ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

柏戦の展望

2020年02月22日 | コンサドーレ
昨夜のJ1開幕戦は、湘南2対3浦和
「苦手のフライデー・ナイト」の試合で浦和が初勝利。
石原&山田の「元浦和」のお礼参りゴール。
レオナルドのJ1デビュー戦ゴール。
VAR判定によるPKと失敗。てんこ盛りの一戦だった。

新型肺炎への不安はさておき、サッカーがある週末はやはり心躍る。
札幌のリーグ初戦は何が起きるだろうか。きょうの柏戦を語る。

ちばぎん杯で中村が負傷離脱したので、柏のGKはスンギュで確定。
ソンユンとは「韓国代表GK対決」となる。
だからと言って、堅い展開になるかと言えば、疑問に思う。
理由は過去の「ネルシーニョ対ミシャ」の戦績
その歴史は2009年~17年の8季(柏がJ2だった10年除く)に及ぶ。
  • 第1ステージ【ネル柏対ミシャ広島】
09年:柏1対1広島 11年:広島1対3柏
  • 第2ステージ【ネル柏対ミシャ浦和】
12年:浦和1対0柏 柏1対2浦和
13年:柏2対6浦和 浦和2対1柏
14年:柏3対2浦和 浦和3対1柏
  • 第3ステージ【ネル神戸対ミシャ浦和】
15年:神戸1対1浦和 浦和5対2神戸
16年:浦和3対1神戸 神戸1対3浦和 17年:神戸1対3浦和

補足すると、09年はネルの途中就任のため、11年はミシャが足の治療で一時離脱したため、
17年はネルもミシャも夏場に解任されたため、それぞれ対戦は1戦のみとなっている

全13戦の戦績は、ミシャの9勝2分け2敗
特筆すべきは双方スコアレスが1戦も無いこと
「0」が付いた試合も1戦のみだ。さらに、波乱の展開も目立つ。
13年の浦和6得点や、15年の浦和5得点もさることながら、
14年の浦和3得点の試合では、柏が黄紙6枚を食らい2人退場
ちなみに退場者の1人は、柏の守護神・菅野孝憲だった。

このような過去の傾向を考えると、「3点以上獲った方が勝つ」
そんな撃ち合いになりそうな予感がある。
双方の前線を眺めると、それを成し遂げそうな人材が並ぶし。

柏はオルンガとクリスティアーノの両外国人がやはり手強い。
特にオルンガはただの「速い・高い・強い」アフリカンではない
ちばぎん杯の先制点を見たが、CB間の巧みな位置取りを見るに、
かなりクレバーなFWだろう<工科大卒で工学士資格を持つらしい
ただ、この2人を警戒して引いてしまうと、空いたスペースに顔を出す
江坂&瀬川の「札幌キラー」2人が厄介だ。
両WBを含めて、DFがズルズルと下がるのは禁物と考える。

そして、ちばぎん杯もルヴァン杯初戦もクリーンシートを遂げた
鎌田&染谷のCB2人。FC東京のアカデミーや流経大で
先輩・後輩の間柄だっただけに、かなり息が合っている。
京都で染谷とプレーした菅野や駒井による攻略法伝授を期待する。

いずれにせよ、「撃ち合い上等」の覚悟で恐れずに開幕戦に臨むべし。
そして、控えと予想される山なんとかへの大ブーイングも忘れずに。