市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

昭和も遠くなりにけり

2021-01-20 | 教育
昨日ブログに書いた、学校訪問の続きの話です。
このコロナ禍で教育現場にお邪魔させていただくのは貴重な機会なので・・・
以前から気になっていた「GIGAスクール」の実態をチラ見させていただきました。

「GIGAスクール構想」
いま文科省が強力に推し進めている学校現場のICT化。
1人1台の学習者用PCや高速ネットワーク環境などを2025年までに整備するというもの。


GIGAは「Global and Innovation Gateway for All」の略だそうで。
昨年の春にコロナで休校になったことで、さらにICT環境の整備に拍車がかかっているようです。

市原市の場合、昨年末にはすでに全小中学校に一人一台のタブレットと全普通教室に電子黒板が導入されていて、これは県内の市町村で最も早い対応でした。

どれどれ・・・これが、かの電子黒板ですか!


パソコンに保存してある資料や写真、動画などをそのまま映し出すことができて、拡大して見せたり、ペンツールや指で自在に書いたり消したり。
私が一番便利だと思ったのは、書き込んだものをデータとして保存しておくことができて、後で簡単に呼び出すことが可能なところ。
昔、先生が板書したものをノートに写そうとしたら消されちゃった・・・なんて経験は誰にでもあると思いますが、電子黒板ならそんな心配は要りませんね。
それどころか、板書したものをプリントアウトもできるし、もっと言えば児童のタブレットにデータを送ればいい。

は~、すごい世の中になったものだ(笑)

お許しを頂いて、実際にどんな風に活用しているか、全ての教室を廊下からそっと覗かせてもらいました。
まだまだ黒板と併用しながらという使い方が多かったとはいえ、ほとんどの教室で電子黒板にグラフを映し出していたり、理科の実験の様子を動画で見せていたりなど、何らかの活用をしていました。
デジタル教科書を使った授業が想像以上に急速に浸透していることが分かって、とても驚きました。
ただ、児童生徒一人一台配られたはずのタブレットは全くみられませんでした。
ネット環境の整備が追い付いていないので、まだ使えないのだそうです。

教師のICT活用スキル確保のために、市は「GIGAスクールアドバイザー」も配置していて、研修や支援を受けられるようになっています。
子ども達はこの学習環境にすぐ慣れるのでしょうが、逆に先生方の方が大変ですね。

ともかく、チョークで粉まみれに・・・なんて風景も、もうすぐ見られなくなってしまうのですね。。
手間はかかるかもしれないけれど、アナログ授業の良さも捨てがたく、ちょっと寂しいような。
昭和生まれの遠吠えでしょうか。

おや、保健室の外の壁になぜか手作り感満載の鳥居が!


教育実習の先生が作ってくれたおみくじ、子どもたちに大人気なのだそうです(^^)

こういう空間、やっぱり心が和みますね。

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