市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

いちはら派遣村

2012-12-16 | 労働
総選挙が終わって、今続々と当確が出ています。
結果はさておき、今回の市原市の投票率、57%。
思っていたよりも伸びなかったなあ。60%にも届いていない。一言、残念です。


さて、今日は地区労事務所にて毎年恒例の「いちはら派遣村」が開かれ、私も相談員として参加しました。



勤め先が数年前に倒産して以来収入がなく、家族もなく、知り合いのアパートに間借りをしている。
身体を壊しているので働くこともできず、保険証もないので診療も受けられない。

政権がどうなろうとも、市民の身近な問題に淡々と向き合う。
今の私ができること、しなければならないことです。

写真は同じく相談員の及川議員、中丸弁護士と。


若者のキャリアを支援する 「ジョブカフェ ちば」訪問

2012-08-12 | 労働
JR船橋駅南口の目の前にあるビルの一角に、「ジョブカフェ ちば」はあります。
平成16年に経産省のモデル事業として県が始めた、若者の就活をサポートする施設です。

昨日、山本さんや県ネットの何人かと一緒にこちらにお邪魔してきました。



入口には案内の職員が常駐していて、戸惑っている若者を見かけるとすぐさま声をかけていました。
毎日180名もの若者がここを利用しています。

職員手作りの掲示物。


こちらは、「ちょこっと相談」コーナー。予約なしで気軽に20分間相談できます。


もちろん、予約してじっくり相談できるスペースもありました。


こちらのスペースでは、セミナーが行われていました。

セミナーや研修は、年間約200回も行っているそうです。
2週間の短期集中講義、名付けて「必勝倶楽部」なんていうプログラムもあります。
市町村、大学、高校などへの出張サービスも積極的に行っています。



ところで、ジョブカフェとハローワークでは、いったい何が違うんでしょうか?

ハローワークは厚労省の管轄で、対象年齢は問わず、求職者を実際に個々の企業と結びつける役割を果たしているのに対し、
ジョブカフェはその前段階。
対象年齢は44歳まで(以前は34歳までだったが、徐々に引き上げ)で、
失業中の若者に対しては就職に至るまでの情報やスキルを提供し、企業に対しても求人活動支援をすることで、若者と企業との橋渡しをしています。

「ジョブカフェ ちば」では、昨年度の新規登録者は約9千人。うち、就職決定はほぼ半数です。
市原市からも714人が訪れていました。
昔との違いは、まず新卒者の割合が多くなってきたということと、
以前は就職のノウハウを教えることが中心だったのが、今はノウハウだけではなく、精神面で支え、背中を押す必要性が増えてきたということでした。


それにしても、
モデル事業として始まった当初の事業費こそ約5億円でしたが、経産省からの補助金は毎年減らされ続け、今年はついにゼロ。代わりにほとんど県が負担し、あとは厚労省と船橋市の分を合わせても総事業費は2億円と大幅にダウンしてしまいました。
事業費の削減による影響は、8割を占める人件費をもろに直撃し、今年度は職員が10人も減らされました。
現在、正職員はたったの2名で、25名のキャリアカウンセラーは全員年契約の非正規職員です。

相談に訪れる若者に対し正規雇用を勧めるカウンセラーが実はみな非正規職員だなんて、何て皮肉なんでしょう・・・。


依然として雇用状況が改善されず、特に若者の就職難が深刻な問題となっている中で、
国は若者支援と言っておきながら、いったい何を考えているのでしょうか(-"-)

デキちゃった婚

2012-04-30 | 労働
今日は5月1日、労働者の日・メーデーです。
市原地区でも、五井駅東の総合公園イベント広場で10時から集会が行われました。



今年は例年より若い方が多いように感じました。
若者が労働者としての自分の権利に敏感になり、組合に参加するのは頼もしいことではありますが、昨今の若者の労働環境の厳しさを反映しているようでもあり、少し複雑な心境になりました。
会場には、JAL不当解雇撤回裁判原告団と首都圏建設アスベスト訴訟統一原告団の方々も参集されました。
それぞれの訴えには非常に胸打たれました。

閉会後は皆でパレードです。


「オザワさんは、一番前で横断幕持ちなよ」
と言われ、喜んで先頭に立たせていただいたまでは良かったのですが、
出発直後、これまで怪しかった空模様が急速に崩れ出し、全身びしょ濡れに・・・。
でもまあ、これもいい経験でした(^^)


午後は議会改革プロジェクトチームの会議を経て、事務所へ。
事務所入り口のギャラリーでは、ちょうど作品の衣替えをしていました。
今月の展示は、海保にある「夢陶房」の吉川ご夫妻の作品です。



コチラ、ご覧ください!
市長賞、県労連会長賞という素晴らしい受賞歴がある作品の写真です。



名付けて、『出来ちゃった根(できちゃったこん)』。
この写真を使った年賀状で、年賀状普及協議会より年賀状大使にも任命されたそうです。

大根は自然にこのような形になったのだそうですが、吉川さんのネーミングの妙にはしばらく笑いが止まりませんでした。
5月いっぱい展示しておりますので、皆さまもぜひお立ち寄りくださいね(^^)/

いちはら派遣村

2011-12-20 | 労働
昨日、五井駅近くの地区労事務所にていちはら派遣村が開設され、私も岡村さんと参加してきました。


私自身、4年前に勤めていた病院が放漫経営により破綻。
職員はみな何も知らされないまま、一か月半もの間無給で働かされた挙句、離職票すら出してもらえずに放り出されました。

当時、ユニオンや地区労の皆さんには、どれだけ支えて頂いたことか!
そんな私が、今年は派遣村の新米相談員として参加しているのですから、
人の運命って本当にわからないものです。

派遣村では、地区労・議員・弁護士が、それぞれ労働・生活・法律の相談にあたります。
炊き出しのカレーを用意して、訪れる人を待ったのですが・・・・・

終わってみれば、たったの二名でちょっと拍子抜け。
でも、少ないことは喜ばしい事なのでしょうね。


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