市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

大学から始まる教育再編

2015-07-22 | 教育
県庁にほど近い、都川のほとりのビルの一角にある「市民ネットワーク千葉県」の事務所。
各市区の市民ネットの地方議員が定期的に集まって会議を開き、様々な情報交換を行っています。
井の中の蛙とはよく言ったもので、市原市議会の常識が決して常識ではないことをたびたび思い知らされることが多いのがこの会議。
今日も、国への意見書に関する陳情や請願の扱い方が、市原市だけ他の市区議会と違うことが判明しました。
「ええ~っ?!市原市議会、オクレテル~!!」
と皆に驚かれ、下を向くしかなかった私・・・(^_^;)。

議会改革は改選前にもそれなりに進めてきましたが、まだまだ道半ばなのですね。
ちょうど先日、心機一転新たに議会改革を進めるチームが設置され、森山さんを含む新人議員11名全員が携わることになったばかり。
森山さんには、今日指摘されたことを含め、新鮮な目でバンバン提案していってほしいものです。


会議の後は、ミニ学習会「大学から始まる『教育再編』~2020年までにすべてが変わる?」



今、政府の成長戦略の柱として、国立大学の改革が進められようとしています。
国立大学の役割」をはっきりさせて、その役割に沿った評価制度を導入し、運営費交付金の配分にもメリハリをつけるとのこと。
要するに、国立大学のリストラでしょうか?
すでに2004年に国立大学が法人化されて、運営交付金が毎年1%ずつ削減されていることも、初めて知りました。今年までに、11%も削減されているのですね。
ここで言う「国立大学の役割」とは、「地域に貢献する(地域活性化)教育研究」「特色ある分野(産業に直結する分野)での教育研究」「世界で卓越した教育研究」の三つ。各大学は、このいずれかの道を選ばなくてはなりません。
結果的に「直接社会の利益に直結しない分野」、具体的には人文・社会科学系教員養成系の分野がリストラの対象になるようです。

私は用事で途中退席したためこの先の話は聞けませんでしたが、これらの分野に今までのように血税を投入することが是かと言われれば、正直考えてしまいます。
でも、社会の利益に直結しなければ切って捨ててもいいのか。私立大学で補えるものなのか・・・。
これは人によって意見は分かれるところでしょう。教育の本質が問われている問題でもあると思います。
皆さんは、どう考えますか?

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