ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

20年ホークス回顧

2020年12月24日 | ホークス
寝て待っていたら、果報が届いた。
岡村大八選手 札幌へようこそ
詳しいことは後日に改めて語るが、日本史の教科書に載った人物だね
・・・と思っていたら、それは岡本大八だった
<慶長年間に幕府がキリスト教の禁教を強めるきっかけをつくった

ヨタ話はさておき、きょうは今季のソフトバンクを振り返る。
2季連続のV逸で正念場となった今季だが、73勝&勝率0.635
2位ロッテに14ゲーム差をつけて、パ・リーグ王者に返り咲いた。
日本シリーズは読売を相手に「2季連続4連勝」を遂げて、
改めてその強さがクローズアップされた。

しかし、みなさんは覚えているだろうか。
10月9日に2位ロッテとのゲーム差がゼロになったことを
そこから破竹の12連勝を遂げて、
10月のみで貯金18をつくるとは思いも寄らなかった。

この神がかりのラストスパートを導いたのは2人の変態と考える。
ひとりは「投の変態」モイネロ
今季の投手陣は東浜や柊太が戻った一方で、甲斐野や純平がリタイア。
しかし、8回を任されたモイネロが38ホールドを挙げて救援陣を支えた。
そのモイネロのどこが変態かと言えば奪三振率
今季のパ・リーグの奪三振王は、ソフトバンク千賀とオリックス山本。
奪三振率は千賀11.08。山本10.59。ともに立派な数字だ。
ところが、モイネロは投球回数が2人の半分以下の48でありながら、
奪三振率14.44と2人をはるかに上回る。かなりオカシイ
ちなみに奪三振数77は、ロッテの石川と並び、楽天の岸を上回る。

もうひとりは「打の変態」ギータ
ほぼリタイアしていた昨季のうっぷんを晴らす活躍でMVP獲得。
最多安打(146本)のタイトルに加えて、打率・本塁打・打点も
すべて上位三傑入り。OPSは唯一の1点台をマークした。
ただ、この漢の凄さは数字のみでは測れない。
その常識外れの打球がチームをどれだけ勢いづけたことか。
興味がある方はYouTubeで「ギータ 変態」と検索してほしい。
いくらでもパ・リーグTVのダイジェスト動画を発掘できるはずだ。
なお、動画を見る際は、ソフトバンクの投手たちの口の動きにも注目。
援護してもらったのに、多くが「コワ」「エグ」「ヤバ」「ウソ」などと
動いている。味方投手をドン引きさせる怪物。それが現在のギータである。

この怪物2人がパ・リーグ制覇を導いた今季は、
「日本シリーズMVP」栗原陵矢に代表される若手の台頭もあった。
シリーズ4戦で年俸1千万円の7割(MVP賞金700万円)を稼ぎ、
オフの契約更改で年俸4.4倍増を勝ち取った栗原の存在は、
他の多くの若手の刺激になっているはずだ。
来季は誰がブレイクするのか、今から楽しみにしている。

  • 天皇杯
準々決勝は、秋田3対1福山 徳島3対0ホンダ
福山もホンダもここまで。桐耶にはホンダでのラストマッチになった。
ホンダから2点を先取した鈴木徳真は筑波大OB 母校の仇討ちかな。
27日の準決勝は、川崎対秋田@等々力 G大阪対徳島@パナスタ
奇しくも青系クラブが四つに組むことに。