイザーのドクターから、
「このクモ膜下出血は内因性か?外因性か?」(つまり、脳内出血が先に起こって意識を失ったために階段から落ちたのか、それとも階段から落ちて頭を打ったために出血が起こったのか、ということ)
という問題提起があり、一同考え込む場面がありました。探偵の謎解きのようで面白かったです(^^)

けれどもよく考えてみれば、救急現場はまさに謎解きの連続です。
救急隊員もドクターも、周囲の状況や立会人の証言、傷病者のサインなどのわずかな手がかりから、素早く推理をして判断を下さなければならないのですから・・・。
そして、救急現場はその一瞬の判断が命に直結します。
だからこそ、こうして毎回事例検討を行い研鑽を積むのですが、当然のことながら全く同じ現場に会うことなどあり得ないわけです。毎回新たな課題にぶつかるのです。
救急業務は本当に苛酷だと、つくづく感じました。


写真は、本文とは関係ありません。突然すみません(^_^;)
長男がお世話になっている社会福祉法人が盛大に開いてくださった成人を祝う会にて。会場は海浜幕張のホテルでした。

相変わらずカメラに目線を合わせてくれません・・・。

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