ゆらぎのとき・7
眼の前に黒い影のようなものが
ぬ~っと現れる・・・。
透明「やっと出てきた
・・・・言葉話せる」
眼の前に黒い影のようなものが
ぬ~っと現れる・・・。
透明「やっと出てきた
・・・・言葉話せる」
その黒い影は、頭らしき部分を
コクリと曲げる・・・。
透明「このコインで縛られた・・・。
そんなところかな」
「」
透明「それじゃなきゃ、こんなに不安定に
存在するのも理解できないからね
君は・・・魄鬼(はくき)かな」
魄鬼「・・・う・・ん・・・。」
やっぱりな~・・・・当時、この業界で
かなり流行ったもんなぁ~
魄鬼(ハクキ)
正式には死魄鬼(シハクキ)と言い、月の影から
生まれる魂魄の欠片を集めて使役する
式神とは違う第二の使役対象として一時期、
この界隈で使役するものが多かった・・・。
この魄鬼は式神とは違い、自分の気質を与える
必要がなく、満月の日に必要な魄を与える
ことで契約を更新することが出来たため、
かなり術者にとってはメリットが大きい
しかしそんな魄鬼も、新月の日には
動けなくなる致命的な弱点があり、
その上、大気の霊に近い存在のため、
知恵や感情も持ち合わせてはないことから
必要な教育を施し、仕事をこなして
もらわなければならない手間もあったせいか、
今では使役するものも少ない・・・。
透明「(・・・この子・・・感情や知恵も
ありそうなところを見ると、誰かに
使役されてたんだよなぁ~)
・・・・君の主はどうしたの」
魄鬼「・・・・・・いない・・・。」
透明「」
続く・・・。
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