市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

医師確保へ 埼玉県総合医局機構の取り組み

2018-04-15 | 健康・医療
医療ネタが続きますが・・・。
県議会議員や市民ネットワークちばの市議と一緒に、埼玉県総合医局機構地域医療教育センターを視察しました。



千葉県同様、埼玉県も慢性的な医師不足で、人口10万人対医師数は160.1人と、全国最下位です。
埼玉県総合医局機構は、医師確保のための機関として、県医師会や医療機関、大学などが協力してH25年に創設されました。
医学生へのアプローチや研修医の交流会の開催、奨学金制度の運営などを担っていますが、H29年度には地域医療教育センターを開設。これは、医療従事者を対象とする高規格シュミレーターを備えた、教育や研修のための施設です。

もちろん、千葉県にはこのような機構も制度もありません。

まず、教室で説明を受けた後・・・




研修室で様々なシュミレーターを見せていただきました。



小児医療のトレーニング。リアルに息をしていますし、脈も触れることができます。
ぜんそくや心停止など、機器の操作で様々な状況を作ることができます。






山本友子県議、内視鏡のトレーニング中・・・。


エコー検査。




出産のトレーニングもできます。
たくさん撮影したのですが、あまりにリアルすぎて、とても載せられませんでした・・・。この程度でご勘弁を(^^ゞ。


これら高規格シュミレーターは高価なため、大病院以外はなかなか備えることができません。
地域医療教育センターでは、これらシュミレーターを無料で利用することができるので、都内の大病院に行かずともこちらで自由に練習することができるのです。

医師確保の取り組みの成果は目に見えて現れていて、初期研修の医師数は5年連続過去最高を更新、平成15年度以来の伸び率は2.07倍で全国1位となりました。
これは本当に素晴らしい!

同教育センターは、さいたま新都心駅から徒歩5分という一等地に建つ、埼玉県立小児医療センターの8階にあります。
今回、小児医療センターの方も視察しましたので、次回はそちらをご紹介します・・・(^.^)



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