

透明「智則くんは、その子のこと好きなの
」

智則「えっ
いやいやいやいや




そういうわけじゃぁ~
」

透明「どういうこと

そこまで、相談されるって・・・。」
智則「そうじゃないんです

その子は、俺の好きな人の親友で、
俺が昔、霊感があったと聞いたから、
俺の好きな子が俺に相談してきたんです
」

透明「えっ
・・・やっぱり下心
」


智則「あっ
しまった
」



透明「はぁ~
・・・まあ、良いけど


それじゃぁ~、智則くんはその子に直接
相談されたわけじゃないんだね
」
相談されたわけじゃないんだね

智則「そっす
」

透明「なるほどね
・・・それじゃぁ~、今回の話は

首を突っ込まないことだね
」

智則「えっ
」


透明「もし、その子が君に直接お願いしに来たのなら、
私も色々視てみようと思ったけど、直接頼まれて
いないのであれば、止めておいた方がいい
」

智則「そんなぁ~
先生らしくないじゃないですか~
」


透明「私をどういう目で見てるの

智則くん
人を助けるというのは、責任を持つ


ということでもあるんだよ
」

智則「えっ
」


透明「その情報は、本当に正しいの
」

智則「どういうことですか
嘘ってことですか
」



透明「いや、そうはいっていない

もし、今の話が全て実際に起こっていたとすれば、
私なら、君に頼んだりはしない
ということだよ
」


智則「
」

透明「実際にそれが霊の仕業だと言うのであれば、
もっと、専門の人間に依頼すると思うし、
状況的にも、命に関わるマズイ状態だから、
君にどうこうして欲しいと言っている場合じゃ
ないんじゃないかなぁ~

ないんじゃないかなぁ~


それに、その話だと、霊がおこしているとも
言い切れない事象ばかりだしね・・・。」
言い切れない事象ばかりだしね・・・。」
智則「そ、そうなんですか
」


透明「まあ、急転直下でこういう事がある人は実際にいる

私も沢山見てきているから、それ自体はありえる
のだけど、そういった内容が全て霊が引き起こしたと
いうのは考えにくい
・・・まあ、何らかの関わりが
あるときもあるけどね
」

あるときもあるけどね

智則「まじですか
・・・ということは、俺って・・・。」

透明「君が好きな人が嘘を言っているとは思わないけど、
実際に、その子にお願いされたのでなければ、
君が出るべきではないということだよ
」
君が出るべきではないということだよ

智則「うわ~っ
俺って、チョ~道化じゃないですか~


確かに、俺は責任持てないし、その子に直接お願い
されてないから、お呼びじゃないですよねぇ~



うわ~っ
なんか、スゲー気持ち悪い
」


透明「まあまあ
君の好きな人は、本当に君が頼りに


なると思って言ったのかもしれないから、
そこまで悲観的になる必要はないけど、
直接お願いされていないのであれば、
余計なことは避けておいた方がいいよ
」

智則「わかりました
先生、すみませんでした


このことは、また報告に来ます
」

透明「えっ
あ、う、うん
」


そう言うと、智則くんは一目散に帰っていった・・・。
一体何だったんだ



後日・・・またもや智則くんの予約が入っている・・・。
なんか、嫌な予感が 

続く ・・・。







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