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市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

敬老会と財政講座

2016-10-02 | 財政
今日は昨日とは打って変わっていいお天気に!むしろ、暑いぐらいでしたね。
国府祭り二日目もますます盛り上がったことと思いますが、
今日はこちらに出席。

八幡地域の敬老会です。


式典の後の「演芸の部」では、地元の八幡小、石塚小、八幡中の児童生徒たちが、参加者の皆さんに敬意と感謝を込めた、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。
上の写真は、石塚小の音楽部による演奏。

そしてこちらは、八幡中の有志チームによるエイサー。


市原市内の75歳以上の方は、今年8月時点で35428名。
うち100歳以上の方は205名で、そのうち男性が29名、女性が176名なのだそうです。
う~ん、女性は強し。男性の6倍か・・・(^^ゞ


そして午後は事務所で、大和田一紘先生(多摩住民自治研究所理事)をお招きしての財政講座
4回シリーズで企画したうちの3回目。9月は議会のため時間が取れなかったので、久々の開講です。



今回のお題は、市民の皆さんが最も身近に感じ興味深い「歳出」について。つまり、税金の使われ方ですね。
主に市原市の決算カードを使って、その読み解き方を基礎から応用まで教えていただきました。
ちょっと独特の用語が多いので慣れないと難しいのですが、参加された市民の皆さんはとても熱心に耳を傾けていました。

質問も多く飛び出し、大和田先生もまだまだ言い足りないことがありそうだったので、急きょ4回シリーズをもう1回増やし、5回シリーズにすることに決定!
次回(4回目)は8日(土)13時半からです。初めての方もお気軽にご参加ください(^^)/

市原市のふところ具合は?

2016-08-09 | 財政
今日は最高に暑かったですね~!外に出るとムワッとして、まるでサウナみたいでした。
私は真夏の暑さ大好き人間でよく珍しがられるのですが、この時期は熱中症の危険がグンと高まるのが気になります。実際、医療機関も熱中症の患者さんで大忙しになります。
特に高齢者は暑さを感知しにくくなっているので、自分の感覚に頼らず、常に温度計を見て30度超えたらエアコンをつけるなど、機械的に調節するようにしましょう(^.^)。


さて、市民ネットの特別夏期講座、「よくわかる 市原市の財政講座」。全4回シリーズの1回目が昨日開かれました。


講師は大和田一紘先生(都留文科大学講師、NPO法人多摩住民自治研究所副理事長)。

都内で開かれる先生の財政講座は毎回大人気で、全国から地方議員が集まります。私もこれまでに泊りがけで4回受講しました。

その大和田先生を市原にお呼びして、市原市のデータを分析、解説していただくという超ゼイタクな講座です。



次回以降の日程は、以下の通り。

第2講「市原市のふところ事情(歳入)」   8月13日(土)
第3講「市民ニーズと税金の使い道(歳出)」 10月2日(日)
第4講「財政指標と総合計画」        10月8日(土)
(講義内容は若干変更する可能性があります)

時間はいずれも13時半から16時半、場所は市民ネットの事務所です。

せっかくの機会ですので、興味のある方はどなたでも、ぜひぜひお気軽にいらしてください!!
(講座を開くにあたり、政務活動費を使いました。聞かなきゃ損ですよ(^^)/)

予算セミナー

2016-02-01 | 財政
今日は、都内で丸一日、財政の勉強。



半月ほど前に泊りがけでセミナーを受け、つい先日は船橋で開かれた学習会にも出かけ・・・
このところ財政の勉強に力が入っています。
それぞれの講座でのポイントや講師の個性の違いが、なかなか面白いものです。

・・・な~んて、私も少しは余裕の発言ができるようになってきました(笑)。

「習うより慣れろ」とはよく言ったもので、
4年前は、決算カードを見ても全くチンプンカンプン。細かい数字を見ただけで思考停止に陥ってしまっていたのですが、
今はもうそんなことはありません(^^♪

今日の講師は、明治大学大学院の兼村高文教授です。



国家予算案や国の経済から地方財政の動向を読むという、どちらかというとマクロな話が主でした。

かつて「母屋(一般会計)でおかゆを食べ、離れ(特別会計)ですき焼きを食べている」と揶揄されていた特別会計の小話もちょっと面白かったのですが、私としてはやはり、講義の最後に話された「住民を納得させる予算編成とは」が興味深かったですね。

例えばどの事業を削るかを住民投票で決めるなど、予算の一部だけでも市民参加のもとで編成する仕組みは、15年前ぐらいから北南米や欧州、韓国などで二千件以上も導入されているそうです。
ニューヨークやシカゴでは、なんと議員一人ひとりが事業予算を持っていて、選出地区の住民と使い道を決めるというのですからビックリです(^^;。

市原市では、今月17日からいよいよ予算議会が始まります。
私たち議員は直接参加できない住民から審議を託されている立場。そのことを思うとなおさら、「しっかり勉強し調査して、その大任を果たさねば!」と身が引き締まる気持ちになるのです。

自治体財政を学んで

2016-01-14 | 財政
立川RISURUホールで二日間にわたって行われた「財政ステップアップ講座」へ行ってきました。





こちらの財政講座を受けるのはもう4回目です。
苦手な分野なので、恥ずかしながらここに来てようやく初級コースは脱することができたかな、という感じです。

まずは地方自治体財政独特の仕組みや用語などに慣れ、理解することが大前提でしょうが、
理解するだけではなく、財政を通じて市政を読み解くセンスが養われることが大事だと思います。
その点、この講座は学ぶところが多いということもあって、ついリピートしてしまうのです。

例えば、これからの市の広報紙のあり方について、
※一方通行のお知らせ型から対話型へ
※報道・ジャーナル的要素がもっと必要(住民に問題提起をして一緒に考えてもらう)
※ネガティブな情報も積極的に載せる
※編集に市民的視点を取り入れる(市民編集スタッフの採用など)
などの提言も、なるほどなぁと思いました。

それから会場には、市民の手による自治体の財政白書がずらりと並べて販売されていました。
書店では手に入りにくいので、私もこの時とばかり何冊か購入しました。
市民による白書の発行の動きは、およそ25年ぐらい前から始まったようです。
昨年3月の時点で、43の自治体で64冊発行されていて、そのうちの16自治体を多摩地域が占めています。千葉県では鎌ヶ谷市と柏市で作られています。
例えば、生涯学習で市の財政について学んだメンバーが母体となって、市の補助金を受けて作ることが多いそうです。
ごく稀ですが、議会でも超党派有志で作っているところも・・・これもまたすごい!

いずれにしても、自治体のお財布の元手は自分たちが託したお金なのです。
どこにどのように使われているのか、よその自治体と比べてどうか、年を追うごとにどう変化してきているか、関心を持つことが大事です。
そんな住民が増えれば、まちも変わっていくと思います。

財政講座を終えて

2015-01-19 | 財政
昨日、一泊二日の財政セミナーから戻りました。

いやー、勉強になりました。
財政にとどまらず、市の長期計画や公共施設マネジメントなど、まちづくり全般に渡って、議会質問に繋がるヒントが盛りだくさんでした。

財政規模が小さくても、地元の農産物の6次産業化に成功して賑わいが生まれた長野県小布施町や山梨県勝沼町。
補助金に改革のメスを入れた千葉県我孫子市や埼玉県三芳町。
全ての政策の基本となる長期計画についても、職員自らの手で現状の分析からきっちり作り込んでいる東京都武蔵野市の計画と、業者に丸投げで書かせた独自性や思いが全く見えないH市の計画とでは、見比べると違いは一目瞭然!

このシリーズの講座を受けるのは3回目ですが、専門用語のオンパレードで苦手意識が強かった財政も、やっと自分のものになってきた感じがします。参加した甲斐がありました(^^)。

会場では、市民が自分たちの手で作った各市町村の財政白書がズラリと並び、販売されていました。

近年、このように市民自らが自分達の目線で市の財政を分析し、わかりやすい言葉で冊子にまとめて公表する取り組みが、あちらこちらで広がりを見せています。


さて、話変わって、写真は先日訪れた内田未来学校「いちはらアートミックス 未来に向けた笑顔の写真展」。




昨年春に開催されたアートミックスで活躍したボランティアやアーティスト、地元の人々の笑顔にスポットを当てた写真がたくさん公開されていました。
これを見ると、このイベントの主役は芸術作品ではなく、参加した人たちの思いや汗や繋がりといった、目に見えないものだったのだということがよく分かります。

写真展は2月21日と22日にも開かれるそうです。
未来学校の懐かしい雰囲気と地元の方々の温かいもてなしにも、癒されること間違いなし!(^o^)/


財政の勉強中。

2015-01-19 | 財政


財政のセミナーで日野市の研修所に来ています。

以前、同様の基礎講座を二回受けたことがあって、今回はそのステップアップバージョン。
泊まり込みで二日間、みっちり勉強しますp(^_^)q


今回は経年推移のグラフ化にも挑戦。手書きでワークシートに書き込みます。

教わった事が忘却の彼方へ行ってしまわないように、敢えて手を動かすのです。
独特の耳慣れない財政用語も、ここに来てやっと身に付いてきた感じ。

講師曰く「財政は習うより慣れよ」です。

「ルイダン」と比較せよ

2014-04-15 | 財政
昨日の市町村財政研修・二日目の報告です。


この講座は演習形式で行われました。まあ、ドリルをこなすような感じでしょうか。
そのせいか、ややこしい内容であるにもかかわらず、居眠りしている人は誰もいません。


必死で数字とにらめっこ。電卓をたたきます。



昨年と同様の基礎コースだったので、内容もほとんど一緒か・・・と思いきや。
特に二日目は、昨年が「基準財政収入額」や「基準財政需要額」の説明に時間が割かれたのに対し、今回は「実質公債費比率」と「将来負担比率」が最大の焦点と、講義内容はかなり違っていました。(慣れない用語でよく分からないですよね。適当にスルーして下さい^^;)

先生が特に強調して繰り返した言葉は、
昨年は「単年ではなく、経年変化で見ること」。
そして今年は、「単独ではなく、ルイダンと比較して見ること」。

人口規模や産業構造の比率が同じ自治体を、『類似団体(ルイダン)』と言います。市原市でいえば、平成24年度の統計では県内は市川市、松戸市、野田市などで、全国に51市あります。
自分の市の財政の資料だけを見ていると、「まあ、こんなものなのかな」と思いがちですが、似通った状況の他市と比較することで、今まで見えなかった我がまちの特徴があぶりだされてくるのです。
よく、子育ては「他人の子と比較してはいけない」と言われますが、こと自治体財政分析に関してはその反対、というわけですね(笑)。

休憩中のエピソードをひとつ。
ちょうど隣の席に座った方が、私の故郷・信州の、白馬村の議員でした。
私の市原市の決算カードを覗きこみ、「固定資産税の徴収率が90%以上ですか、いいですねえ」としきりに羨ましがります。
白馬村の徴収率は、スキーブームが去った後の観光産業の落ち込みで、何と50%台なのだそうです。村が民事訴訟を起こすか、いや、そんなことをしたらますます倒産企業が増えて、持ちつ持たれつの村の財政はもっと追い込まれてしまう、と村議会も紛糾しているのだとか。

何はともあれ、財政漬けの二日間。中身の濃い、述べ10時間以上にわたる講義でしたが、集中していたのであっという間でした。
後はこれをどう自分のものにして市政に還元していくか、です(^^)。


市原に戻って今日は早朝の八幡宿の駅立ち、市制相談、午後は三男坊の高校の保護者会と、フル回転でした。

明日からまた二日間にわたって都内で研修です。

市町村財政特訓中。

2014-04-14 | 財政
昨日から、財政の研修で日野市に来ています。夕べは富士電機の研修宿泊施設に一泊しました。



『よくわかる市町村財政分析』
講師は、多摩住民自治研究所理事長の大和田一紘氏です。


「今晩、宿題ちゃんとやっておいて下さいね」一同、苦笑い。

実は、昨年も同様の研修に参加しました。その時は分かったつもりでも、常に接していないとなかなか身につかないものです(^^;; 。
昨日は、決算カードや財政状況資料集・類似団体比較カードなどを使って、歳入や歳出の分析のコツを勉強しました。
夕張市の財政破綻を教訓に、自治体のお財布の中身の見える化を図るために、今はあらゆる決まりができていて、住民に公開されています。決算カードなどはいわば自治体の家計簿のようなものなのですが、これらは専門用語と細かい数字の羅列ですから、これが読み取れないと意味がありません。

でも、やっぱり市民にはなかなか分かりにくい。昨今は、市民団体が独自に調査して市民目線で書いた「わがまちの台所事情」のような財政白書があちらこちらで出されています。
会場には、これらの資料も所狭しと並べられ、販売されていました。


今日はこのブログを2日目の講義が始まる前の会場で書いています。今日も集中して学んできます(^o^)/

金よりも知恵を出す

2014-02-13 | 財政
昨日、来週から行われる定例議会に先立って、議案や予算案などについての議員向けの説明会がありました。

その時渡された、133ページからなる来年度の当初予算案の概要。


今日改めて目を通したのですが、年々内容がわかりやすく丁寧になっているという印象を受けました。
議員の負託を受けて3年目、自分も多少見慣れてきたせいもあるのかもしれませんが、そのことを差し引いても、「理解してもらいたい」という担当者の想いが伝わってくる気がするんです。
昨今の財政状況の厳しさや情報公開の流れが背景にあるのかもしれませんね。

さて、来年度の市の財政は、国が「景気は緩やかに回復しつつある」としてはいるものの、海外景気の下振れや消費税率の引き上げなどの要因でとても流動的で、予測が非常に困難だったようです。
臨海部の大手企業などから入る法人税はちょっぴり増えるだろうけれど、子ども医療費や生活保護費など福祉にかかるお金がそれ以上に増えるので、貯金をかなり取り崩さなければならないというようなことが書いてありました。
市原市は昨年、市制50周年にして初めて地方交付税の交付団体となりました。これは要するに、今まで受けてこなかった国からの仕送りを初めて受けるようになった、ということです。自前の収入では不足が生じるようになったためで、今後も市の財政は厳しい状況にあることが想定されます。
無駄を省いた効率よい行政運営と、議会のシビアなチェックの目がますます求められる時代ということです。

さて、そんな厳しい状況の中、予算案書では「ゼロ予算事業」も紹介されていました。
来年度の新規事業を拾ってみると・・・

アリオ市原の店舗内のデジタル広告に市の情報を紹介してもらう
・商工会議所や観光協会と連携して「いちはらの名産品」をPRする
鶴舞桜ヶ丘高校の生徒に、同高で栽培する農産物を使ったメニューを考案してもらい、それを協力店で販売することで、市民に地産地消をPR
・警察と連携して、振り込め詐欺の被害対策として、迷惑電話を拒否する「迷惑電話チェッカー」を市民に無料貸し出し
・学校での食物アレルギーによるアナフィラキシーショックについての研修会の実施
・英語の体験的な学習活動としてイングリッシュキャンプを実施

など。
もっとも、人件費はかかっていますから、厳密にいうと「予算ゼロ」ではないのですが、「金よりも知恵を出す」という精神で取り組む事業です。
こうしてみるとやはり地域の諸団体との連携・協力が大きなカギですね。

これら来年度予算案の審議は、定例議会後半の3月中旬に行われます。

極限まで簡単に

2013-06-02 | 財政
今日も、『「広報いちはら」を見て思う』 の第2弾です(笑)
今回は、4面・5面の、「平成25年度予算」について。

市民の皆さんから預かった大事な税金がどのくらいで、それを今年度どのように使うか、というとても大事な情報です。
紙面はカラーで構成もすっきり見やすいですね。特に『家計に例えるとどのくらい?』のコーナーなんか、年収500万円の家庭の家計に置き換えていて、ぐっと身近に感じることができます。
へ~、医療費(生活保護費や各種手当)が毎月10万円近くもかかっているんだ・・・とか、
え、貯金は月々203円ぽっち??・・・なんて。

でも、やっぱり全体的にわかりにくい。独特の用語が難しいんですよね。
「第3セクター等改革推進債の活用」とか、「ネーミングライツの導入」「受益者負担の適正化」「プライマリーバランスの均衡」「経常的財源」「財政調整基金」・・・・・

近頃は、中学生でもわかるように予算概要の表現を工夫したり、市民団体が市民目線の財政白書を作ったりするなど、わがまちの財政状況をいかに住民に知らせるか、という取り組みに力を入れている自治体がどんどん増えてきました。

「税金は少しでも安く」と住民が願うのはいつの時代も同じですが、それでも経済が右肩上がりの時代は、いったん払ってしまえば後の使い道はお上にお任せ、という感覚が、多くの人にあったのではないでしょうか。
ところが、現在のように経済状況が悪化している時代では、行政のお金の使い道に対する住民の眼は、格段に厳しくなりました。また、行政側も、苦しい台所事情を住民に知らせてどうにか理解してもらう必要性が高まってきました。
昨今の、各自治体が財政状況の公開に工夫を凝らす傾向は、そんな社会事情が背景にあるのですね。

市原市は、以前から財政白書を発行するなど前向きに取り組んでいる方なのですが、限られた紙面で誰もがわかるように伝えるって、本当に難しいと思います。

それだけ、自治体財政は複雑ってことなんですね。


ちょうど昨日の話なのですが、
つけっ放しにしていたTVから、
「これからの科学者は、コミュニケーション能力が必要だ」というフレーズが耳に入ってきました。
複雑で専門用語が多い科学の世界でも、専門家に対してだけではなく、一般の人にもわかりやすく伝えることができる能力が求められる時代である、というのです。

あのアインシュタインも、こんなことを述べていたそうですよ(^^)

物理学の理論を説明するときは、子どもでさえも理解できるように極限まで簡単に。ただし、省略してはいけない

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